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ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (11)

  • シロクマの屑籠

    ※この文章は映画『トラペジウム』のネタバレを平然と含んでいます。心配な人はブラウザバックしてください※ 『トラペジウム』、褒めてる人もみんな微妙に褒め方違うし、違うのにみんな凄く思い入れと自信があるし、なんか感想がだんだん自分語りっぽくなっちゃうし(オレも実際そうだった)、なんかこう「ロールシャッハテスト映画」なんじゃねぇかなぁ、という気がするんですよね……— 前島賢(大樹連司) (@MAEZIMAS) 2024年6月10日 前島賢さんがおっしゃるには、映画『トラペジウム』はロールシャッハテストであるという。実際、X(旧twitter)では色々なオタクの人がこの作品について色んなことを言っているのを目にした。そこで私も観に行ってみることにした。噂にたがわず、お客さんは少なかった。 「アイドルを目指す主人公が、東西南北(仮)という四人組をつくってアイドルを目指す作品、今流行のギスギスシーン有

    シロクマの屑籠
    yookud
    yookud 2017/05/07
  • 【たすけて!所属欲求!】1.承認が足りないおじさん・おばさんは所属しろ! - シロクマの屑籠

    *これから、所属欲求についてのブログ記事を連載します(全三回)。承認欲求はよくわかるけれど所属欲求はよくわからない人、『認められたい』の拡張パッケージ的な文章が読みたい人に、特にお勧めです。* 認められたい 作者: 熊代亨出版社/メーカー: ヴィレッジブックス発売日: 2017/02/28メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る はじめに 新著『認められたい』では、承認欲求と所属欲求について、なるべくわかりやすく解説したつもりです。それでも、よく見かける承認欲求という言葉に比べて、所属欲求という言葉はイマイチわかりにくい読者さんもいらっしゃったかもしれません。 また、執筆段階では十分意識できていませんでしたが、最近、ネットユーザーのモチベーション源として、所属欲求が承認欲求に並ぶほど機能しているさまが捉えやすくなってきました。2010年代後半のネットユーザー

    【たすけて!所属欲求!】1.承認が足りないおじさん・おばさんは所属しろ! - シロクマの屑籠
    yookud
    yookud 2017/03/16
    「最近、ネットユーザーのモチベーション源として、所属欲求が承認欲求に並ぶほど機能しているさまが捉えやすくなってきました」「承認欲求を(略)生き甲斐にしていられる時期は、そんなに長くはありません」
  • 「分断」するのが当然な社会と、その背景 - シロクマの屑籠

    diamond.jp アメリカ大統領選挙でトランプ氏が次期大統領と決定してから、やたらと「分断」という文字を見かけた。 私はトランプ氏が大統領になるとは予想していなかったから、選挙結果に驚いた。しかし、アメリカ社会が「分断」している、ひいては、日でも「分断」が起きているということは知っていたし、みんなも知っているんじゃないかなぁと思っていた。 そもそも、選挙戦の最中から「分断」を示唆する兆候はみえていたはずだ。「分断」があればこそ、史上最低といわれる選挙戦が繰り広げられたわけだし。 しかし、命視されていたヒラリー氏が敗れた後、ようやく、または久しぶりに「分断」を意識した人も多かったようだ。少なくとも、幾つかのメディアにはそのような論調が滲んでいた。このことは、「分断」に気づかないまま日常生活を送れるか、見て見ぬふりをしながら日常生活を送れるような素地が、アメリカ社会や日社会に存在して

    「分断」するのが当然な社会と、その背景 - シロクマの屑籠
  • 誰に語りかけた「真実」だったのか?――ネットの結び目の変化と意識の変化 - シロクマの屑籠

    先日の記事に、文芸評論家の藤田直哉さんから以下のツイートを頂いた。 あったあった。「ある」という思い込みが(ぼくに)あった。「インターネットに「真実」があったのは、何年前ぐらいまでだったのか - シロクマの屑籠 (id:p_shirokuma / @twit_shirokuma) URL 2015-07-13 22:34:19 via Twitter Web Client これを読んでふと思い出した。 西暦2000年頃の私も「インターネットにはテレビや新聞に載ってないたぐいの真実(実話)がある」と間違いなく思い込んでいた。藤田さんもそうだったらしいし、私のネット仲間達もそうだったと思う。 でも、当時の「ネットには真実(実話)が書かれている」は、読み手としてそう思い込んでいただけではなかった。 あの頃の私達は、ネットの読み手であるとともに書き手でもあった。ROM(read only memb

    誰に語りかけた「真実」だったのか?――ネットの結び目の変化と意識の変化 - シロクマの屑籠
    yookud
    yookud 2015/07/21
    「十年以上前の(略)彼らのウェブサイトはWWWという世界的な情報ネットワークに接続していたけれども、その実、彼らの意識は自分と趣味や境遇をシェアできそうな人間のほうを向いていた」
  • インターネットに「真実」があったのは、何年前ぐらいまでだったのか - シロクマの屑籠

    十数年昔のインターネットに、私は「真実」を期待していたと思う。 その「真実」は、今、どこに行ったのだろう? 「ここには人間の生の声が転がっている!」 私がネットサーフィンにも大分慣れてきた頃、インターネットには「真実」が書き込まれていた。ここでいう真実とは、公式採用されるようなアナウンスではなく、人間の生の声のことである。テレビや新聞には現れて来ない、パブリックな会話のなかでも聞かれることのない、しかし人間の音のある部分を構成しているのが明白な、そういう呻きや嘆きや怒りといったものだ。 00年代前半までのインターネットには、そうした人間の生の声・編集の入らない声が無造作に転がっていた。例えばある医師のホームページには、当直時間中の嘆きやボヤキが赤裸々に綴られていたが、それは誰にも咎められることもなく、炎上することも削除されることもなく、数年にわたって公開されていた。今日のセキュリティ感覚

    インターネットに「真実」があったのは、何年前ぐらいまでだったのか - シロクマの屑籠
    yookud
    yookud 2015/07/14
    「検索の手が届きやすい場所に溢れているものは、キャラクタライズされたもの、編集されたもの、なにより、他人の評価のまなざしに触れると意識されたメッセージである」
  • お金がなければ恋愛できない社会。 - シロクマの屑籠

    若者が草化した当の理由 - Willyの脳内日記 リンク先では、若者が恋愛志向でなくなった理由として、「経済的に貧しくなったからだ」と断言している。若者の行動に経済事情が大きく関わっていることを否定する必要は無いが、それを「当の理由」として「断言」するのは語調が強すぎる、と感じた。 例えば、アジアやアフリカの途上国を思い出してみてほしい。途上国の若者は、現在の日の若者と比較してさえ、経済的には貧しい。もし、経済的な貧しさが若者の草化の鍵だとしたら、貧しい国々の若者こそ草化していそうなものだ。 あるいは過去の日。さだまさしや中島みゆきが流行していた頃の日は、もっと若者が貧しかったはずだ。独り暮らしといえばバストイレ共同の木造アパート、現在の基準からすれば不便な(ときには不潔な)生活をしていた頃、草系の若者は流行していただろうか?そうではあるまい。恋愛結婚の機運が高まるなか、

    お金がなければ恋愛できない社会。 - シロクマの屑籠
  • 我欲と暁美ほむら - シロクマの屑籠

    劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語 【パンフレット】(初回生産限定版) 出版社/メーカー: ワーナーメディア: パンフレットこの商品を含むブログ (5件) を見る 『劇場版まどかマギカ叛逆の物語』が公開されて12日経った。そろそろネタバレの絡んだ感想を書いても怒られにくいかなと想像して、暁美ほむらがやらかした事、やってくれた事について、印象深かったことを書き残す。 暁美ほむらは、「愛よ」と言った 『叛逆の物語』の終盤、重要なシーンで暁美ほむらは「愛よ」と言った。 その直後、彼女は円環の理を“違反”し、概念と化したまどか神から、学生まどかを引っ張り出した。この一連の出来事について、ほむらは「まどかの決定そのものを覆したわけではない」と断ったうえで、自分自身が円環の理からはみ出したことは認めている。驚くキュウべぇには、そんな自分自身を「悪魔」と比喩してもいた。 私は思った。

    我欲と暁美ほむら - シロクマの屑籠
    yookud
    yookud 2013/11/25
    「「まどかを守りたい」「まどかを守れる私になりたい」というTV版のほむらの願いは、御託に過ぎないというか、迂遠だった」
  • 福祉は生きる意味や赦しを与えてはくれない - シロクマの屑籠

    こちらの宗教記事に、“空飛ぶスパゲッティーモンスター教”の方から、ネタ記事をトラックバックして頂いてとても面白かったけれど、ちょっと考えさせられるフレーズがあったので、まとめてみます。 でも、福祉やらなんやらが発達した現代では宗教の役割がかつてより薄まったのは事実だとも思う。メンタルヘルスケア用のツールとして付かず離れずのところに置くのが適当なところなのかなあ。 2013-11-21 20:22:58 via Twitter for Android 「福祉やらなんやらが発達した現代では宗教の役割がかつてより薄まったのは事実だとも思う」。私自身は福祉職ではありませんが、普段、福祉とデスクを隣り合わせにして働くような立場にいます。職業柄、ともすれば福祉利用者からは「福祉のメンバーみたいなもの」と観られているかもしれません。 そうやって、福祉界隈の空気とか日常風景をみていると、福祉が発達した現代

    福祉は生きる意味や赦しを与えてはくれない - シロクマの屑籠
  • オタクのソロプレイを続けるためには、才能が要る - シロクマの屑籠

    地方オタクの歳の取り方と、首都圏の人脈について - シロクマの屑籠 昨日書いた上の記事に、「地方でひっそり独りでオタクやってるヤツもいる」「オタクにコミュニティなんて要らないんじゃないか」的なコメントをはてなブックマーク上で頂いた。 地方に限らず、オタクコミュニティに一切所属せず、ソロプレイでオタクをやっている人は現在進行形ではたくさんいるだろう。“オンラインコミュニティにだけは所属している”人も含めれば、その数はもっと多くなるに違いない。 そうじゃない。私が問題にしたいのは、「オタクのソロプレイって、始めるのは簡単だけど、続けるのは難しいんじゃないですか?」ってところだ。一匹狼オタクを気取るのは簡単だが、一匹狼オタクをいつまでも続け、それなりの情熱を維持できる人間は限られている。だからコミュニティに属しにくいエリアに住んでいると苦労するんじゃないのかな……と思うのだ。 オタクに限らず、特

    オタクのソロプレイを続けるためには、才能が要る - シロクマの屑籠
    yookud
    yookud 2013/11/24
  • 願望器としての美少年/美少女――キャラを消費するということ - シロクマの屑籠

    オタクはありのままのキャラクターを愛でているのか? 萌えたりブヒったりしている時にオタクの脳内では何が起こっているのか? このあたりは、東浩紀さんが『動物化するポストモダン』で書いた“データベース消費”というモデルでだいたい説明されていると思う*1。とはいえ、何度触れても滋味深い話だし、最近は人間もデータベースとして消費されがちなので、ここでは『Fate/Zero』っぽい喩え話を書いてみようと思う。 キャラクターは、その人の欲望を盛るための器でしかない。 『Fate/Zero』風に言うと、オタクにとっての美少年/美少女キャラクターは、聖杯にあたる。願望器、ということだ。現代のキャラクター愛好家達は、実際には、キャラクターそれそのものを愛しているのではない。そのキャラクターにお手盛りした願望や欲望を愛している、と言ったほうが現実に即している。 その最たるものが、ニコニコ動画などでよく見かける

    yookud
    yookud 2012/10/17
    「キャラクターに投げかける自分自身の欲望や想像をひっくるめて楽しむのは、オタク界隈においては一種の作法のようなものだ。」
  • なぜ少女が湯水のように消費されるのか――男性オタク界隈における少女の消費状況について―― - シ口クマの屑籠(汎適所属)

    今となっては違和感を表明する人もあまりいないが、深夜アニメやライトノベルといった現代のオタク向けコンテンツには、たくさんの少女が登場しては湯水の如く消費されている。『けいおん!』や『魔法少女 まどか☆マギカ』のような、男性が絶無に等しいキャラクター構成が、例外ではなくオーソドックスになったことは、当は驚きに値することではないだろうか。どうして男性オタク界隈でこんな事が起こっているのか?以下に、考えてみようと思う。 1.エロという身も蓋もないニーズ(古典的に消費される少女) アカデミックな議論では無視されがちだが、ベタで重要な要因の一つ。 極めてシンプルに、セクシャルに、「鑑賞対象としてもエロい想像を膨らませる対象としても、少年よりは美少女を見ているほうが気持ちいいから」という身も蓋もない理由。こうした古典的なニーズをよく反映しているのは同人誌の世界である。『けいおん!』のような、エロ消費

    なぜ少女が湯水のように消費されるのか――男性オタク界隈における少女の消費状況について―― - シ口クマの屑籠(汎適所属)
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