増大し続けている日本のネット通信量。総務省の最新調査では、ブロードバンド利用者のダウンロードトラヒックは約5.4Tbpsまで到達しているという。こういった状況から、光回線などのブロードバンドサービスを提供している事業者は、速度向上に大きく力を取られている。 そんななか、モバイル通信で一般的な「通信量制限」を、ブロードバンドの光回線でも行うことをNTTコミュニケーションズ(NTT Com)が発表した。 インターネット接続サービス「OCN」において、6月1日から「混雑緩和」の施策を実施。通信設備の増強などを行うが、あわせて「混雑状態が発生した場合に、同じ設備を利用している通信量が多い回線から順に、通信速度を他の回線と同じ水準まで一時的に制御する」とのことで、実質的な「速度制限」に踏み切る形だ。 適用対象は、「OCN光」「OCN光 withフレッツ」「OCN forドコモ光」などの光回線サービス