ライセンス変更や毎年の保守料金の値上がりなどOracle Database(DB)関連のコストに悩むユーザーは多い。思い切ってOracle DBをやめて他のDBに移行したい。こう考えるユーザーも多いはずだ。その際の移行先の候補として有力な選択肢となるのがOSS(オープンソースソフトウエア)のRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)である「PostgreSQL」だ。 機能の実現レベルの差とともに、Oracle DBからPostgreSQLの移行を検討する際に、大きなポイントとなるのがDBの仕様差だ。仕様差はOracle DBとPostgreSQLの「処理結果が異なる」状態の原因になる。 仕様差は機能差よりも厄介だ。仕様差についてOracle DBとPostgre SQLで比較した情報が少ない。そのうえ、仕様差があったとしても移行テスト時に異常終了することはなく、移行後の出力結果だ