タグ

ブックマーク / blog.tinect.jp (617)

  • その人がいないとみんなが困る。「ハブ人間」という生存戦略

    星野源さんのエッセイ集『蘇える変態』のなかに、星野さんが「くも膜下出血」の発症後に脳動脈瘤の再発が見つかったときの話がありました。 A先生に医師を数人紹介していただいたが、そこですぐ決めるには自分はあまりに無知だと思い、自分でも調べていいですかと訊くと「もちろんです、納得いくまで探しましょう」と言ってくれた。 医師探しは難航した。やはり難しい手術なのだなと気持ちが落ち込みそうになる。結局、以前から様々なことでお世話になっていた、笑福亭鶴瓶さんに電話で相談に乗っていただいた。 「ほんまか」 「はい」 「そうか、詳しい人たくさんおるしすぐ探すわ。まかしとき」 鶴瓶師匠、お忙しいだろうにすぐに調べて折り返し連絡をくださり、主に海外で活躍している脳外科に詳しいS先生を紹介していただいた。さっそくカルテをお送りし、検討してもらうと、この手術に適任だろうと挙げてもらったのはA先生が紹介してくれた医師と

    その人がいないとみんなが困る。「ハブ人間」という生存戦略
    youchan40
    youchan40 2017/03/02
  • 残業の減らし方について。

    時流なのだろうか。知っている幾つかの会社が、今まさに「残業削減」の取り組みをしている。 世の中で過剰労働が問題になりつつあるのは良い傾向である。自由な裁量のない状態で長時間職場に拘束されたら、誰だって心を病んでしまうからだ。 だが、具体的に残業削減のためにやらないといけないことは何?と問われると、これは結構難しい。 中には、生産性を向上させる取り組みや、ツールを導入したりといった、現在の仕事を改善していこう、という動きをする人はいるが、現場を見てみると、実際には大した効果は出ていない。 何故だろうか。 それは、残業削減の鍵となるのは「改善」ではなく、「やめること」だからだ。 例えば、あるサービス業の営業部での話だ。 彼らは持ち回りで「新聞の切り抜き」をやっていた。顧客企業の動向や、人事などの情報を共有するため、新聞を切り抜いてスキャナで取り込み、部員に配信をしていたのである。 ただ「紙の切

    残業の減らし方について。
    youchan40
    youchan40 2017/03/01
  • 人は比べたがる生き物だが、他人のつらさを否定するのはいかがなものか。 | Books&Apps

    この前友人に会って、会っていない間に会社でものすごくつらい思いをしていたという話を聞いた。 その直後に友人から「あなたの会社はどう?」と聞かれた。 誰にとっても完璧な会社なんてきっと幻だ。記事にはしていないけれど不満に思うことは当然あるわけで、会社の愚痴なんて言おうと思えばいくらでも言える。 しかし、誰が見ても「私の不満<友人のつらさ」という状態、いや、「私の不満<<<<<<<<<<友人のつらさ」くらいの状態で不満を言えるかというと、それはちょっと厳しいものがある。 私が正直にそう伝えると、友人はこう言った。 「そんなこと思う必要はないよ。その人にとっての悩みは悩みなんだから。他の人と比べてどうだとか思わなくてもよくて、自分にとって大きい悩みならそれは大きい悩みなんだよ」 自分がつらい思いをしていながら、こう言える友人はすごいと思った。こう言ってもらえたことによって、私は“大きな”不満を語

    人は比べたがる生き物だが、他人のつらさを否定するのはいかがなものか。 | Books&Apps
    youchan40
    youchan40 2017/02/28
  • 社員を脅迫する経営者、報復する従業員。

    大手飲店グループである、コロワイド社の社内報が問題になっている。 (出典URL:http://www.colowide.co.jp/datafile_new/pr_news_pdf_file_148793383651.pdf) web上ではかなりの批判を集めているようだが、知人の中には「言い方はまずいけど、社員に要求していることは間違ってはいない」と言う人もいる。 例えば、 ・会社に貢献してこそ、給与が支払われる ・勉強しなければだめ ・挨拶は大事 ・リーダーは叱るべきときに叱り、褒めるべきときに褒める。 といった内容は、ビジネス書の定番の内容である。同じことをGoogleも、松下幸之助も言っている。だから、彼らの言っている「ビジネス・商売の基となる考え方を述べたもの」という主張は間違っているわけではない。 しかし、当に「言い方」だけの問題なのだろうか。皆がこれに感じている違和感の正

    社員を脅迫する経営者、報復する従業員。
    youchan40
    youchan40 2017/02/27
  • 部下の仕事をスピードアップさせる上司と、ただ急かすだけの上司は何が違うのか?

    「部下の仕事をスピードアップする」上司は、「急かすだけの上司」と異なり、次の2つの発言を部下に対してする。 1.私は◯月◯日までに仕事を仕上げて欲しいが、これを実現するために障害はあるか?それに対して私が手伝えることはなにか? 2.◯◯という要求は必須。◯◯と言う要求は努力目標だ。 漫画:眞蔵修平 website:http://www.matthewroom.com/ Twitter:https://twitter.com/makurashuhei Facebook:https://www.facebook.com/makurashuhei 出典:ただ「急かす」だけの上司と、部下の仕事をスピードアップさせる上司のちがいは、2つの質問にある。 ティネクトの地方創生支援-人の移住よりも知の移転- ティネクトでは創業以来、数多くの地方中小企業様のお手伝いをさせてきました。地方では人材不足が問題と

    部下の仕事をスピードアップさせる上司と、ただ急かすだけの上司は何が違うのか?
    youchan40
    youchan40 2017/02/25
  • 「承認欲求の強い人」は認められず、逆に「承認欲求のない人」ほど評価されるという皮肉。

    当メディアに寄稿をしていただいている熊代亨氏から、を贈っていただいたので読んでみた。 タイトルは『認められたい』 面白いだった。 内容で私が特に気になったのは、「手っ取り早い承認を求める人々」について書かれている部分である。 熊代氏は、の中で 「ゲームやキャバクラなど、手っ取り早く承認欲求を満たせることばかりに時間を使っていると、身につくスキルがひどく偏ってしまって、将来を生きていくためのスキルがロクに身につかないまま、歳をとってしまう」 と述べる。 ****** 承認欲求と言えば、一昔前のある人物を思い出す。悪い人ではなかったが、1つだけ褒められないクセがあった。それは 「仕事を抱え込んでしまうこと」 だった。 若手で経験も浅かったその人物は、自分が引き受けられる以上の仕事を「褒められれたい」「失望されたくない」という理由で引き受けてしまい、結局後で問題が発覚する、ということもしば

    「承認欲求の強い人」は認められず、逆に「承認欲求のない人」ほど評価されるという皮肉。
    youchan40
    youchan40 2017/02/24
  • 「運」を呼び寄せるためにすべきこと

    世の中には、「運を呼び寄せるなんてオカルトだ」と主張する人も多いが、私はそうは思わない。 たしかに、世間で「運」とカテゴライズされている事象の半分ぐらいは、人の意志や選択ではどうにもならないものだが、「運」とカテゴライズされているにもかかわらず、生活習慣次第で呼び寄せられる「運」、工夫や努力によってカヴァーできる「運」もある。 そのあたりについて、ちょっと書いてみる。 “天運”ばかりはどうしようもない まず、人の力ではカヴァーしようのない、どうにもならない運について挙げておく。 ・自分がどういう家庭に生まれて来るか ・明日、大地震が起こるかどうか ・大事な試験当日に、ひどい天気になるか否か ・商店街のクジを一回だけひいて、何等賞を当てるか これらは、人がどう頑張ったところで結果を変えられない、文字どおり「運任せ」の領域である。 祈祷のたぐいでこれらを変えようとするのは、オカルトというほかな

    「運」を呼び寄せるためにすべきこと
    youchan40
    youchan40 2017/02/24
  • わけもなく時々心が苦しくなるあなたに送る、生き辛さからの逸脱方法

    ときどきわけもなく心が苦しくなる事はないだろうか? 社会には様々な生き苦しさが存在しているが、これに対するマネジメント法についての知識はみんな驚くほど持っていない。 漫画家の田中先生による様々な人の体験をまとめたである”うつヌケ”が大ヒットしているようだけど、この息苦しさからはどうすれば逃れる事ができるかについての知見を多くの人が求めているからだろう。 このように様々な人が解決方法を模索している生きにくさへの対処法だけど、実は紀元前500年にその対処法を確立した人がいるという事をご存知だろうか? 彼の名前はゴータマ・シッダールタ(釈迦やブッダとも呼ばれている)。仏教の開祖である。 生きることはそもそも苦しいことである。 仏教というと、古臭い宗教だと思うかもしれないけども、キリスト教やイスラム教といったものと比較すると非常に現実的な思想である。その知見は現代から見ても非常に勉強になるもの

    わけもなく時々心が苦しくなるあなたに送る、生き辛さからの逸脱方法
    youchan40
    youchan40 2017/02/23
  • トップ5%の人材が「やりたい」と思う仕事とは。

    あるコンサルティング会社がある。 勢いがよく、たった数年で既に数十人の規模に成長したとのこと。一人あたりの年間売上は大手コンサルティング会社を凌ぎ、クライアントの信頼も厚い。 テクノロジー分野に特化したコンサルティング会社なので、時流に乗って成長中で、コンサルタントたちの意欲も非常に高く、情報系の博士号保持者や、巨大ECサイトをチューニングしていた元エンジニアなどが集結している。 人材の獲得競争も激しいと思うが、経営者は 「採用は順調」と、余裕である。 どうやら知り合いの紹介会社を通じて採用を行っているらしいのだが、かなりの応募がきているとのこと。 このくらいの人材だと、他社からのオファーも少なくないはずだ。 「どうやって質の高いコンサルタントを揃えているのですか」と経営者に聴くと、次の答えが返ってきた。 「そうですね、まずは給料を他社よりかなり高めに設定することですね。」 「お金が重要な

    トップ5%の人材が「やりたい」と思う仕事とは。
    youchan40
    youchan40 2017/02/23
  • 一社一社への訪問を積み上げて、40万社を開拓した営業手法とは。

    こんにちは。ソリマチ株式会社、営業の高原です。 たった20年前、「モノを買う」という行為はその商品がある場所に行って、その場で購入するということが当たり前でした。 書店、家電量販店、百貨店…… 「買う」は「お店に行く」と等しい行為でした。 今では、インターネットで当たり前のようにありとあらゆるものが買えます。そして、もっとも劇的に変化したものは、ソフトウェアの購入方法かもしれません。 ただ「ソフトウェアの購入」と言っても、若干抽象的です。 ちょっとわかりにくいなあと言う方のために、1つの例をお話します。 テレビゲームをやったことのある人は多いと思います。 スマホゲームではなく、専用機のテレビゲームです。40代前後ならばファミコンやゲームボーイ、30代前後はWiiやプレステなどにどハマりした世代だと思われます。 当時、自宅でゲームをするには、例えばファミコンでは、ファミコン体を持っているだ

    一社一社への訪問を積み上げて、40万社を開拓した営業手法とは。
    youchan40
    youchan40 2017/02/23
  • 教師がクラスの「いじめ」への対処を誤ってしまう理由。

    書くつもりで忘れていたことを書きます。 あんまり一般的な話ではないです。そんな例もあるのか、という程度でご認識頂ければ。 小学校の先生をやっている知人が1人います。とあるアナログゲーム界隈でよく遊ぶ人で、たまに飲みに行ったりもします。以前、小学校の図書室でライトノベルが禁止になったという話が出た時、色々話を聞いたりしました。手前味噌ですが、この記事です。 (小学校図書室でラノベが禁止された件について、小学校教師に聞いてみた) で、また別の機会に、といっても何年か前ですが、彼と飲みの席で話したことがありました。 その時聞いた話が、自分としてはとても明快で、納得感も高かったのです。記事にする許可まで取ったのに、今の今まで忘れていました。 テーマは、「教師がクラスの「いじめ」への対処を誤ってしまう理由」。 最初はちょっと、webに上がってくるいじめ体験談やら、訴訟にまでこじれてしまったいじめ問題

    教師がクラスの「いじめ」への対処を誤ってしまう理由。
    youchan40
    youchan40 2017/02/22
  • 「アフリカの呪術師」と全面対決するため、電子マネーを導入した話。

    こんにちは。日植物燃料株式会社、代表の合田です。 今回は、前回に引き続き、モザンビークで「バイオディーゼル事業」に着手したところからの話です。 バイオディーゼル燃料事業を成立させるためには「生産」と「販売」の2つが課題です。 ですから何よりもまず、私たちは「バイオディーゼル燃料」を安定して生産できなければなりませんでした。 そこで、前回も少し触れましたが、ヤトロファの種を現地の人に提供しました。 今利用している農地にヤトロファを植えてもらうことはできませんが、今ある畑の脇に「柵」としてヤトロファを植えてもらい、収穫したヤトロファは私たちが買い取り、加工して燃料とします。 「組合」と言う形態をとりながら、1万人の農民たちに協力してもらい、なんとか私たちはモザンビークでバイオディーゼル燃料の原料となるヤトロファを栽培し、燃料を作り出すことはできるようになりました。 ですが、もちろんそれだけで

    「アフリカの呪術師」と全面対決するため、電子マネーを導入した話。
    youchan40
    youchan40 2017/02/16
  • ルールは絶対的なものではなく、変わっていくものである。

    人事部で仕事をしている関係上、“ルール”と向き合う機会が非常に多い。 労働基準法という法律レベルのルールから内規という社内限定ルールまで、様々なルールのもとで組織が成り立っている。 普段ルールを意識することはあまりないかもしれないけれど、何かトラブルがあった時に頼りになるのはルールであり、無意識のうちに行動の基準になっているのもルールである。 社会人になり、人事部で仕事をするようになり、私の中でルールの捉え方は大きく変わった。 子どもの頃は、「ルールを守りましょう」「ルールを破ってはいけません」と教わる。 ルールを破る人は“問題児”であり、ルールを守ることは“優等生”であるための条件の1つだった。大学に入るまで、私にとってルールは絶対的なものだった。破るなんてありえない。 宿題は必ずやるし、校歌は必ず歌うし、遅刻は絶対にしない。髪を染めたりスカートの長さを変えたりするなんて言語道断。それこ

    ルールは絶対的なものではなく、変わっていくものである。
    youchan40
    youchan40 2017/02/16
  • リーダーシップとは、わかりやすく、魅力的な物語を語る力のこと。

    あるところに、チームリーダーがいた。Aさんとしよう。 実に頭がよく、誠実な人柄で、部下の話によく耳を傾け、嘘をつかず、困っている部下にはよく手を貸した。そして「間違ったこと」は決して言わなかった。 Aさんの部下からの評価は「いい人」であった。彼と働いていて不快になる人物はまずいないのだ。彼は柔らかな物腰と、人に意見を押し付けないという評判で、どの部下からも嫌われることはなかった。 だが、Aさんは、4,5人を束ねるチームリーダーを勤めたが、その後昇進することはなかった。「Aさんについていきたい」と言われることがなかったからだ。 40を過ぎると、異動で子会社に飛ばされ、そのまま一社員として定年を迎えた。 Aさんの同期で同時期にチームリーダーになった人物がいた。Oさんとする。 Oさんは主張が強く、部下から「話を聞かない上司」と思われることも度々あった。 また、彼の言うことを聞かず、仕事でミスをし

    リーダーシップとは、わかりやすく、魅力的な物語を語る力のこと。
    youchan40
    youchan40 2017/02/15
  • これから新社会人になる「エリート意識を欠いたエリートたち」への餞別の言葉

    今日は有名大学を卒業して、これから社会にでて仕事につくような人の為になるような話をしようと思います。 みなさんは今まで自分たちの事をエリートだとかそういう風に意識した事はあまりないかと思います。 自分が人を意識的に差別しているだなんて、まず思っていないでしょうし、今後もそういう事をしようだなんて思っていないでしょう。 自分の話になりますが、僕はそこら辺の中流家庭に生まれた後、運よく偶然医学部に入学でき、卒後医師として働く事となりました。 医師として、人を救う仕事に従事できる事をとても誇りに思いながら実社会の場に希望を持って出ていったのですが、現実は思ったものとちょっと違いました。 僕は大学に入学してから後、この世をよりよくする為に己を研鑽し続けました。 自分の働きによって、この世界がほんの少しでもよりよい社会になっていく事を目指していたのですが、医師の仕事というものは、そのような希望に溢れ

    これから新社会人になる「エリート意識を欠いたエリートたち」への餞別の言葉
    youchan40
    youchan40 2017/02/14
  • 世の中は「裏側の仕組み」を知っていることが重要。

    「仕組みを知っている人」と「仕組みを知らない人」の間で、圧倒的な差がつくのが世の中である。 仕組みを知っている人は、常に有利に事を運び、仕組みを知らない人は表に見えるルールだけを愚直に守って損をする。 例えば、会社の「人事評価」である。 「どうすればもっと評価されますか?」と多くの新人は上司に聞く。 すると、上司からは次のように説明される。 ウチの評価は、成果と能力、そして意欲の3つが柱となっていて、それぞれに詳細の評価項目がある。新人のときは能力と意欲のウェイトが大きく、ベテランになるに従って、成果のウェイトが大きくなるんだよ。 こう言う「ルール」の説明を受けて、「ウチの評価の質」と知った気になる。 では、ということでその新人は能力を磨き、意欲を出して、評価を高めようと、よくを読み、セミナーに出かけたりする。また、意欲がある(ように見せる)ことも大事で、あいさつがしっかりしていたり、

    世の中は「裏側の仕組み」を知っていることが重要。
    youchan40
    youchan40 2017/02/13
  • 営業に行ったら、相手が7人も出てきた。でも、そんなに人要らないよね。

    最近「法人営業」の方々と、お話する機会が数多くあった。 その時、1つ面白い話がでた。 「アポ取って、結構大きい会社に営業に行ったんですけど。」 「行ったけど?」 「相手側が、7人も出てきたんですよ。さすが大手。人が多い。でも、そんなに人要らないよね。」 「どんな人達だったのですか?」 「責任者が1名、サブリーダーっぽい人が1名、他部署の人が2名くらい。あとはよくわからない。「専任〜」とか「顧問〜」とか名刺に書いてあった。」 「アドバイザーっぽい感じ?」 「その人たちはずっと黙っていたので、なんとも言えないですけど。」 「ずっと?」 「そう、1時間半くらいずっと。一人はウデ組んで目をつぶってた。寝てたみたい。来なくていいじゃん、絶対お前仕事してないだろうって思うw」 こういった営業シーンは私も覚えがある。 お客さんに呼ばれていくと、ずらりと先方が出てきて、喋りもせずその場にいる、という状況だ

    営業に行ったら、相手が7人も出てきた。でも、そんなに人要らないよね。
    youchan40
    youchan40 2017/02/10
  • IT業界の「デスマーチ」がもたらすものは、長時間労働や人材の疲弊だけではない。もっと深刻だ。

    IT業界が外部の人間から敬遠される理由の一つに「デスマーチ」がある。 ほとんど実現不可能に思える無理なスケジュールで、深夜におよぶ残業、休日出勤の連続、人海戦術でほとんど役に立たない新人までが駆り出され、終わりの見えないプロジェクトの完成にひた走る、これがデスマーチである。 そこではプログラマは一人また一人と過労に倒れ、うつろな目でキーボードを叩き続けるプログラマの連続勤務時間は20時間を優に超える、といった光景が見られる。 このようなデスマーチについて、人材の疲弊やそれに伴う退職など、ITベンダー側の不利益が語られることは多いが、クライアント側の不利益、もっといえばプロジェクトの成果物自体がデスマーチで台無しになってしまうことはあまり知られていない。 デスマーチのきっかけ 営業の無謀な受注、仕様の調整不足などで、システムの実装行程が確保できず、どうやっても通常の開発体制ではシステムの完成

    IT業界の「デスマーチ」がもたらすものは、長時間労働や人材の疲弊だけではない。もっと深刻だ。
    youchan40
    youchan40 2017/02/10
  • 「論理的に考える/書く」は、人間の本能とは異なるので、身につけるには辛抱強い訓練が必要。

    まず前提として、人間は元来「論理的に考える」のは苦手である。 ノーベル経済学賞を受賞した経済学者、ダニエル・カーネマンは次のような問題を引き合いに出す。*1 できるだけすばやく、論理的に成り立つかどうか答えてほしい。二つの前提から最後の結論は導き出せるだろうか。 すべてのバラは花である。 一部の花はすぐにしおれる。 したがって、一部のバラはすぐにしおれる。 無論、回答はNOである。 だが殆どの人は「YES」と思ってしまう。 カーネマンは、「ほとんどの人の頭にはもっともらしい答えがすぐに思い浮かぶ。だが、それは多くの場合間違っている。」という。 これを打ち消すのは至難の業だ。 というのも、「だってバラはすぐにしおれるじゃないか」という内なる声がしつこくまとわりついて、論理をチェックするのが難しくなるからだ。(中略) たいていの人は、結論が正しいと感じると、それを導くに至ったと思われる論理も正

    「論理的に考える/書く」は、人間の本能とは異なるので、身につけるには辛抱強い訓練が必要。
    youchan40
    youchan40 2017/02/08
  • 今はもう、高齢者に「古くて安い薬」を使わなければならなくなった。

    「この薬とこの薬は高すぎます。退院は、安い薬に切り替えてからにしてください。それが先方の受け入れ条件です。」 ソーシャルワーカーから渡されたカルテには、「この薬とこの薬が切り替え対象です」とわざわざ付箋が添えられていた。どちらも効果と安全性に定評のある、非常に良い、しかし薬価の高い薬だ。 それらをやめてしまったら、患者さんの認知機能も、情緒の安定も、悪化してしまうかもしれない。 だが、その介護施設をご人もご家族も切望していた以上、薬を切り替えないわけにはいかない。似たような効果の、もっと古くて安い薬を選んでみて、もし症状が悪化するようなら、施設入所はご破算になってしまうかもしれないが、やらないわけにはいかないのだ。 【介護保険制度では、老健施設で高い薬が使えない】 これまでにも、薬を処方する際にいろいろな制約を意識することはあった。 MRSAを防ぐために、みだりに抗生物質を出さないこと。

    今はもう、高齢者に「古くて安い薬」を使わなければならなくなった。
    youchan40
    youchan40 2017/02/07