タグ

ブックマーク / kaoriha.org (16)

  • 中里一日記: 全世界の売れないEtsyセラーよ、団結せよ!

    全世界の売れないEtsyセラーよ、団結せよ! APLキーボード(を作るためのキーキャップ)をEtsyで売りはじめた。 そしてまだ1個も売れない。 "Etsy 売れない"でぐぐると、「こうすれば売れる」「こういうのが売れる」的な話ばかりがヒットして、心が荒む。全世界の売れないEtsyセラーよ、団結せよ! というわけで私は、おそらく未来永劫売れないEtsyセラーとして、今ここに同志諸君に呼びかける。 スティーブ・ジョブズは、少なくとも日では、「物を作った人」ということになっているらしい。これが私にはまったく理解できない。ジョブズはセールスマンだ。ジョブズは魔法使いだったが、使えた魔法はただ一種類、セールスの魔法だけだった。 『「顧客が望むモノを提供しろ」という人もいる。僕の考え方は違う。顧客が今後、なにを望むようになるのか、それを顧客人よりも早くつかむのが僕らの仕事なんだ』というのはジョブ

    中里一日記: 全世界の売れないEtsyセラーよ、団結せよ!
    youz
    youz 2014/05/25
    > APLキーボード(を作るためのキーキャップ)をEtsyで売りはじめた。
  • 中里一日記: 無名作家の電子書籍小説でも一万くらいは売れる(ただし単位は円)

    無名作家の電子書籍小説でも一万くらいは売れる(ただし単位は円) 死屍累々の電子書籍端末市場に世紀末救世主が現れたと評判の昨今、読者諸氏はいかがお過ごしでしょうか。 アミバ級の企業 なら野心を抱くのは当然だし、ハート様程度 でも気持ちはわかる。が、登場から10コマ以内に「ひでぶ」するのが明白なザコ でさえこの市場に乗り出してきて爆死するのは、いったいどういうわけなのか。 それはさておき、無名作家の電子書籍小説でも一万くらいは売れる(ただし単位は円)。 まずは私の無名ぶりについて。 上の画像はこのサイトのGoogle Analytics。ご覧のとおり、訪問者数は1日当たり200人程度。 Twitterのフォロワーは210人。 まんが・随筆・イラスト・評論その他、つまり電子書籍を出せる人すべてを含めれば、いったい日に何千人いるのかというレベルである。 どうして「何千」であり「何万」ではないのか

  • 完全人型のご案内

    人に似た形をして、人のする作業をこなす機械――「人型」が広く使われている未来。 人型は用途に応じてたくさんの種類がある。それぞれの用途の範囲では、人型は人よりも優れている。頑丈でしかも修理しやすい表皮を備え、バッテリーとモーターは酷寒酷暑に耐える。そのため人型の姿は、人に似ていながらも異なる。 けれどただ一種類、人とまったく同じ姿の人型がある。その肌は温かく柔らかく、その心臓は脈打っている。 その用途は、人に愛されること。 近未来ファンタジー小説『完全人型』、毎日午後5時に配信。 最新の配信 過去に配信された分は? 第1回から7回まではこちらでご覧いただけます。それ以降の分は配信アプリをご利用ください。 配信開始特典 配信アプリと同様に過去の配信分が読める認証キーを、今月11日までのあいだ無料で配布します。こちらからどうぞ。 この認証キーは配信終了までご利用いただけます。 お問い合わせ メ

  • 中里一日記: 新作のご案内

    新作のご案内 中里一の新作百合小説『完全人型』の連載配信を開始しました。 『紅茶ボタン』と同じスマホアプリ型の電子書籍で、連載が進むにつれて値上がりするのも同様です。皆様のご愛顧をよろしくお願い申し上げます。 19世紀、まだ自転車も自動車もよちよち歩きだったころ、人間と機械が競う徒競走が行われていたそうです。前世紀末にも、人間とコンピュータがチェスで競っていました。コンピュータが囲碁で人間を追い抜くのは、今世紀中のことだと言われています。 機械が人間より優れているのは当たり前のことです。なんといっても、人間より劣る機械など、作る必要がありません。また、機械はここ数百年間ずっと日進月歩で進歩しつづけていますが、この間、人間の遺伝子はほとんど変化していません。 機械はいずれ、ありとあらゆる頭脳労働はもちろん、上級管理職にも取って代わるでしょう。人間に残された仕事は、「とても運が悪かったときに首

  • 中里一日記: キャラの性別はどんな根拠があれば確定するのか

    キャラの性別はどんな根拠があれば確定するのか TVアニメの『ギルティクラウン』を毎週楽しく見ている。 このアニメのいいところはなんといっても、「これは来なら百合であるべきだ」と憤らずに済むところだ。 最近では少なくなったが昔は、「誰がどう考えてもこれは百合展開になるに決まってんだろうが! それがなんでこんな超展開になるんだよこの糞ヘテロセクシスト!」と怒鳴りつけながら監督の首を絞め上げてやりたいような、ひどい作品が多かった(たとえばこれはアニメではなく原作の問題だが、『ラブひな』の瀬田先輩は誰がどう考えても女であるべきだった)。今でもその危険を感じると身構えてしまう。そういう気苦労なしに見られるのは嬉しい。 また百合に限らず、「これは来なら××であるべきだ」と憤ることがほとんどない。今週のいのりの殺しっぷりや、嘘界の「処世術だ」には痺れた。そう、フィクションはこうでなくては。 「これは

    youz
    youz 2012/01/28
  • 中里一日記: ステマ工作員募集

    « Array Considered Harmful あるいは、なぜC言語のポインタは難しいのか | Main | キャラの性別はどんな根拠があれば確定するのか » ステマ工作員募集 西在家香織派は紅茶ボタンをステルスマーケティングしてくださる工作員を募集します。 iPhoneアプリ電子書籍はサクラレビューによるステルスマーケティングだらけ 応募はApp Store / Android Marketの紅茶ボタンのレビュー欄にて受け付けます。素敵なサクラレビューで募集担当者のハートを見事キャッチしてくださったかたを最大0名採用します。お気軽にご応募ください。

  • 中里一日記: 新作のご案内

    新作のご案内 何年か前、エロゲーのシステムの仕事をしていたときのことです。私はプロデューサーに尋ねました。 私:「世の中には名作といわれるエロゲーがたくさんある。名作だからといって必ずしも中古はプレミア価格ではなく、安く売られていることも多い。同人で流行った作品をやれば二次創作も楽しめる。新作を買う人はみな、そういう過去の名作をあらかたやり尽くしたうえで、さらに新作を買っているのだろうか?」 プロデューサー:「いや、そんなことはないだろう」 私:「安くて確実に楽しめるはずの過去の名作をやらずに、我々のような三流ブランドが出す海のものとも山のものともつかない新作を、税込9240円で買う人がこの世に何千人もいるのは、いったいどういうわけだろう?」 プロデューサー:「さっぱりわからんね」 私の読者の皆様にも、やはりお尋ねしたいところです。『新ナポレオン奇譚』、『兵士シュヴェイクの冒険』、『レスト

    youz
    youz 2011/12/23
  • 紅茶ボタンのご案内

    学園放課後ウルトラライト百合ノベル『紅茶ボタン』、なんとなく連載開始。 恋に部活に勉強に充実した青春? いえいえ、なんにもしてません。狭い部室で顔突き合わせて、ガールズトークもしやしない。 毎日午後3時半に配信。 最新の配信 過去に配信された分は? 第1回から7回まではこちらでご覧いただけます。それ以外の分は配信アプリをご利用ください。 連載開始特典 12月30日の配信までのあいだ限定で、過去に配信された分をWeb上で読める認証キーを無料で発行します。 認証キーは: ・連載完結までのあいだご利用いただけます。 ・ブラウザが認証情報を記憶するので、ブラウザを変更したりリセットしたりしないかぎり、認証キーの入力は不要です。 ・複数のブラウザ間でひとつの認証キーを共用することはできません。 ・認証キーを用いる場合には、こちらのアドレスをご利用ください。 認証キーの発行 お問い合わせ メールアドレ

  • 中里一日記: このコールバック地獄からの卒業

    このコールバック地獄からの卒業 JavaScriptの名前システムに日々キレている読者諸氏よこんにちは。もし私がタイムマシンで1994年に戻って「オサマ・ビン・ラディンを暗殺するか、それともネットスケープ社を爆破するか、どちらかを選べ」と迫られたら間違いなく後者を選ぶ。迫られなくても選ぶ。 Tiny BASIC以来最悪と名高い(高めるのは私)JavaScriptの名前システムで誰もがまず困るのは、コールバック・スパゲィだ。それがどんなものか知らない幸運なかたはこちらを参照。よい名前システムは七難隠すで、多少のコールバック・スパゲィごときはどうにでもなる。よほどの場合でなければ同期オブジェクトを持ち出してもいい。が、JavaScriptにはどちらもない。 そこで、世の中ではすでに山のようにコールバック・スパゲィ対策が打ち出されているが、デファクトスタンダードはない。 私もひとつ対策を打ち出し

  • 中里一日記: 人は読まない、人は学ばない、人は変わらない

    人は読まない、人は学ばない、人は変わらない このところ辛いことが続いて、さすがの私もぐったりしている。外聞がよくてわかりやすい件だけ言うと、交通事故に遭って全治6か月、左腕がまったく上がらないし、普通のベッドに横たわると自分ひとりでは起き上がれない。 そんなわけで、『兵士シュヴェイクの冒険』を日々読み返しては心を慰めている。私もシュヴェイクのような謙虚な人間になりたい。ああいう謙虚な人間なら、今の私のこの状況も、赤子のような澄んだ目でやりすごせるだろう。自分がどちらかといえばヘロストラトスの側の人間である――「どちらかといえば」どころか「どこからどう見ても」と言うべきか――ことはよくわかっているのだが。 このぐったりした気分にふさわしく、今日は恐ろしく無駄なことを書こうと思う。私はどうやってもシュヴェイクにはなれないのだから。 昔、男の子がいた。大きくなったら「偉大な」作家になりたいという

    youz
    youz 2011/11/11
    回復を祈りつつ新刊を待ちます
  • 中里一日記: まどかマギカ雑感

    まどかマギカ雑感 TVアニメ『魔法少女まどかマギカ』最終回について少々。 「う」というモチーフはいったいどこへ? ・頭をわれたマミ ・常にものをう杏子 ・物連鎖のアナロジー 最後も「う」というモチーフでオチをつけるだろう、そのときわれるのはキュゥべえしかいない、と予想していたが、そうはならずに普通に終わってしまった。というわけでDVDは買わない。

    youz
    youz 2011/04/26
    おれもBDは買う
  • 中里一日記: 解題

    解題 たしか2008年の冬コミだったと思います。ほとんどのサークル参加者と同じく、私は自分のスペースにいて、自分のが売れないのを眺めていました。 と同時に、新作の構想を練っていました。なにしろ小売業を実践中だったので、商売の話はどうか、くらいのことを考えました。しかし商売といっても、実務を描いたらサラリーマンBLですし、因果を説いたら松下幸之助です。どちらも関心が持てません。 売上金の入った箱を見て、私は考えました。なぜ商売はみな金を稼ぐのだろう? 金を稼がない商売はないのか? 答えは簡単です。商売とは、金の動きの影のことです。金が動いているのを見て初めて人は、そこに商売があると認識します。金を稼がない商売なんてものがもしあるとしたら、それは商売として認識できません。よって、金を稼がない商売はありません。 ……嘘です。 というのは嘘で、やっぱり金を稼がない商売はなさそうです。これを書いて

    youz
    youz 2010/08/04
    >これを書いている現在、Googleで"金を稼がない商売"はものの見事に0件ヒットです。しかしそれでも嘘ということにしたかったので、『恵まれさん』の設定が生まれました。
  • 中里一日記: 冷蔵庫に貼って使う電子ホワイトボード

    冷蔵庫に貼って使う電子ホワイトボード こういう製品が絶対にあるはずと思って調べたら見つからないので、カッとしてここに書く。 冷蔵庫に貼って使う電子ホワイトボードが欲しい。買い物メモに使う。米が切れたら「米」と書いておく。料理中に書き込むのだから、もちろん防水構造である。 なぜ「電子」なのか。ネット経由で携帯からアクセスするためだ。ホワイトボードの内容をメモに書き写すような真似をせずにすむ。また、自分が外出中に家族がホワイトボードに書き加えたものを見ることができる。さらに、携帯からホワイトボードに書き込めれば、買い物が重複することもなくなる(とはいえこの機能はタッチパネル端末限定だろう)。ホワイトボードとして使わないときは、今流行りのデジタルフォトフレームにでもなればいい。 10年くらい前から「ネット家電」というスローガンを聞く。なら、まさにネット家電ど真ん中のこれは製品化されているだろう。

  • 中里一日記: 中島梓先生の訃報に接して

    中島梓先生の訃報に接して 中島梓先生が亡くなられた。 人間はその最悪の行為で測られる。極端な話、大量殺人犯を「そこ以外は素晴らしい人だから」とかばっても、善人ということにはできない。しかし作家は、その最良の作品で測られる。たったひとつ素晴らしい作品があれば、その作者は素晴らしい作家だ。ほかに駄作や佳作がいくらあっても、ものの数にも入らない。たとえば、『デカメロン』以外のボッカチオや、『ドン・キホーテ』以外のセルバンテスを知っているのは研究者だけだ。 不幸なことに、近年の作家(つまり死んでからまだ間もない作家)の場合、代表作と最高傑作はめったに一致しない。松清張の代表作は『点と線』だが、これは清張のなかでも最低の駄作だ。中島梓先生の場合(『グイン・サーガ』)は清張よりはるかにましだが、私に言わせればこれは最高傑作ではない。元愛読者として、また小説道場の門弟として、中島梓先生の遺徳を称えるた

    youz
    youz 2009/05/27
  • 中里一日記: 記憶

    記憶 全人類に読ませたいので、とりあえずここに書く。R・デーケン『フロイト先生のウソ』(文春文庫)197-198ページより。 最初の調査は、一九八六年のスペースシャトル・チャレンジャー爆発事故の翌日におこなわれた。約一〇〇名の被験者に、事故のニュースをどんな状況で聞いたかを書面で答えてもらった。回答は、七項目の質問(「そのとき、どこにいましたか」、「誰といましたか」、「そのニュースを何で知りましたか」など)に答える形でおこなわれた。数年後、コンタクトが取れた被験者(約半数)に再度同じ質問リストに答えてもらった。最初の調査のときと答えがい違う項目があった人には、暗示や誘導尋問や助言によって正しい記憶を呼び覚まそうとした。 その結果は、映画「トータル・リコール」(アーノルド・シュワルツェネッガー扮する主人公が、架空の冒険の記憶を植え付けられる)を彷彿とさせるものだった。まず、回答者の四分の三

    youz
    youz 2009/04/14
    >自分の記憶に対する被験者の自信度は、記憶の正しさとは何の関係もなかった。
  • 中里一日記: 新作のお知らせ

    新作のお知らせ 私の新作『どろぼうの名人』(名義:中里十)が、第2回小学館ライトノベル大賞ガガガ部門の最終選考に残りました。この賞は、第1回の最終選考作品はすべて刊行されているので、『どろぼうの名人』は商業誌でお届けできると思います。 主人公は佐藤初雪、ヒロインは川井愛のフルスイング百合です。乞うご期待。

  • 1