箱根駅伝で5年ぶりの優勝を狙う東洋大陸上競技部で、今年4月に入学したばかりの1年生への暴行事件が起きていたことがわかった。被害者のX君(18)が「週刊文春」の取材に応じ、証言した。 X君は中学時代3000m走で全国トップの記録を樹立。高校時代も全国上位の活躍を見せ、今年4月、陸上部の特待生として、東洋大学に入学したばかりだった。 「陸上部に馴染めなかった自分にも非はありますが、あそこまでの暴力をふるわれる理由はなかったはずです」(X君) X君の説明によれば、入部直後から寮や合宿などで“指導”が始まったという。 「毎晩、1年生は寮の掃除などの仕事をこなさないといけないのですが、僕はトイレや風呂場などの掃除について注意されることが多かった。4月には3年生で箱根駅伝にも出場していた先輩から怒られた際に、足を蹴られました」 7月以降、上級生からの指導はますますエスカレート。そして9月、新潟の山古志
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