赤ちゃん 出生体重、戦前を下回る 母体の痩せすぎ、喫煙が影響 (1/2ページ) 2008.11.27 08:48 減り続ける赤ちゃんの出生体重が、戦前の水準さえ下回ったことが26日までに分かった。先進国で減っているのは日本だけ。要因は女性の痩(や)せ志向で、喫煙やストレスなども絡む。胎児期に発育が抑制されると、生活習慣病の危険が増すという。専門医は女性の健康確保や胎児からのメタボ対策など、個人に加え社会全体の取り組みを訴える。(八並朋昌) ≪20年で200グラムも減少≫ 「驚くべきことだ。昭和55年から平成12年の20年で平均出生体重は約200グラムも減った。60年前の戦前の平均さえ下回っている」 昭和大学医学部小児科教授・副院長で日本小児科学会新生児委員会委員長の板橋(いたはし)家頭夫(かずお)さん(55)は語気を強める。 厚生労働省は昭和35年から10年ごとに行う乳幼児身体発育調査で