アフリカ中部のコンゴ(旧ザイール)で、240人余りの女性や子供が武装勢力の兵士に集団レイプされる事件があり、犯行に及んだとされるルワンダの反政府武装勢力「ルワンダ解放民主軍(FDLR)」の指導者らを国際刑事裁判所(ICC)で裁くべきだとの声が上がっている。また、現場からそう遠くない場所に駐留していながら、犯行を止められなかった国連平和維持活動(PKO)の国連コンゴ安定化ミッション(MONUSCO)にも非難が集中している。村人全員の目の前で 8月23日の国連発表や報道によると、事件は、今年7月30日から8月3日までの間に、東部キブ州ルブンギの村落周辺で起きた。 被害に遭って治療を受けた女性や子供の数は当初、数十人とされたが、その後次第に実態が明らかになり、今月1日の国連の発表では242人に膨らんだ。生後1カ月の男の赤ちゃんや110歳の老女も含まれている。 犯行当時、200〜400人の武装勢力