これは「ハメルンチャルメラ」の続きである。 いつだったか、ディスカバリーチャンネルで、14世紀中頃のイタリアの貿易船について紹介されていた。主に、貿易船がいかに簡単な作りあったとか、その貿易船が海から発見されたとか、そのような内容であった。 当時、中国との貿易を盛んに行っていたが、14世紀の半ば、その貿易船の積荷の中にネズミが迷い込み、そのままイタリア、メッシーナに上陸したのである。それに付いていたノミがペストを西ヨーロッパに持ち込み、大流行するに至った。当時の文献では、ヨーロッパの人口の50%、またイタリアの全人口の60%がペストで死亡したという。(ただ、この時は実は「エボラ出血熱?」だったという意見もある) この大事件は、実は、現代社会の特に欧米と日本のマイルドな器質性精神疾患の相違と関係しているような気がしている。(言い換えれば、日本人と外国人の発達障害?の所見の相違) 実はペストが