成瀬巳喜男『三十三間堂通し矢物語』(東宝、1945年)を観にアテネフランセへ行く。二枚目の長谷川一夫があまりにも「ザ・二枚目」なので、ラストの田中絹代が独り言つ「立派なお方」という長谷川一夫を称賛する台詞を聞いて、思わず笑ってしまったけれど(だって、二枚目でさらに人間までご立派でまるで非の打ち所がない、といった描き方をされているんですもの!)我が贔屓のバイプレーヤー田中春男がまたしてもいい味出していたしで、個人的にも愉しい映画であった。成瀬作品の中ではあまり言及されていない地味な映画のような気がするけれども、これは隠れた傑作なのではないか知ら。 今週は本当は『まごころ』(東宝、1939年)『鶴八鶴次郎』(東宝、1938年)と今日のこれと続けて三本通うつもりで居たのに、家事をこなしつつ、朝のお弁当も作りつつ、図書館のお当番もこなしつつで、何だか疲れてしまって、昨日の『鶴八鶴次郎』を泣く泣く見
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