◆都市化への転換期の鏡として ◇『明治大正昭和 不良少女伝 莫連女と少女ギャング団』平山亜佐子・著(河出書房新社/1995円) 「帝都に跳躍する不良団の魔手 『丸ビル』を根城に美しい魔の手 媚の誘惑で帝都の内外を毒したハート団の正体」 この扇情的でやや下品、しかし読者の好奇心を果敢にかきたてる見出しは、じつは本誌『サンデー毎日』大正十三年十二月二十一日付のもの。これなら誰だって読みたくなる。 近頃再開発騒動で話題になった東京駅至近の丸ビルを舞台に、およそ九十年前、不良少女たちを率いる林きみ子というボスがいた。報道では十九から二十二と年齢も不確かなこの美女は、ジャンヌダークおきみとあだ名され、丸ビルで売春をし、良家子弟を誘惑して金品を巻き上げた罪で警察に挙げられた。このハート団事件はマスコミでセンセーショナルに取り上げられ、一躍有名となる。 この記事に興味を示した著者は、明治末期から昭和戦前
Gen'ichi Yamaguchi @GenYamaguchi この事件は、国のあまりのやり口に腹をたてて、メチャクチャ仕事した。おざなりのインタビューで済まそうとする特審官に「真面目に質問する気がないなら、オレが代わりに聴く!」といって実際にオレが質問代わって夜11時までかかって調書つくらせたりとか、楽しかった。 2010-01-21 20:44:55 Gen'ichi Yamaguchi @GenYamaguchi ただ、この頃から、仕事をしていて、社会全体の冷たい視線を感じるようになった。心を込めて話しても、響いてこないというか・・・まあ継続してがんばった成果は、もちろんあるんだけど、だんだん仕事が重苦しくなるようになってきた。 2010-01-21 20:47:58
いつか読もうと思うので、あれこれメモ。 こちら文芸&学芸書籍編集部 年末から正月にかけて読む本を買いためておこうかと思っている読者諸賢よ。もしぼくのこの連載を本当に本選びの参考にしているのであれば、いま買って読むべき本はまず何をおいても服部正也『ルワンダ中央銀行総裁日記』(中公新書)だ。ずいぶん昔の本なのだけれど、長いこと絶版だったのが、この十一月にめでたく増補されて復刊した。 『ルワンダ中央銀行総裁日記』服部正也(中公新書) - blog.yuco.net この本については、ビジスタニュースで山形浩生氏が絶賛お勧めしているのを読んで、一時帰国していた夫に輸入してもらいました。非常に面白かったのでお勧め! 経済の詳しいことはわかりませんが、分からなくても十分楽しめます。 http://twitter.com/yuco/status/7538065924 『ルワンダ中央銀行総裁日記』服部正也
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