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ブックマーク / ides.hatenablog.com (4)

  • 寛解と回復と反応率 - 井出草平の研究ノート

    今回は授業へのフィードバックのエントリ。今週の授業でうつ病について喋っていたのだが、寛解と回復の違いを説明しなかったせいか、どうも混乱したようなので、授業プリントを作るついでにこちらにも書いておこうと思う。内容自体は授業に密着したものではなくて、治療による寛解と回復と効果率の話。 寛解(remission)という言葉は、日常生活ではあまり使わない言葉である。寛解とは病気による症状が好転または、ほぼ消失し、臨床的にコントロールされた状態を意味する言葉である。例えば、状態でうつ気分に苛まれ、ベッドから立つことができないと言う状態が治療することによって日常生活が支障なく送れる程度まで状態が戻ると寛解という表現をする。寛解は回復とは異なる概念である。寛解は薬を飲むのをやめて元気になったということを意味しているわけではない。 以下がモデル図。 Kupferのモデル図*1を改変したもの。森下茂『抗う

    寛解と回復と反応率 - 井出草平の研究ノート
  • 香山リカ『うつで困ったときに開く本』のQ17に間違いがある - 井出草平の研究ノート

    うつで困ったときに開く (朝日新書) 作者: 香山リカ出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2009/12/11メディア: 新書購入: 3人 クリック: 15回この商品を含むブログ (9件) を見る Q&A形式でうつの疑問に答える。とても良いだと思ったが「Q17「セロトニン」の入った品をべた方がいいの?」に間違いがある。経口投与でセロトニンは増やすことができないと書かれているが、実際には可能である。香山の該当箇所は以下の記述である。 しかし実際には、葉酸やアミノ酸をちょっと口から摂っただけでは、それが脳内のセロトニンやその代謝経路に直接、何らかの影響を与えることは期待できない。口から入って消化管からうまく吸収され、血流に乗ったとしても、それは「脳血液関門」という誰にでもある体内バリアシステムに阻まれ、脳の中に移行することはできない。 ところが最近は、さらに手の込んだ解説がつ

  • 早期教育を受けた子はAD/HDや発達障害になる? - 井出草平の研究ノート

    「パパ、ママたちへの警鐘 早期教育で病んだ子どもたちが増えている」 『週刊朝日』2009年09月18日号 (記者:中釜由起子) http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/asahi-20090909-02/1.htm 『週刊朝日』に元北海道大学教授の澤口俊之氏の発言として以下のようなことが載っていた。 元北海道大学教授で、現在、人間性脳科学研究所所長の澤口俊之氏は言う。 「いちばん重要なのは、脳の発達パターンに合わせるということです。われわれの研究所で、0歳児から追跡調査を続けたところ、早期教育を受けた子は、1歳児でもキレやすく、6歳くらいになると、多動性傾向が非常に強く、注意力散漫であることがわかりました。 今、幼児教室や幼稚園などでなされているIQテスト教育などは、科学的根拠がないものが多い。子どもの脳は未分化で、乳幼児のころに教えたことが脳の

    早期教育を受けた子はAD/HDや発達障害になる? - 井出草平の研究ノート
    yuco
    yuco 2009/09/14
  • 残虐ゲームがニートを生む - 井出草平の研究ノート

    経団連の奥田会長のお言葉。

    yuco
    yuco 2006/03/14
    本田由紀さんのところで話題になっていた奥田氏の発言。日本のビジネスのトップにいる人間がこういうトンデモ論を唱える人であるってところで、ビジネスに知性はいらないんだなぁと。
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