受験シーズンを前に学問の神様、菅原道真を祭る山口県防府市の防府天満宮で、この春、合格した人が使っていた「はちまき」をみこが洗って、来年の受験生に渡すための準備が行われています。 15日は5人のみこが、この春、高校や大学などに合格した人から返納された「はちまき」を洗って、境内の干し場に1枚1枚しわを伸ばしながら丁寧に干していました。 「はちまき」には「合格しました。ありがとうございます」などのことばがつづられていて、中には10人以上の受験生が書き込んだ「はちまき」もあります。 ことしはおよそ3500枚のはちまきが返納されたということで1週間かけてすべて洗濯し、希望する受験生に無料で配られるということです。 みこの青木菜那さんは「このはちまきを使う受験生が志望校に合格して、その後もすばらしい人生を歩んでいただけたらという思いを込めてはちまきを干しています」と話していました。