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ブックマーク / blog.livedoor.jp/abu_mustafa (6)

  • 中東の窓 : 邦人人質事件に思う

    邦人人質事件に思う 2015年01月30日 15:33 ISテロ 後藤さんの消息は依然不明ですが、彼の無事釈放を祈りつつ、これまで感じていた人質事件と日の反応に関する、完全な個人的意見を書いておきます。 このような個人的意見にどのような意味があるのか、若干疑問ですが、今後似たような日人を対象にした事件が起こらないように、又起きた場合でも対処を誤らないように、との願いをこめたものです。 1、この事件はあらためて、如何に日がテロに弱い国で、テロが起きた場合の反応が欧米のそれと違っているかを教えてくれたと思います。 2、このような人質事件が生じた場合の最重要なことは、国民、というよりはマスコミや野党等が、直接交渉している政府の背後に結束して、不用意な発言を慎み、ましてテロリストを利したり、交渉を妨げるような不必要な発言をしないことだが、その点で今回も日は極めてテロに弱いことを見せつけたと

  • 中東の窓 : スウェーデンのパレスチナ国家承認問題

    スウェーデンのパレスチナ国家承認問題 2014年10月06日 11:31 中東紛争パレスチナ どうもシリア、イラク、ISなどに気を取られて、パレスチナ問題について殆ど注意を払っていませんでしたが、それ自体は大きな問題ではないと思われるが、今後の大きな影響を与える可能性のある動きがありました。 スウェーデンのパレスチナ国家承認問題です。 国際的にはパレスチナを国家として承認している国が多数を占めているが(AFPによれば112カ国、パレスチナ暫定政府によれば134の由)、米国はじめ殆どの欧米諸国は、独立国として承認する要件を満たしてなく、いずれにしても中東和平は双方の交渉で解決されるべき問題として、これまで承認してきませんでした。 ここにきて、新しく政権をとったスウェーデン首相が、スウェーデンとしてパレスチナを国家として承認するつもりであると発言し、外交的に大きな問題になりつつあります。 米政

  • 中東の窓 : エジプト情勢(追加)

    エジプト情勢(追加) 2013年07月05日 09:40 エジプト 先ほどエジプト情勢に関する個人的感想を書いておきましたが、一つ忘れていたことがあります。 それはアラビア語メディアのネットによれば、ムスリム同胞団が金曜日、ということは日ですが、大統領(前大統領になるのか!)支持のデモを呼び掛けているということです。 BBC放送等現地からのレポートでは、同胞団の未だ逮捕されていない報道官等は、非常に慎重な発言をしているが、一般団員の中には怒りをあらわにするものが多いとのことで、当にデモが行われれば、同胞団系と今度は軍との大きな衝突が起きる可能性も皆無ではないと思われるので、取り敢えずお伝えしておきます。 それにしても軍の陰謀?と言えるか否かは別にして、その軍との協議に集まった関係者の中に光の党の党首と書記長がいたとは、不明でしたが驚きでした。 まあ、他の重要なイスラム主義政党を含め

  • 中東の窓 : オサマ・ビン・ラーデンの死亡

    オサマ・ビン・ラーデンの死亡 2011年05月03日 09:03 イスラムイスラエル 今朝の日の新聞は外国ニュースは専らビンラーデンの死亡の記事です。そこで思いつくママにこちらも若干のコメントなどしておきます。 最近学生たちを話をしていて、イスラムの話に及ぶと、よくある反応が「イスラムって結構まともな宗教なんだ」「イスラムってテロばかりと思っていた」というもので、こちらが逆に驚くことばかりでしたが、そのような日人のイスラム観にビンラーデンが大いに貢献!していたことは間違いないと思います。 何しろ例の9:11が起きたのが2001年ですから、今の大学生の大多数が物心ついて以来アルカイダのテロの話ばかり聞かされてきたわけですから、そのような反応があったとしても彼らばかりを責めるわけにもいかないと思います。 そのような若い人に対して、実は中東の現代政治(十字軍当時のハッサン・サバーハなどの話は

  • 中東の窓 : カッダーフィについて

    カッダーフィについて 2011年02月22日 18:44 リビア 最近いろいろな方からコメントをいただきますが、日も衛星中継で昔カッダーフィと話をしたが、理想主義で大局から物を見る人との印象を受けたが、当に彼は抑圧者なのかと言う質問を受けました。 大変面白い、と言うか重要な問題なので、ここで彼について私の考えているところを少し整理してみたいと思います。 と言うのは彼は欧米では一般にmad dog(狂犬)と呼ばれて、せいぜい良くて道化と呼ばれた様で、基的には人民の抑圧者、テロ支援者、誇大妄想狂というイメージしか持たれていなかったと思います。 ところがそのリビアに石油があったために面と向かっては、少なくとも欧州の連中は悪口が言えなかったところに、カッダーフィが米国の爆撃以来すっかりおとなしくなり、テロ支援も手控え、ロッカビーの被害者にも補償をしたり、大量破壊兵器開発をやめたりしたので、す

  • 中東の窓 : チュニジア情勢(驚いたこと 2)

    チュニジア情勢(驚いたこと 2) 2011年01月17日 14:13 チュニジア中東関連 チュニジアの情勢は未だ未だ流動的ですが、先日書いた驚いたことに続いて驚いたことをもう二つくらい。 先ず驚いたのは日も含めて先進国メディア(勿論それに政府等も付け加えなければならないが)の無責任さ、と言うか変わり身の早さです。 このところベンアリの没落以来、独裁政権の末路は、とか独裁政権の他の独裁政権に対する波及とか、ベンアリ治下のチュニジアが大変な独裁国家で、それを倒した今回の民衆の抗議運動(ジャスミン革命と呼ぶそうだが)が政府に対する不満をに爆発させた、その影響は大きいと言った解説、ニュースばかり流れています。 それ自体は全く正しい認識で、べンアリ政権が独裁政権で、国民を厳しく締め付けてきたことは事実です。 しかし、そのようなことをどこの国の大きなマスコミが声を大きくして言っていたでしょうか? 勿

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