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ブックマーク / www.designstoriesinc.com (5)

  • 音楽をめぐる欧州旅「ラフマニノフとルツェルン」

    PANORAMA STORIES 音楽をめぐる欧州旅「ラフマニノフとルツェルン」 Posted on 2024/02/19 中村ゆかり クラシック音楽評論/音楽プロデューサー ドイツ、エッセン ロシア音楽家、ラフマニノフの代表曲の一つに《パガニーニの主題による狂詩曲》がある。 そのロマンティックな第18変奏は、きっと誰もが耳にしたことがあるはず。 短い序奏のあと、あのメロディが聴こえると、 まるで綿菓子を口に入れた瞬間のように、心に音楽がすっと溶け出して、 身体中が甘さと幸福感に満たされていく。 実はこの作品、彼が「最高の部屋」と呼んだある書斎から生まれた。 いや、実際には書斎が作品を生んだと言って良いのかもしれない。 なにしろラフマニノフは、完璧すぎる部屋を作った自分のわがままへの罪滅ぼしとして、 この作品を書いたと言っているからだ。

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  • 退屈日記「仏サッカー代表選手が日本人大差別の報道を分析。くそ野郎は誰だ!」

    JINSEI STORIES 退屈日記「仏サッカー代表選手が日人大差別の報道を分析。くそ野郎は誰だ!」 Posted on 2021/07/04 辻 仁成 作家 パリ 某月某日、ヤフーニュース開いたら、トップニュース欄に「フランス代表FW、日人侮辱か」という見出しがあって、覗いてみたら、サッカーニュースサイト「ゲキサカ」に「デンべレとグリーズマンが日人を侮辱か、・・・『醜い顔』『後進国の言葉』『技術的に進んでないのか』というタイトルが踊っていた。うわ、なんだこれ・・・。 ぼくもこれを読んだ後、「グリーズマン、応援していたのに、このくそ野郎、差別主義者メ、二度と日の土を踏ませるものか」と思った。←大げさですね。えへへ。 多くの日サッカーファンがそう感じたはずだ。 でも、61才の父ちゃん、ちょっと待てよ、と冷静になってみた。 こういう差別発言って、ちゃんと当に誰が何を言ったか調べ

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  • パリ最新情報「故・KENZOの遺品がオークションで最高額で完売!」

    欧州最新情報 パリ最新情報「故・KENZOの遺品がオークションで最高額で完売!」 Posted on 2021/05/14 Design Stories 日人が誇る我らのケンゾーは、フランス人にも我らのケンゾーだ。 1939年に日に生まれ、2020年フランスに死す、高田賢三氏は、日ファッションを学んだが、その倍の年数をフランスでファッションデザイナーとして名を馳せ生きた。 氏は長い間、イブ・サンローラン、カール・ラガーフェエルドと並ぶトップデザイナーであり(しかし各々が違った個性的なデザインをしており、ケンゾーのそれは日の伝統とフレンチの軽やかさを優雅に融合した今までにないオリジナリティーを持っていた!)、1984年にフランス芸術文化勲章を、2016年にフランスレジオンドヌール勲章も受けている。 氏が逝去した時には、フランスの有力メディアのみならずフランス大統領のエマニエル・マク

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  • ザ・インタビュー「31字に込められたホストたちのコロナ対策」

    THE INTERVIEWS ザ・インタビュー「31字に込められたホストたちのコロナ対策」 Posted on 2020/07/18 辻 仁成 作家 パリ ここのとろころ多出していたのが「夜の街」で「ホストクラブ」で感染拡大みたいな記事で、ホストクラブがそんなに問題になっているのだ、と思って、当事者たちの声はどうなのだろうと探してみるのだけど、滅多にホストたちサイドからの反論というか主張がない。片方だけしか報じないのはどうなのかな、と思っていたら、昔、一度会ったことのある歌舞伎町のホストクラブの経営者がいたことを思い出し、電話番号とかラインとか知らなかったのだけど人伝てに調べて、1万キロも離れているのだけど、インタビューをすることが出来ました。すると、メディアが報じていた内容と若干違う新たな一面を見ることも出来ました。歌舞伎町のホストたちの声。 ザ・インタビュー「31字に込められたホスト

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  • 退屈日記「2006年にこの世界を完全予言していた仏作家」

    JINSEI STORIES 退屈日記「2006年にこの世界を完全予言していた仏作家」 Posted on 2020/05/16 辻 仁成 作家 パリ 某月某日、この下記の映像をご覧いただきたい。特に観ないでも構わないけれど、ようは、2006年に放映されたテレビ番組に出演した小説家が司会者や視聴者の前で、今日現在世界で起こってるコロナ危機を連想させることをそっくりそのまま喋っているのだ。彼女はそのために全身合羽が必要だと言うが、司会者たちは大笑いをし、誰一人信じていない。「あんたら、信じないかもしれないけど、そうなったら笑えないんだからね」と作家は言い続ける。まずは、このやり取りを以下に翻訳するので、読んでもらいたい。作家の名前はフレッド・ヴァルガス。詳しくは後述する。 司会者 「簡単に感染してしまうんですよね」 ヴァルガス 「そうです。その時、マスクなんてないのよ。わかるでしょ? 生産す

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