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ブックマーク / amphibia.jp (6)

  • 研究者の仕事術 | 服部泰宏 – 学問と実務家の健全かつ建設的な関係性を築く。

    他分野の研究者と手を組み「人と会社」を見つめる。 Q:まず服部先生のご専門について教えていただけますか? 学位は経営学博士です。ただ、経営学そのものが非常に広く、超応用学問なんです。経済学や心理学などの基礎学問に基づいて「経営」という対象を扱う、対象学問と言えます。僕は、経営学の中でも、「人」と「会社」という2つの行為者がでてくる場面を対象にしています。現在取り組んでいる採用の研究もそうですが、博士課程で研究していた「心理的契約」(※)という概念も、人と会社がどういう距離感にあるか、お互いがお互いに何を求め合っているか、という理論です。逆にいえば、「人」と「会社」が出てくれば、あらゆるものが僕の関心の対象になります。 ※心理的契約:企業において従業員が雇用される場合に、暗黙の了解において結ばれるような契約のこと。 Q:どんな仲間と研究活動をされているのですか? 経営学会、組織学会という大き

    研究者の仕事術 | 服部泰宏 – 学問と実務家の健全かつ建設的な関係性を築く。
  • 研究者の仕事術 | 菅谷 明子 – “日本の大学”が消滅する未来−知的創造の場を目指して

    事務作業に追われ、授業や研究に余裕をなくす教員。 Q:このサイトでは、研究者に仕事術をお聞きしていますが、今回は「番外編」として、ハーバードやMIT(マサチューセッツ工科大学)が拠点を置く、ボストンの大学街に10年ほど住まわれ、また、自らも大学院で学ばれるなど、アメリカの大学教員達の仕事術を間近で見られてきたご経験から、お話を伺いたいと思います。まずは、海外から見て、今の日の大学の課題はなんでしょうか。 このインタビューでは、私が身近でよく知る、ハーバードやMITなどを例に話すことになりますが、こうしたトップ大学にも、様々な問題が存在します。ただ、日のトップ大学では、改善すべき点が、さらに多くあるように思えます。そのひとつが、徹底的な知的探求を奨励する、学習環境の欠如です。勿論、日にも優秀な方々が多々存在していますが、テーマを深め、意義あるフィードバックをもらい、多角的な視点から物事

    研究者の仕事術 | 菅谷 明子 – “日本の大学”が消滅する未来−知的創造の場を目指して
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2013/10/18
    「「ハーバード・ビジネススクールにとって、今後、脅威になるのは、オンライン大学だと思う。ここが、すぐになくなることはないが、今後、オンラインの影響を大きく受けるのは確実だろう」とおっしゃっている」
  • 研究者の仕事術 | 三宅 なほみ – あなたの理論は、現場の役に立ちますか?

    師から学んだ、研究と現場を結びつける重要性。(1972年〜) Q:いつ頃から研究者になろうと考えられたのですか? 学部生の頃は研究者になることは考えていませんでしたね。私はすごく成長の遅い子だったんですよ。親もこのまま社会に出したらまずいと考えていたらしく、それも修士課程に進学した理由の一つです(笑)。 修士課程では英語教育について研究していました。そこで東洋先生(※)の日米の共同研究プロジェクトに参加させていただき、第一線で活躍される教育心理学者たちの後ろ姿を見ながら仕事に取り組んでいました。当に人手が足りなくて、語彙テストの翻訳や議事録の作成など、責任ある仕事まで任されて大変でしたが、そこで事務のやり方とか研究費の取り方について学びましたね。このプロジェクトは、日の人文社会系研究で、ちゃんと日で研究費を取って、海外と対等に国際比較研究をしたはじめてのプロジェクトでした。教育・学習

    研究者の仕事術 | 三宅 なほみ – あなたの理論は、現場の役に立ちますか?
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2013/03/20
    「理論を大切にしながらも、理論を現場に持ち込んで、役立てながら理論を改善していく。そうやって理論を「育てる」ことで、その理論は長く生き残る理論になります。」
  • 研究者の仕事術 | 山中 俊治 – 好奇心と観察から創られる未来。

    役に立つかどうかわからなくても、面白いものを創る。 Q:山中先生はインダストリアルデザイナーとしてのイメージが強いですが、どのような経緯で大学教員になられたのでしょうか? 慶応大学にきたのは2008年なんですが、ここにくる前から1994年からデザイナーとしてデザイン事務所(LEADING EDGE DESIGN)をやっています。僕にとっての”研究活動”といえるものは、2000年頃に両手親指キーボード「tagtype」というものを作ってみたことが始まりでした。僕の事務所にアルバイトで入って来た東京大学の田川欣哉君(現 takram design engineering)が1999年に卒業論文の中で考案した日本語入力方式が面白かったので、それベースにしながら汎用のキーボードを開発してみようか、ということになって。彼の同級生の東京大学の間淳君も交えて3人で、誰からも依頼されていないのに作ってみ

    研究者の仕事術 | 山中 俊治 – 好奇心と観察から創られる未来。
  • 研究者の仕事術 | 高尾 隆 – 実践の質を追求する、新しい研究のスタイル。

    多様な実践を展開しながらも、核となる信念を持つ。 Q:今回のインタビューは阿佐ヶ谷のライブバーGAMUSOにお邪魔しています。「研究者の仕事術」を研究室以外でインタビューするのは初めてです(笑) あ、そうですか(笑) 僕は当に研究室にほとんどいないんですよね。多分、研究室にいるよりもここで即興演劇(インプロ)の稽古や舞台をやっている時間の方が長いです。なので、研究室に来てもらって「ここが仕事場です」というのは、嘘になりますよね(笑) Q:最近では書籍『インプロする組織』を中原淳先生(東京大学)と共著で出版されましたね。インプロを中心とした実践を数多くされている印象がありますが、現在取り組まれている実践活動について教えて下さい。 僕の場合は実践と研究を素直に切れないし、実践と言っても色々なことをやっています。ざっと説明すると、まず「即興実験学校」という活動をしていて、インプロのワークショッ

    研究者の仕事術 | 高尾 隆 – 実践の質を追求する、新しい研究のスタイル。
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2012/06/18
    「結局、自分をときほぐせるのは自分だけだし、自分は自分にしか変えられないんですよね。僕がやれる仕事は、インプロを使って、自分で変わろうとしている人が変わるきっかけをつくってあげることだけです」
  • 研究者の仕事術 | 山内 祐平 – 研究が実践を生み、実践が研究を生む理想のサイクル。

    研究にできない部分を実践として社会に還す。 Q:山内先生は、ベネッセとの産学連携プロジェクトであるBEATや、NPO法人Educe Technologiesによる社会貢献活動など、実践活動にも積極的に取り組まれています。このような社会的実践活動と、論文・書籍執筆などの研究活動の関係はどのように意識されていますか? まず、研究といっても色々あって、基礎研究のような”川上”にいる人たちもいれば、社会に直結しやすい応用的な領域、つまり”川下”の人たちもいます。僕の研究(学習環境デザイン論)は特に最も川下の領域で、社会に直結して学習を支援する方法を扱っているため、社会貢献や実践活動をすることが研究の前提としてあります。 それでも、何か実践をしたからといって、それが全て研究成果につながるわけではありません。確実にいえること以外はなかなか研究には出来ませんから、ある実践的なプロジェクトから論文や書籍の

    研究者の仕事術 | 山内 祐平 – 研究が実践を生み、実践が研究を生む理想のサイクル。
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2011/10/26
    「より多くの大学の研究者や、博士課程の学生さんが、社会に価値を生み出しながら研究業績が出るような仕組みをそれぞれの領域でつくりはじめたら、日本の大学は変わる。そうすれば日本全体にも大きなインパクト」
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