JR山手線外回り(新宿方面・1番線)ホームの出入り口となる玉川改札は、今年3月に営業を終了した旧「東急百貨店東横店(以下、東横店)」西館に直結し、渋谷マークシティ(2階)や京王・井の頭線にも通じる利便性の高い改札として利用されてきた。 「玉川」の名称は、かつてJR渋谷駅の向かい側に路面電車「玉川電車(通称「玉電」)」の改札口があったことにちなむ。1969(昭和44)年の玉電廃止以降も名称は継続し、玉電の名残として親しまれてきた。 この日、山手線池袋行き最終電車は2分遅れで0時54分発車。歴史ある「玉川」の名称が消えるのを前に、改札前には50人ほどがカメラやスマホを手に見守り、その姿を記録に残そうとカメラのシャッターを押す姿が見られた。改札は、大崎行きを待たずに1時に閉じられ、駅員からクローズが告げられると見守っていた人たちの間で拍手が起こった。その後、待機していた駅員や作業員らが自動改札の