企業で積み上げた経験を活かして、独立して働くことに憧れる人もいるだろう。うまくいけば、巨額の報酬を得られるかもしれない。だが実際には、ほとんどの人が成功とはかけ離れた生活を送っている。筆者は、新米コーチやコンサルタントが陥りやすい3つの落とし穴と、その回避策を提示する。 仕事で行き詰まったとき、コーチやコンサルタントとして独立して収入を得ることに憧れるプロフェッショナルは少なくない。たしかに、巨額の報酬を稼ぎ出せる職業ではある。たとえば、コーチングの第一人者として知られるマーシャル・ゴールドスミスの報酬は、クライアント当たり25万ドルだ。 ところが、大半のコーチやコンサルタントの実情は、それとは大きくかけ離れている。それどころか、国際コーチ連盟(ICF)の推計によると、世界のコーチの平均年収は5万1000ドルと、むしろつつましい。なぜほとんどのコーチは、ビジネスとして成功することができない