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ブックマーク / benli.cocolog-nifty.com (12)

  • いわゆる「美味しんぼ論争」の軸となるべき視点 - la_causette

    現代型「風評被害」論を語る上で避けることができないのは、いわゆる「美味しんぼ」問題でしょう。 この問題については、ネット上で激しい議論が行われてきましたが、議論の軸が欠けたままだったかと思います。ここで問題となるのは、メディアは、ある事故等に起因する健康問題に関して、現地の人々の声や、研究者の見解等を紹介するにあたって、どのような配慮をすべきかという点です。 福島第1原発事故に起因して放射能による健康被害が生じているかのような情報を流布することは「福島いじめ」であるとして、そのような情報の流布を押しつぶそうという人々が多かったのは、今回の特徴の1つです。ただ、このように、ある地域の経済的利益に慮って健康問題に関する情報の流通を控えるというのはとても危険な発想です。それらの声や見解が実態に即したものであった場合に、健康被害をいたずらに拡大するものとなりうるからです。 このように申し上げると、

    いわゆる「美味しんぼ論争」の軸となるべき視点 - la_causette
    zaikabou
    zaikabou 2014/11/24
  • 中高年正社員の給与水準に関する認識の違い - la_causette

    池田先生が次のように述べています。 ソニー、全日空、東芝、パイオニアなどで、賃下げの動きが広がってきた。「ワークシェアリング」などという曖昧な話ではなく、賃下げこそ雇用維持の切り札である。年収1500万円の中高年正社員の賃金を2割下げれば、非正規労働者の雇用が1人守れる。 NHK→REITI→GLOCOM→上武大学と,しかもREITI以降は主任研究員,教授等の地位で渡り歩いてきた池田先生の目に映る「中高年正社員」って,そういうごく一部の恵まれた人たちだけなのだなあ,と感心しました。私の父は,「非正規労働者」であったことはありませんが,終生,年収がその3分の1を超えることはなかった(4分の1を超えたことすらあったかわからない)ので,ずっと別世界を見ていたのだなあ,と思ってしまいました。 池田先生のような方が25年前に猛威をふるって25年前に「中高年正社員の賃金を2割下げ」る政策が実現していた

    中高年正社員の給与水準に関する認識の違い - la_causette
    zaikabou
    zaikabou 2011/10/10
  • benli: 「廃墟写真」というジャンルにおける「表現」の構成要素

    私は、知財関係ですと被告側代理人を務めることが多いのですが(ドメイン関係で債務不存在確認請求訴訟を提起する場合はともかくとして)、日は、原告側代理人として訴状を提出してきました。 その事案は、いわゆる「廃墟写真」というジャンルのさきがけである丸田祥三さんが個展で展示し又は写真集に収録した写真と同じ被写体、類似する構図の写真を、小林伸一郎さんという職業写真家がその写真集に収録して出版したというものです。 写真の著作物の場合、「何を、どのような構図で撮るか」ということに写真家の個性並びに商品価値が決定的にあらわれるので、「何を、どのような構図で撮るのか」ということが、単なる「アイディア」を超えて、「表現」の一内容を構成するのではないか、ということが、根の問題としてあります。これを積極的に認めたものとして、いわゆる「みずみずしい西瓜」事件高裁判決があるわけですが、風景写真の中でも、その光景に

    zaikabou
    zaikabou 2009/01/11
    訴訟そのものとは関係ないけど、『多大な時間とコストを費やして探』すことに価値が見出されるってのは、写真家の評価としてどうなの、とは思うよね。訴訟そのものとは関係ないけど
  • 失業率の高低の持つ意味の差 - la_causette

    池田信夫先生からトラックバックをいただきました。ただ、表面的な若年失業率が日のそれよりフランスのそれの方が数倍高いことから、労働者の切り捨てが容易な日の雇用政策を擁護する根拠とするのはいかがものかと思います。 まず、失業率は、(失業者)/(就業者+失業者)×100で算出するわけですが、ここで就業者とは、①「有給就業者」,すなわち,賃金又は給料を得る目的で,調査期間に1 時間以上の仕事をした者(仕事を持っていながら休んでいた者を含む。),又は②「自営就業者」,すなわち,利益又は家族の利得のために,調査期間に1 時間以上の仕事をした者(事業を持っていながら休んでいた者を含む。)で,一定年齢以上のすべての者」をいうのであって、その労働の対価によって独立して生計を立てることができる全ての者をいうわけではありません。他方、失業者とは、調査期間中,①「仕事を持たず」,すなわち,有給就業者でも自営就

    失業率の高低の持つ意味の差 - la_causette
    zaikabou
    zaikabou 2009/01/09
    アルバイトしている学生は就業者に含まれるけど、アルバイトしていない学生は失業者に含まれない、ってことでよいのかな?/なるほど、不思議だ…
  • 匿名さんは属人論法が大好き - la_causette

    J-CASTに掲載されたインタビュー記事について、小飼弾さんのブログで言及していただきました。 ただ、日の匿名ネットワーカーさんは、小飼さんのお眼鏡にかないそうにありません。といいますのも、日の匿名さんは、非常に属人論法が好きであって、むしろ属人論法を繰り広げたいからこそ、匿名性に固執しているという要素があるからです。つまり、属人論法を採用した場合、相手方からも属人論法を採用される危険があるわけで、これを回避するためには、自分の属人性を隠蔽し又は偽装することが有効であり、それ故、自分の属人性についての検証を断ち切る匿名性に固執するというわけです。 しかも、2ちゃんねるで培われた我が国の匿名文化は、相手の属人性をねつ造してまで属人論法を採用しようとします。自分の気に入らない発言に対し、正面から反論するのではなく、さしたる根拠もなし(って相手もまた匿名である場合にはさしたる根拠など通常あり

    匿名さんは属人論法が大好き - la_causette
    zaikabou
    zaikabou 2008/01/23
    弁護士さんというのは、こういうお仕事なのだろうか
  • benli: 嗤っている暇などない

    ITmediaの「ダウンロード違法化」不可避にという記事についてのはてなブックマークコメントを見て思うのは、みなさん、結構諦めが早いなあということです。 「著作権法は、文化庁で作っているのではない。国会で作っているのだ!」という原則論に立ち戻れば、まだまだ諦めたり嗤って自分を慰めるには早すぎることは明らかです。何たって、この間の衆議院議員選挙のお陰で、自民党か民主党のどちらか一方を味方につけることができれば、悪法の通過を阻止できるのです。 そして、国会議員の著作権法についての意識が低かったレコード輸入権創設時と異なり、著作権関連団体の顔色ばかりを伺った法改正を推進することは多くの有権者を敵に回すことに繋がりかねないとの意識は、与野党の議員やそのスタッフの記憶にまだ残っているはずです。 著作権関連団体と文化庁と政治家の関係を嗤うのは闘えるだけ闘って万策尽きてからでも間に合います。一有権者とし

    zaikabou
    zaikabou 2007/12/18
    そうだな
  • 「医療崩壊だ!」系コメントスクラム - la_causette

    「マチ弁日記おばさん弁護士の独り言」というブログが、「医療崩壊だ!」系コメントスクラムに襲われてしまっているようです。 「突然」というエントリーのコメント欄は、最初の書き込みが2007/08/19 21:06、私がこのエントリーを書くにあたってみた限りの最後の書き込みが2007/08/24 05:57でその間コメント数が432件ということで、約14.6分の1回のペースでコメントが投稿されています。ブログ主がコメントに回答・反論しないことを責めるコメントもいくつか見られますが、まあ、物理的に無理というものです。 しかも、この種の「医療崩壊だ!」系のコメントスクラムが押しつけたがっていることというのは、「医師に対して医療過誤訴訟を提起することはけしからん」という話なので、他人のブログのコメント欄で騒いでも解決する話ではありません。いくら騒いでも、医療過誤訴訟を提起して勝訴した弁護士に対して弁護

    「医療崩壊だ!」系コメントスクラム - la_causette
    zaikabou
    zaikabou 2007/08/25
    まーた
  • 誹謗中傷が溢れる美しい国日本! - la_causette

    ekkenさんはこのように述べています。 これまで何度か書いてきているので、ログにリンクしておきます。 * 不快なブクマコメントを見えなくするよりも、気にしないようにする方が健全だ * ブログのコメント する者の自由・される者の自由 * ネガティブコメントを気にし過ぎることもない これが対応策として成立するのであれば、肉体的な苦痛を伴わない学校でのいじめや、強姦・強制わいせつに至らないセクシャルハラスメント、あるいはマスメディアによる名誉毀損等の対策も、「被害者が気にしなければ済むことだから、何の対策も講ずる必要はない」ということで終わってしまいます。別に、朝登校してみたら教室の黒板に自分の名前とともに「死ね」等の罵倒表現が連日書き込まれるという事態が生じたとしても、あるいは、休み時間のたびにあるいは授業中も含めて数人に取り囲まれて延々と「ばか」だの「死ね」だの言われ続けるという自体が連日

    誹謗中傷が溢れる美しい国日本! - la_causette
    zaikabou
    zaikabou 2007/07/12
    もうこの人に言及すること自体、何かしら、この人の政治的、あるいは経済的活動に加担しているだけのようで。そうやってメタ的に、実名出してメリットのある『わたくし』というのをですね、アピールしているという
  • 同定に必要な情報 - la_causette

    ekkenさんは、次のように述べています。 だけどちょっと待って下さい。この考え方では、メディアに登場する著名人(作家、政治家、タレント、スポーツ選手など何でも良い)以外の大部分のネットユーザーは、たとえ名を使っていようが匿名の扱いになるのではないでしょうか。 これは僕も含めて多くの人が既に指摘していることだけど、田中太郎などのありふれた名前(実在する田中太郎さんに何ら他意はありません、念のため)の人物が名を使っていようとも、それをオフラインでの人格と結びつけるのは困難です。名前の他にも詳細な個人情報を明かさない限りは、どこの誰とも分かりません。いや、彼と近しい人であれば、その書き込み内容から判別する事は出来ると思うけど、他の多くのネットユーザーにとっての田中太郎は「ネットで名を使っているらしいブロガー(あるいはコメンテーター)」という認識でしかないのです。 しかし、それは違うように

    同定に必要な情報 - la_causette
    zaikabou
    zaikabou 2007/07/11
    一般の勤め人が名前を晒してblogを書くことにおいて、メリットとデメリットが同程度得られる社会になるといいですねぇ
  • ニュースの情報程度の情報しか知らない人が気軽に申し立てるものではない - la_causette

    しっぽのブログのエントリーにこのような記述があります。 そうなると、懲戒請求を出すことのできる人間というのは、ニュースの情報以上を知りえる人間か、法律に一般人よりも詳しい人間か、難しい法律情報を仕事の合間に学習するだけの余裕のある人間、ということになり、懲戒請求をする権利っていうのは弁護士とかのもので結局一般国民の権利としては無いに等しい・・・というわけかな。 弁護士会の懲戒申立って、一見して明らかに理由がないものでも「スルー」することが制度上許されておらず、全ての申立てに対して綱紀委員会が審理をし決定を下さなければならないし、申し立てられた側は答弁書を作成して提出したり、綱紀委員会に呼ばれたら出頭して弁明したりしなければいけないので、弁護士会及び申し立てられた弁護士の双方に結構な負担がかかります(いつものネットイナゴのノリで懲戒申立をされると、綱紀委員会の人的リソースには非常に限りがあり

    ニュースの情報程度の情報しか知らない人が気軽に申し立てるものではない - la_causette
    zaikabou
    zaikabou 2007/06/21
    弁護士の懲戒請求の件『全ての申立てに対して綱紀委員会が審理をし決定を下さなければならないし、申し立てられた側は答弁書を作成して提出したり、綱紀委員会に呼ばれたら出頭して弁明したりしなければいけない』
  • benli: 館内での撮影に関する欧米基準

    自民党の議員立法である「映画の盗撮の防止に関する法律案」が可決成立したようですね。 これ自体は、アメリカ映画産業のヒステリーに付き合う人達がこんなにいたのだと感心する程度です。 ただ、どうせ欧米の基準に合わせるのであれば、美術館等での私的使用目的の写真撮影を、少なくとも国公立の美術館等については、作品の保護の観点からどうしても問題がある場合を除き認めるようにしてほしいものです。欧米の美術館では、原則写真撮影は自由であり、世界中の人々がそこに行った記念にとばしばし写真を撮っているのです(所詮アマチュアの撮る写真ですから、写真を撮って後で何度も鑑賞するという目的にはあまり使えません。)。しかも、モネやルノアール等の著作権切れの作品のみならず、ピカソなどのように著作権がまだ切れていない画家の作品についても、来場者による写真撮影は原則禁止されてないというのが欧米基準です。 それに引き替え、日

    zaikabou
    zaikabou 2007/06/05
    美術館については、コレクション展は撮影可能なところが増えている印象。他館や個人からの借り物は基本的に不可。欧米も個人の寄託とか多いとおもうが、そのあたりどう処理しているのだろう。
  • ポジティブ思考と実名・匿名問題 - la_causette

    ネット上での表現が自分のアイデンティティと結びついたときに自己の外部的評価が上昇することを期待するか、下落することを怖れるかというのは、多分に思考のポジティブ度が影響しているのでしょう。だから、ポジティブ思考する人が多い米国のブロガーは実名ブロガーが多く、ネガティブ思考する人が多い日のブロガーは匿名ブロガーが多いってことなのではないかという気がします。 もちろん、英語圏のブログを見ていても、意図的に特定の他人や人種・民族等を不穏当な表現で批判したりデマを流布したりする人々は匿名を用いている例が多いようですが、そういう表現は、さしものポジティブ思考な米国人ですら、自分のアイデンティティと結びついたときに自分の外部的評価が下落すると思うのでしょう。しかし、他者を貶めることを目的とした表現以外の表現活動についていえば、それが自分のアイデンティティと結びついたときに起こる自分の外部的評価の変動に

    ポジティブ思考と実名・匿名問題 - la_causette
    zaikabou
    zaikabou 2006/11/27
    ネガ・ポジ関係なく、大抵の被雇用者にとって、実名を晒すメリットが何も無い(少なくともそう思える)のが一番の原因ではないかしらん。こういう状況が変わる(自分で変える?)ことができれば状況は変わるかも
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