リョウ・アライは、徹底的な四つ打ちをベースにした世界随一のハウス・トラック・メイカーで、すべてのリリース作を全面的に信頼して良い。AVでいうと吉沢明歩クラスのアーティストだ。おれは昨年Perfumeにインタビューしたとき、のっち嬢に彼の情熱的な名作『ROUGH MACHINE』をわざわざHMVで買ってプレゼントして「おまえはこれを聴け。リョウ・アライを聴かないでテクノ・ユニットを名乗るのは許されないということを知れ」と言ってやったほどだ(やや脚色あり)。 そして、イルリメのサウンド・プロダクトのクオリティの高さを、いまさら解説するまでもないだろう。 この二人がそれぞれ変名ユニットで5曲ずつ持ち寄ったスプリット・アルバム。しかも、それがほぼ全編インストというのだから、こんなもん、もー、どー転がっても面白いに決まっている。コンセプトの勝利だ。 両者ともブラックなテイストのホーンやコーラスのサン
![REDSOUND×GRIND DISCO『DRAG AND DROP』 | 松本亀吉weblog](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/75e0df442b4d129a7baeeb2e198fa4cfc514078a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpds.exblog.jp%2Fpds%2F1%2F200908%2F13%2F66%2Fc0086766_22311941.jpg)