映画「300」を観た。とりあえず、クセルクセスのペルシア軍に参加して、スパルタ兵悉く皆殺しにしたくなった。 もちろん、祖国と家族と体制を守るため、圧倒的な侵略軍に対して、ごく少数の精鋭が決死的な戦いを挑む物語が面白くないわけがない。漫画的な(というか漫画が原作なのだが)大胆な演出を用いた、ド派手な殺陣に心躍らないわけがない。物語として映画としてとても面白い。それは保証する。 だけれども、スパルタ軍には決して感情移入できなかった。むしろペルシア軍にこそ親近感を抱いたね。それはスパルタに私が忌み嫌う論理を感じたからだ。血縁ないし疑似血縁的な強固なゲマインシャフトを。 以下、ややネタバレあり。ちなみに「歴史」ではなく「本作品」に焦点を絞って書くので悪しからず。 スパルタ軍の強さは、有事に動員される兼業兵士ではなく、日々訓練する専業兵士からなる軍隊であると同時に、鉄の団結に基づいて精緻な集団密集戦
フランク・ミラーって なんでできてる? フランク・ミラーって なんでできてる? エロスと バイオレンスと 911のトラウマ そんなもので できてるよ クセルクセス率いる100万のペルシア軍がギリシアに迫る。迎え撃つはレオニダス王自ら指揮を取るスパルタ戦士300人。その全員が死狂いである。 暴力ってかっこいい! ふしぎ! ですよねー。という、男の子のプリミティブな部分を直撃する映画でした。女性がこの映画をどう見るのか、ちょっと想像がつかない。そのくらい「男性的」な作品として観ました。 けなそうと思えばいくらでもけなせますよ、ストーリーは適当だし歴史的にも正確じゃないっぽいし政治的にも微妙だし。ついでに林完治さんにしてはなんだか字幕適当だったし。でも何を言ってもこの映像のパワーの前では無駄です。あまりにもド直球なHFO(ヒューマン・ファイター・オトコ)賛歌が、頭で考えた理屈をぜんぶ吹っ飛ばして
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く