■SCE/Quantic Dream■PS3■2010年2月18日発売■サイコ・サスペンス■5,980円(税込)■★★★★★ 子供ばかりを誘拐して溺死させ、現場に遺体と折り紙を残して去る謎の連続殺人犯「オリガミ・キラー(折り紙殺人鬼)」。プレイヤーは、子供を誘拐された父親、捜査にあたる捜査官や探偵、事件を追うジャーナリストといった個性的な人物を操作して事件の真相に迫る。「プレイヤーがストーリーに関与できる映画」とも言えそうな、まったく新しいタイプのゲーム。 10年前、私はプレイステーション2のスペックと『メタルギアソリッド2』の写実的で美しい予告編を見て、「映画的なゲーム」が飛躍的な進化を遂げるに違いないと確信したもんである。CPUの名前からして「エモーションエンジン」だ。実写みたいなCGの俳優たちがリアルタイムに画面の中を動き回り、感情豊かな芝居とセリフでどんどんお話が進んで行くという「