8月15日、米国の原子力発電所は核兵器への転用が可能な核物質の盗難や原子炉のメルトダウンを狙った攻撃などの脅威から十分に守られていないと、米テキサス大学の研究プロジェクトが指摘。カリフォルニア州のサンオノフレ原発で2011年3月撮影(2013年 ロイター/Mike Blake) [ワシントン 15日 ロイター] - 米テキサス大学オースティン校の研究プロジェクトは15日付の報告書で、米国の原子力発電所は核兵器への転用が可能な核物質の盗難や原子炉のメルトダウンを狙った攻撃などの脅威から十分に守られていないとの見解を示した。 報告書は国防総省の要請に基づきまとめられたもので、米国にある商業用原子炉104基、研究用原子炉3基のいずれも、2001年9月11日の同時多発攻撃のような多数の人間が関わる攻撃に対しては無防備だと指摘した。