福島第1原発を襲った津波。集中廃棄物処理施設4階から、北側の4号機の原子炉建屋方向を向いて撮影=2011年3月11日午後3時42分ごろ、東京電力関連企業社員が撮影(東電提供) ↑クリック↑すると次の写真に進みます 東京電力は19日、福島第1原発に津波が到達した直後の連続写真を初めて公開した。海面から高さ10メートルの敷地にある重油タンク(高さ5.5メートル)が、到達後わずか1分間で水没するなど、津波が猛烈な勢いで押し寄せる様子をとらえている。 公開されたのは、3月11日午後3時40分ごろから撮影された計17枚。敷地の南にある集中廃棄物処理施設の4階から北方向(4号機タービン建屋方面)を東電の関連会社社員が撮影した写真は、同42分に海抜10メートルの敷地で浸水が始まり、約1分後には高さ5.5メートルの重油タンクが濁流で水没し始めた。タンクは一気にのみ込まれ、駐車中の乗用車も流されて補助建屋(