最近本当に忙しい。腰を落ち着けて考えたくても全然手にもつきません。 暇人也氏のところで重要なエントリが上がっていたので。 VARを推奨する計量経済学者として有名なクリストファー・シムズ(プリンストンのHP)が、ゼロ金利制約下における金融・財政政策について小論を書いた。 Economist’s Viewで全文が紹介されているほか、サムナーも自分と意見を同じくするものとして取り上げている。 以下はその第1節の前半と第5節の後半の拙訳。 (中略) 財政政策がやはり重要なのは、適切な説明が実施されれば、将来の金融政策の行動についての約束の宣言が現時点の政策行動を伴わない場合に信頼を得られないかも知れない、という問題を改善するからだ。大規模な財政政策の効力は、インフレや将来の金融政策に対する意味合いについての議論を伴った場合、人々に信じられる可能性がより高くなる。 最近の米国、そして私が思うに日本で