「高江の夜」(2012.12.9撮影) – もうじき沖縄の市町村の首長や議員たちが、東京に行く。「オール沖縄」での直訴だと沖縄の新聞も識者も、盛り上げるために必死だ。私もまた、ぜひ注目されて然るべきだし、沖縄の願いが怒りが政府に国民マジョリティに届いてほしいと思う。 それでもなお、我が心を吹く一抹の寂しさ、哀しみ、憂鬱を如何ともし難い。この「オール沖縄」にはオスプレイ配備反対や辺野古への新基地建設反対はみえても、高江で現在進行形のオスプレイパッド建設工事への反対はみえない。 日本国のマジョリティや中央政府から沖縄の願いや怒りがみえない(みない)ように、沖縄のエスタブリッシュやマジョリティからは高江の願いや窮状はみえない(みない)のか。そんなことで「オール沖縄」だと訴えても背中は煤け足元はぐらつく。 流されない。踏ん張るべきところで踏ん張る。私は私であることを手放さず私たちである希望を捨てな