2024年1月25日にIntelとUMCから発表された、12nmプロセスの共同開発の話は、全く予期していない動きだったものの、冷静に考えると双方にメリットがある、というか双方とも追い詰められた末の動きだったことが良く分かる提携だったと思う。既に簡単なレポートが上がっているが、もう一段掘り下げて説明したい。 今回の提携の発表、肝心なところが抜けている(というか、あえて公開されていない)ので、それを補足すると「IntelとUMCは共同で、『Intelの14nmプロセスをベースに』『より廉価な』12nmプロセスをUMCと共同開発し、両社でこのプロセスを利用して2027年からの量産を開始する予定である。Intelはアリゾナ州オコティージョ・キャンパスに既にあるFab 12/22/32でこの12nmプロセスの量産を行う予定である」ということだと考えられる。どうしてそう考えられるのかを、Intel、U