10月15日、全国地方銀行協会の小川・全国地方銀行会長(横浜銀行頭取)は金融庁内で、金融危機対応として時価会計の適用停止を要望。写真は9月、東京で(2008年 ロイター/Michael Caronna) [東京 15日 ロイター] 全国地方銀行協会の小川是・全国地方銀行会長(横浜銀行8332.T頭取)は15日夜、金融庁内で、金融危機対応として時価会計の適用停止を要望した。中川昭一金融担当相との中小企業金融の円滑化に関する意見交換会で述べた。 意見交換会は、世界的な金融不安の高まりで中小企業向け融資が滞りがちになっている現状の打開に向けて金融庁内で開かれた。中川金融担当相と、メガバンク3行をはじめとする大手銀行、地銀など23の金融機関のトップが参加した。 この冒頭あいさつで小川会長は、米国発の金融市場の混乱で日本の金融機関が「特異な環境下にある」と指摘。その上で「時価会計の適用停止を先立って