人質司法というのは誰の問題か？ - モトケンブログ

人質司法(ひとじちしほう)とは、日本国において、被疑者又は被告人が被疑事実又は公訴事実を自白する場合に比べ、これを否認する場合には勾留による身柄拘束が長期化し、釈放がされにくくなる傾向にあるという社会的事実に対し、身柄を人質にとって自白や警察や検察の意に沿った供述を得ようとしているものとして、検察庁や裁判所、あるいは現行法制を批判する際に用いられる語。 しかし、この説明には若干正確さを欠くところがあると思われます。 まず、「現行法制」つまり制度の問題というよりは、制度運営の問題だという点です。 現行法制つまり現在の刑事訴訟法における勾留の要件は以下のとおりです。 第六十条 裁判所は、被告人が罪を犯したことを疑うに足りる相当な理由がある場合で、左の各号の一にあたるときは、これを勾留することができる。 一 被告人が定まつた住居を有しないとき。 二 被告人が罪証を隠滅すると疑うに足り

[motoken01]

＞id:OguraHideo　「警察・検察からの請求を裁判所が却下することがほぼない現状」こそが人質司法の本質だと言っているのだが、小倉弁護士には理解できないのかな？制度論的にも主導権は裁判官にあるとしか言えない。

[thermalpaper]

>id:z0rac可視化されても「自白を得るための取調べ」の必要性に変化はないよ。可視化しても罪証隠滅の可能性がなくなるわけではないし、勾留請求も減らないでしょう。

[z0rac]

うーん。可視化によって自白を迫るだけの取調べが行われなくなれば、長期勾留の必要がなくなるので請求自体が減るのでは。

[ROYGB]

刑事訴訟法第９２条で、保釈を決める裁判官が検察の意見を聴かなければならないとなっている程度には主要な役回りのような。

[triggerhappysundaymorning]

「却下することがほぼない現状」が悪いって記事に対しての反論としては重箱の隅に見えるw.反論じゃないのかも知れないけど.

[mohno]

裁判官は勾留の請求を安易に認めすぎ、って言ってるわけだよね。まあ、誰に責任を押し付けるかはともかく、運用に問題があるなら制度を変えるしかないね。

[OguraHideo]

警察・検察からの請求を裁判所が却下することがほぼない現状のもとで、警察・検察には被疑者・被告人の身柄を長期拘束することへの主導権がないかのように表現するのは如何なものか。