現状の公衆無線LANでは、通信環境が悪いと、かえって遅くなるといった状況が起こり得る。快適に通信できない状態が続くと、ユーザーが無線LAN機能をオフにしてしまい、インフラ拡充の取り組みが無駄になってしまう。とにかく無線LANを使ってもらうための機能強化に力を入れている。 イチ押しは「移動中Wi-Fi接続制御」(写真)。乗用車や電車で走行中に一瞬だけ無線LANをつかんで切れるといった挙動はユーザーのストレスにつながる。そこで加速度センサーや地磁気センサーを活用し、ユーザーが乗り物で移動中であると検知した場合は一瞬だけ無線LANをつかむようなことはしないようにした。 具体的な仕組みは。 この部分でいくつかの特許を出願しており、具体的な仕組みを公表できないが、漏れてきたような無線LANの電波はかなりの精度でカットできる。さすがに速度が一定で振動がない場合は厳しいが、乗用車や電車で移動していれば加
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