およそ1年半の休館を経て、国立西洋美術館は4月9日にリニューアルオープンを迎えた。 改修工事によってル・コルビュジエが設計を手がけた当初の姿に近づいた同館では、同日から小企画展「調和にむかって:ル・コルビュジエ芸術の第二次マシン・エイジ ― 大成建設コレクションより」(〜9月19日)と「新収蔵版画コレクション展」が(〜5月22日)が開催。続く6月からはリニューアル記念展「自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」(6月4日〜9月11日)も予定されている。 コルビュジエが意図した開館当時の姿へ同館は2016年に「ル・コルビュジエの建築作品ー近代建築運動への顕著な貢献ー」の一部として世界遺産に登録されたが、その際にユネスコは「当初の前庭の設計意図が一部失われている」と指摘。休館に際して行われた前庭の改修工事では、植栽は最小限に、柵は透過性のあるものに変更された。床の目