北朝鮮が最近、連日のように弾道ミサイルを発射している。先月末から今月6日までで7回。4日には、5年ぶりに日本列島上空を通過させて、太平洋に撃ち込んだ。飛翔(ひしょう)距離は過去最長という。一連の発射について、北朝鮮メディアは10日、「戦術核部隊運用の訓練」だったと報じた。 ロシアがウクライナ侵攻を続け、中国が軍事的覇権拡大を強めるなか、北朝鮮が再び存在感をアピールしたかたちだ。 なぜ、北朝鮮は暴挙に出たのか。 第1は、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権が、米国との関係を深めていることが気に入らないのだろう。米原子力空母「ロナルド・レーガン」が参加する米韓合同軍事演習も実施された。これまでは、「反米」「対北融和路線」をとる文在寅(ムン・ジェイン)政権への「安心感」もあったのだろう。 第2は、11月の米中間選挙の直前という事情もあるのではないか。北朝鮮が2006年に、初めての核実験を強行した
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