多様化する大学院生のための新たな研究図書館サービス 米国の大学院生数は急激に増加し,研究大学は,院生の専門能力の向上や新たなキャリアルートを重視した総合的なプログラムの構築につとめている。さらに,教育だけではなく,院生のライフスタイル,研究の学際性,学術コミュニケーションの形式なども変化している。こうした大学レベルの動向を背景として,研究図書館のコミュニティでは2007年ごろから院生に特化したサービスや図書館スペースについての議論を行い,ニーズを調査し,サービスの改善に役立ててきた。 北米研究図書館協会(ARL)は,先進的な院生サービスを実施しているワシントン大学やゲルフ大学など9大学の図書館員や図書館長を対象としたインタビュー調査を実施し,2012年12月に“New Roles for New Times: Research Library Services for Graduate S
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