文科省は、9月10日から行われる「自殺予防週間」を踏まえ、学校での子供たちの相談体制や早期発見の取り組みを都道府県教委などに通知で依頼した。「24時間子供SOSダイヤル」の周知や保護者への家庭での見守り、教職員による駅や踏切での集中的な見守り活動なども要望する。 同週間は、9月10日から16日まで実施。厚労省をはじめ、文科省や警察庁などが連携し、集中的な自殺予防の啓発や支援を進める。 18歳以下の自殺は、8月下旬から9月上旬までの、学校の長期休業明けに急増する傾向がある。そのため、文科省では、全国の学校で児童生徒の自殺予防への組織体制を整えてもらい、保護者、地域住民、関係機関との連携による見守り活動の推進などを求める。 学校での自殺の早期発見に向けては、児童生徒の心身の状況の変化に目を配り、自殺の企図の兆候が見られた場合には、特定の教職員で抱え込まず、保護者や医療機関などと連携した組織的な