橘文也会長 日本知的障害者福祉協会(橘文也会長)は6月29・30両日、都内で2015年度全国知的障害関係施設長等会議を開き、約2300人が参加した。 初日の開会式で橘会長は、協会会員施設がサービス利用者を虐待する事件が相次いでいることに触れ「憤りと恥ずかしさを感じる。虐待が起こる施設の一番の問題は管理者の姿勢だ。会員施設はこれまで以上にご努力頂きたい」と話した。 国会議員2人を含む5人が登壇したフォーラムは、厚生労働省が法改正に向けて審議会で議論している「障害者総合支援法の見直し」が議題となった。 田口道治・同協会副会長はその論点の一つ「常時介護を要する障害者の範囲とサービスのあり方」について、「知的障害者の場合、身体的な介護に限らず見守りを必要とする人もいるので『常時支援』に改めるべき」とした。 久保厚子・全国手をつなぐ育成会連合会長もこの点に賛同。就労支援については「現在はさまざまなサ