2015年にグリヤ氷冠から氷コアのサンプルを採取した/Courtesy Lonnie Thompson/The Ohio State University (CNN) 中国西部チベット高原の氷河で採集された氷の試料から、これまで存在が知られていなかった1万5000年前のウイルスが見つかった――。学術誌「マイクロバイオーム」に今週、そんな論文が発表された。 論文によると、今回発見されたウイルスは、研究者によって過去に分類されたどのウイルスとも異なるという。 米オハイオ州立大の気候学者や微生物学者を含むチームは2015年、海抜約6700メートルにあるグリヤ氷冠の頂上から、「氷コア」と呼ばれる試料を2つ採取した。 論文の筆頭著者、ジピン・ゾン氏は22日、CNNに対し、この氷コアは深さ約310メートルの地点にあったものだと説明。氷コアは採取後、長さ約90センチ、直径約10センチの各部位に切り分けら
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