はじめに LLMに社内ドキュメントやコードベースを読み込ませる手法として、RAG(検索拡張生成:Retrieval-Augmented Generation)はすっかりデファクトスタンダードになりました。しかし、LLMの最前線を走るAnthropic(Claudeの開発元)は、少なくともコード生成の領域において「RAGからエージェント型検索(Agentic Search)への移行」を果たしたそうです。 この記事では、AnthropicのリードエンジニアであるBoris Cherny氏が語った内容(OfficeChaiの記事に基づく)をもとに、なぜ彼らがRAGをやめ、エージェント型検索を採用したのか、その理由とトレードオフについて解説します。 RAGから「エージェント型検索」へ 初期のClaudeでは、コードベースをベクトル化してインデックスを作成し、RAGを用いて関連情報をLLMのコンテキ

