サウナに入ると血行が促進される。サウナが肩こりに効果的なのは、肩こりの主な原因である血流の不足が改善されるからだそう 写真提供/GettyImages スパや銭湯に行くと必ずサウナに入るんですけど、全身から汗が噴き出して、気持ちいいですよね。そんなとき、ふと室内の温度計を見ると、摂氏100度なんてことが! もしもお湯であればふれた瞬間にヤケドをする温度だけど、なんでサウナだと平気なのでしょう。日本サウナ・スパ協会の若林幹夫さんに聞いてみました。 「同じ温度でも、気体と液体によって熱の伝わり方が全く違うからです。液体は熱が伝わりやすいので、100度のお湯であればすぐにヤケドをしますが、気体では熱が伝わりにくいんです。また、90~100度というサウナの室内は湿度が10~15%と低く、乾燥しているのですが、体からは1分間に20~40gにも及ぶ大量の汗が噴き出して水分の薄い膜をつくり、皮膚を乾燥