弊社ニフティにタイムラインというサービスがリリースされた。時間軸に沿ってできごとを書き込んでゆくことができるサービスだ。時間版の白地図というか、空欄の年表みたいなものである。 自分史とかプロジェクト管理に使えるというのだが、当サイトでは飲み会の様子をタイムラインに落とし込んでみた。するとどうだろう。オーダーの傾向が見えてきたのだ!…って分かったからどうだということはないのだが、ちょっと興奮したので紹介しますわ。(デイリーポータルZ編集部)
船の免許が欲しい。 理由は単純、手前船頭で好き勝手な釣りがしたいから。 といっても、別に松方弘樹のように「世界を釣る」訳ではなくて、友人達と近場でアジとかシロギスとかを釣りたいだけなので、岸から5海里(9kmくらい)限定で運転ができる二級小型船舶操縦士という免許が欲しいのだ。 そんな想いを持ち続けて早10年。手漕ぎのボートで海に出るのも体力的にだんだんしんどくなってきたので、思い切って免許を取ることにした。 (text by 玉置 豊) ボートスクールというところにいく 二級小型船舶操縦士の免許を取る方法を調べたところ、ボートスクールというところで学科と実技のお勉強をしてから国家試験に挑むのが一般的な方法らしいということがわかった。 ちなみに免許取得にかかる料金は、全部で7~9万円くらいと安くはない。安くはないというか、高い。 早速申し込みをすべくボートスクールをネットでいろいろ検索して、
出会いイベントを自分が企画するとしたら、どんなのにしてやろう?そう思って考えた前回は、主に妄想だけに終わった。後編では、実際に行ったイベントの様子をお届けしたい。 はたして、雨後のタケノコのごとくカップルが成立したのか、しなかったのか? (text by T・斎藤) いきなり守る さて、結局どんなイベントになったか? 妄想段階ではさまざまな壮大なプランを思い描いていたわけだが、いざ実装フェーズに突入すると、私の思考はひたすら守りへ守りへと傾いていった。穴熊かよ!?と自分で思ったくらいだ。 が、それはあながち間違いでもなかったのかもしれない。 なぜなら… 少子化社会の構造が見え隠れ (してない) 募集したのは女性7人・男性7人。それに対し、応募があったのは女性が22人であったのに対し、男性はたったの6人。 なぜここまで男性の応募が少ないのか? 理由は 長崎には若い男がいない。 男はネット見て
以前、ホステスメイク入門という記事を書いたが、実はその他にもう一つどうしても気になって仕方がないメイク法がある。 それはズバリ宝塚メイク。素人から見るとかなり濃く思える宝塚メイクだが、実はあれくらいはっきり書かないと、舞台に立った時、照明で飛んで顔がのっぺりとなってしまうらしい。 ところであの独特のメイクは一体どのようにして出来ているのか?今回、宝塚風の舞台をやっている友達に、そのやりかたを訊いてみた。 (text by 岸川 祥子) 今回の先生 今回メイクを教えてくれるのは大学時代の友人・ゆりちゃん。 ゆりちゃんは出版社で働く傍ら、劇団に所属し、ミュージカルとレビューで構成される宝塚風の舞台に出演する舞台人。 以前、劇団の舞台を見に行かせてもらったことがあるんですが、衣装も歌も踊りも本格的で、非常に面白かったです。 そんな中、特に興味を惹かれたのが舞台メイク。 舞台以外のところで見るとと
日清食品が、カップを再利用できる詰め替え方式のカップヌードルを発売するらしい。 昨今の環境問題に対する消費者の意識の高まりを先取りする商品である。 確かに、食べ終わったカップラーメンの容器を捨てるときにいつも「もったいないな」という思いを感じてはいた。 ゴミが増えるのはよくないことだし、温暖化とかも超心配だ。 今度日清食品が発売するリフィル式カップヌードルは、繰り返し利用するための専用のカップを購入しなければならないという。 ちょうどスターバックスのタンブラーのような感じだ。 わざわざそんな専用の容器を買わなくとも、今までのカップヌードルの容器だって、食べ終わったあとまた利用できるのではないだろうか。 (工藤 考浩) もったいない 僕の住んでいるところは、カップ麺の容器は燃えないゴミとして出さなければならない。 燃えないゴミの日になると、半透明のゴミ袋にのぞくたくさんのカップ麺の空き容器に
先日行われた東京マラソンをテレビで見ていて、「マラソン楽しそうだな」と思った。街の空気を感じながら、自然なスピードで景色が移り行くのはなかなか良さそうだ。 しかし如何せんフルマラソンは、僕にとって長すぎる。かつて高校生のとき、50キロくらい走るマラソン大会があったが、僕の脚は筋肉痛を通り越して疲労骨折した。もっと数キロで終わるような市民マラソンがあればいいのに。 そう考えて自分サイズのマラソン大会を開催してみました。 (text by 藤原 浩一) 舞台は蕨市 東京マラソンや高校のときのマラソン大会は、ある一定のエリアを縦断、あるいは横断する大規模なものだ。が、大きすぎる、普段の生活から言って、等身大じゃない。 というわけで埼玉県蕨市に目をつけた。何故ここかと言うと、ここは日本で一番小さい面積の市で、南北に2キロくらいしかない。ここなら簡単に縦断できるわけである。
私の買い物姿はまぬけです。 古道具屋で4000円で買った、子供用(っていってもデカイ)のマウンテンバイクで、財布だけ上着のポケットに入れて、近所のスーパーやドラッグストアへ。 マウンテンバイクなので、カゴがないわけで。ハンドルの左右にぶらぶら、ビニール袋をぶらさげて持って帰ります。かっこ悪! トイレットペーパーぶらさげてる時なんか、さらに倍、かっこ悪くなります(万が一見かけても、絶対に声はかけないで下さい…)。 なんとかしたいな、肩にもかけられる、おしゃれなお買い物バック欲しいなー、と思い続けて幾年月。 実は本当に欲しいのは、何かのイベントで見かけた「オランダ人デザイナー、スーザン・ベル作のザ・ニューショッピングバッグ」とかいう、エコバッグ。 パラシュート素材で出来ててカラフルで、丈夫でたっぷりしててお洒落で、エコとかロハスとか真剣に考えてない、いいかげんな私でも「あら、これ、いいわあー!
「水琴窟」って知ってますか?「窟」のつく言葉というと「厳窟王」か「アヘン窟」しか思いつかない自分のような人が何人いるか知りませんが、そういうアナーキーなものではなく、日本庭園の装飾のひとつ。その類としてはメジャーな「ししおどし」とはまた違った、イイ音を聞かせる仕掛けなのです。しかもこれがまた独特の清廉な音!日本庭園、という時点であんまり触れる機会なさそうだけども、実際は住宅街や飲み屋街の中にもあったりする。イイ音探して都内を巡ってきました。実際の音入り! (大坪ケムタ) 歌舞伎町の辺境でキラキラな音 あらためて「水琴窟」の説明をすれば、もともとは茶室の入り口にある「つくばい」と呼ばれる手洗い所に仕掛けられたもので、地中に音響装置としての「瓶」が埋められている。ひしゃくで水をすくい、手を洗うと地にこぼれた水が地中に内蔵された瓶の中にじわじわと落ちる。その水滴の落ちた音が瓶の中で反響して琴のよ
現在、バレンタインデーとホワイトデーの中間期にあたるわけだが、皆さんこの時期をどう過ごされていることだろうか。特に男の方々。ホワイトデーには、ゴディバのお返しに何を贈るおつもりか。 センスの問われるところであるが、ここで私が皆さんに選択肢を与えることにしよう。彼女の顔を細かに思い描きながら自作する、愛の「写実クッキー」を。 (乙幡 啓子) いきなり例外的なケース とかなんとか言いつつ、要は「白と黒の2色のクッキーで、キャラクターっぽくないクッキーを作りたい」のだった。 顔などをクッキーにする場合、どうしてもすごくデフォルメしがちで、アンパンマンみたいなかわいいものができあがりがちなのだが、今回はあえて写実にこだわろうと思ったのだ。 人の顔を勝手にアレするのは失礼至極なので、やはり自分の顔を使おう。とは言うものの、普通の決め顔の写真では こっぱずかしい。バランスをとった地点が「スーパーマリオ
東京駅は新幹線と在来線が通っている。 在来線ホーム近辺は通勤客が利用するふつうの駅だが、新幹線ホーム周辺は遠くに行く人たちで浮かれムードが漂っている。ハレとケで言えば、100%ハレだ。お弁当を買って、午前中だってビール飲んじゃう。浮かれムードには出張の人にもビールを買わせてしまう力がある。祭りだ。 東京駅はどのあたりから浮かれているのだろうか。浮かれの分水嶺を見極めたい。 (林 雄司) これが東京駅 ばっさりと東京駅の構内図を描いてみた。 八重洲口側が新幹線ホーム、浮かれ側である。そこから東海道線、山手線、中央線と浮かれ度が下がってゆく(ほかにも総武快速や京葉線などもあるが、わかりやすくするために割愛しています)。 どこかに浮かれの境界線があるはずである。
鉄道の終着駅には二つの種類があると思う。 例えば、首都圏で言えば、東急東横線・みなとみらい線の終点『元町・中華街駅』、つくばエクスプレスの『つくば駅』、それから『成田空港駅』などは陽の終着駅。近隣の(少なくても沿線の)人たちが終点と意識していて、立ち寄った人の数も多い駅。 僕が興味を抱いて止まないのは「もうひとつの終着駅」である。『東葉勝田台駅』、『印旛日本医大駅』、『南栗橋駅』、『浦和美園駅』……などがこれに当たる。首都圏にお住まいのかたは電車の行先字幕でよく見かける駅名だと思う。そして、ここがポイントなのだが、みんなが名前を知っているのにほとんどの人が降りたことのない駅だ。 今日は長年の夢が叶って、『印旛日本医大駅』に行ってみることにした。 (text by 梅田カズヒコ) 今回、『もうひとつの終着駅』のうち、どれを見に行くか、多いに悩んだ。『南栗橋』も気になる。いやいや、『光が丘』な
トマトを嫌いな友人がいる。わりと多くいる。 彼らが一様に口にするのは「あの青臭さがダメ。特に中のドロドロが許せない」というものだ。初めてそれを聞いた時は、ちょっとショックだった。 そしてトマトを料理に使用する際、レシピには「タネを取り除くように」と書いてあることが多い。しかしドロドロ好きの私はそれを守らず、タネもろとも調理している。だって取り出したタネ及びドロドロはどうするのだ。捨てろと言うのか。 果たしてトマトのドロドロは、そんなに邪魔者なんだろうか。メロンのタネの部分と同じように、捨てられるべき存在なんだろうか。 はっきり「違う!」と言うべく、立ち上がりました。 (高瀬 克子) まずは仕分けから トマトを丸ごと食べるという行為をしなくなって久しい。子どもの頃は、腹が減ると台所に転がっているトマトをガブリと丸ごと食べたものだ。裏庭で作られたトマトは熟し切っており、何も付けずともおいしく食
北京オリンピックまであと1年。中国が改善したいことのひとつに、間違いだらけの英語を直したいのだとか。中国にある間違い英語や、中国人が発音する英語をChinaとEnglishをあわせてチングリッシュというのだそうで、それが中国で氾濫しているのだとか。 実際中国の街を歩いているとあちらこちらで見つけるスペルミスの英単語はちょくちょく見かける。英語は得意じゃないけれど一日一発見くらい見かける。そんな間違い英単語を撮り貯めたので紹介したい。 (ライスマウンテン) 一文字加えてアラ誤植 一文字減ってオヤ誤植 誤植にもいろいろある。まずこのページでは本来の単語に1文字加えたため、誤植となってしまった実例や、一文字足りないために誤植なってしまった実例を紹介したい。
先日 ひょんなことから 大量の 目メガネを GETしました。 目メガネとはつまり、 メガネに目の写真が貼ってあって かけたら 別人になっちゃった~ うふふ しかも変な目~ うふふ っていう いわばパーティーグッズの ようなものです。 そんな目メガネを 今回は アレしちゃいたいと 思います!! (text by ヨシダプロ) で、そんな目メガネ はるか昔に一時期 軽薄なカルチャーとして 流行ったことがあったような記憶もありますが、 一応はメガネだけに メガネっ子としては なかなかにたまらないものがあります。 と、まじまじと見ながら 自分でもかけようかかけまいか 悩んでいたのですが、 そのとき 「何よそれ」 あ、 どうやら 愛犬モモも この目メガネに 興味津々の模様です。 さすがメガネの飼い犬 メガネ犬ですね。 よし、ではどうせなんで とりあえずは この目メガネを このメガネ犬・モモに つけて
旅行の写真を見返していてがっかりすることがある。写真の撮り方がまずいのか、違和感があってうまくその場を思い出せないのだ。その場にあった物は写真で思い出せるのだが、なんていうかそのときの「場」というか「自分」がうまく見つからない。写真以外に、なんかもっとこう自分のそのときの気持ちが残るものがないだろうか。そんなことを考えていて…ポエムなんじゃない?と思いあたった。 気持ちをたっぷりこめたポエムをその場で書いておけば、そのポエムを読むだけで、いつでも旅先のあの気持ちを思い出すことができるんじゃないか。 ということで、旅に出てポエムを詠んでみることにした。 (text by ざんはわ) 今回は日帰り旅行ということで、近場の鎌倉に。 コースは、北鎌倉を出発~円覚寺~化粧坂切り通し~銭洗い弁天~大仏~海辺。 お寺も切り通しも大仏も海も見られて半日程度で回れる、休日の小旅行にはちょうどよいコースだ。こ
カジノというモノに憧れている。 映画なんかで見る、あのきらびやかな世界、スリリングな駆け引き、憧れちゃう。 きっとカジノでは、全財産をすってしまった若夫婦に億万長者が「妻を一晩貸せば100万ドル払う」という内容の提案をしていたり、雨男が驚異的な記憶力でブラックジャックで連戦連勝。 一般客や従業員に紛れた11人のギャング集団は、金庫破りのために一沙汰起すだろうし。 まるで映画みたいな出来事が、カジノでは連日連夜巻き起こっているに違いない。 いやー、憧れます。 これはもう、なるべく早くカジノデビューをしたほうが良いのではないだろうか。 とはいっても、何事も焦りは禁物、事前の勉強が肝心。 そうだ、日本初のカジノの学校が東京にあったはず、行ってみよう。 (text by 上杉 天馬) カジノディーラー養成学校 カジノの学校とは、日本カジノスクールのことで、JR総武線東中野駅から徒歩3分の所にあるの
子供の頃にやった影絵遊び。両手を組み、キツネやカニの形にして影を映す。初めてやったとき、子供心に感心した覚えがある。 大人になってそんなこともすっかり忘れていたのだが、たまたま手に取った本で影絵を見た。ただ、よく知っている形ではなく、一味違うものなのだ。 よく見ると、どうも現代のものではない。江戸時代に描かれたものらしい。 江戸時代の人もやっていた影あそび。それを自らの体で再現してみつつ、自分なりの新作にも挑戦してみました。 (小野法師丸) ●大人もやってみたくなる影あそび 影あそびを思い出すきっかけになったのは、家にたまたまあった『名画クラシック葉書』(マール社)という本。日本の古い絵を題材にした、葉書のデザイン集だ。 その中に、こんな作品があった。
この間まで「コンソメスープ」に取り憑かれていた。 たまたま入った紅茶屋さんで飲んだ黄金のスープ。 澄みきったあの味が忘れられなかったのだ。 なんとしても自分で再現しようと試行錯誤をくりかえし、正直、その域まで達したという自負がある。 しかし、あいにく本日は肝心のコンソメスープがない。 あんな途方もない旅のような、作る時間もない。 けれども息子は「紅茶屋のコンソメスープを飲んだら明日のテスト頑張れる気がする」と言っている。 そうか、がんばれるのか。 私は、ポテトチップをほおばりながら教科書ではなくマンガを読んでいる息子に目をやった。上半身ハダカだ。いやそれはいい。 そのお菓子の袋には、「コンソメパンチ味」と書いてあった。 コンソメ、しかもパンチ。 「わかりました。がんばっていただきましょう」 (text by 土屋 遊) ベビースターラーメンラーメンよ、再び 日常を下心のみで生活している私の
日曜日の夕方、テレビの笑点を見ていると流れるお線香「青雲」のCM。 すっかり耳になじんだメロディと共に映し出される、たくさん連なった青い凧。 あのCMの連凧を揚げてみたいと思ったことはないだろうか。 僕はある。 CMを見るたびに思っている。 あの凧を大空高く揚げてみたい。 なので、揚げてみた。 (工藤 考浩) すり込まれた青雲のCM 何でも青雲の連凧のCMは、25年前から続いているものらしい。 25年前というと、僕がちょうど8歳の頃から流れているということだ。 脳裏に焼き付いているのも無理はない。 あのCMの凧を揚げようと、まずはあの青雲連凧の入手方法を調べたが、当然既製品は売っているわけが無く、ネット通販で「40連・連凧作成キット」なるものを入手し、自主制作に取り掛かった。
1週間で最も長時間生放送に出演する司会者、としてギネスワールドレコーズから認定を受けたみのもんたさん。今、日本で一番忙しい司会者といえよう。そんな売れっ子みのもんたさんのフリップを使った話術をマネしたい。重要な言葉を紙で隠して、それをめくりながら説明するあれである。ペリペリっと紙をめくるのが気持ち良さそうだ。 街中の看板類を使って、あのペリペリをやってみる事にした。
僕は辛い物が好きだ。大好きだ!七味唐辛子、ラー油、山椒、コーレーグース、タバスコなどなどを愛している。 テーブルの上に辛い調味料だけを集めて置いてあるくらいだ。なかでも、李錦記の香港点心辣油(ほんこんてんしんらーゆ)がお気に入りだ。 (※現在では「具入り辣油」に改名との事) しかし、気が付いたらそのラー油のビンが空になっていた。あらやだ、と思ってスーパーに買いに行ったら、商品棚から消えていた。カットになったらしいのだ。あわわわ。なんてこったい。 こういう事情で、李錦記の香港点心辣油の味を思い出しながらラー油を自作してみようというのが今回の趣旨です。 (text by 松本 圭司) ■実は以前、ラー油を作ってた時期がある 実は、5年ほど前はラー油を自分で作っていた。その頃も香港点心辣油の味を真似ていた。かなり良いセンいってたと思う。 でも、作り方をすっかり忘れてしまった。 なので、言ってみれ
インターネットの世界ではなにかと気になるのが「足跡」だ。「足跡」をたどれば誰が自分のページを読みに来たのかわかってしまう。役立つけどちょっと厄介、そんな存在、足跡。 バーチャルの世界でこうなんだから、実際の足跡にも役に立つ情報が含まれているんじゃないか。あまり深く考えずに採取してみた。 (安藤 昌教) セッティング 採取する場所は自分の店の前。うまくいけばどんな人たちが店の前を通り過ぎているのかわかるかもしれない。小学生とかしか通らないことが判明したら移転しよう。 採取法は簡単、歩道に紙を並べて貼り付けるのだ。踏んだ分だけ足跡が残る。紙は表面強度と耐水性の高いケント紙を選んだ。 そのままでも踏めば足跡が付くのだが、より濃くサンプリングするため周囲一帯に灰をまいておいた。このあたりの知恵は動物の足跡取りの方法から学んだ。動物の場合は墨汁を染みこませた雑巾とかを周りに置いておくらしいが、さすが
「卵を使わないで、卵かけゴハンに大変似た味のものが作れるらしいぞ……」そんな噂をきいたのは、去年のことだったと思う。 卵……。思えば当サイトは、「泡立つ卵かけごはん」「すき焼きの生卵の使い方を応用出来ないか?」「タマゴ大追跡」「しょうゆかけごはんを見直す」「醤油のテーマパークで食べ比べ」「なんでも醤油をかけるとそれなりの味になる」などなど、卵と醤油が好きで、探求しまくっている。 もちろん私も、生卵×しょうゆゴハンは、小さい頃から大好きだ。というか、ひとり暮らしでデタラメな食生活をしているので、多忙な時は、朝・卵かけゴハン、昼・卵かけゴハン、夜・卵かけゴハン、というムチャなこともする。茹でたりもするけど。 ああ卵。あの味が、別の形で再現出来るなんて、本当に……? 「……というわけで、いま、新宿にいまーす。卵の代用になるのは、オリーブオイルとナッツ系のオイルらしい、との情報を得たので、東急ハン
お昼ご飯にパン二つを選ぶ時、3回に2回はアイツを買ってる気がする。そんな自分でなくてもおかずパンの横綱といっても過言ではないカレーパン。しかし、子供のころから解消されないカレーパンへの疑問がある。それは「なぜ、あんなにカレーの量が少ないのか?」 子供のころから30年食ってるはずなのに、一口噛んだだけではパンの白い部分だけ、なんてのがいまだに変わらない。もうちょっと進化していいだろうよ!パンとカレーに罪はない。ただその配分に物申したいのだ。「×種類のスパイスをルーに使用!」つったところで口に届かなきゃ意味ないよ!ということで、カレールーをパンパンに詰めたカレーパンを作ってみた。 (大坪ケムタ) 80%がカレールーのカレーパンを目指して 作るといっても、パン粉を練ってカレーを包み‥といった技術なんざゼロですから、既製のカレーパンでできるとこまでやってみよう。まずは最強カレーパンに向けて解体作業
運動神経の鈍かった私は、スポーツ全般に対して門外漢だ。 が、あこがれているスポーツや、やってみたいアクションなら山ほどある。ふつうに例を出せば、それは「バッティング」だ。バットの芯でボールを捕らえ、遠くに放つ。気持ちよさそうではないか。 が、運動オンチな自分がせいぜいできることは、「やってるように見える写真を撮る」という文化系チックなアプローチ。そこで考えたのが、「すごいバッティングをしているように見えるバットとボール」作りです。ほら、マンガによく出てくる、あれ。 (乙幡 啓子) その「あれ」 バットがボールを捕らえた瞬間、バットはぐいっと しなって、ボールはぐにゃっとバットに食い込む。おなじみの絵だが、うちにあるマンガをひっくり返してもなかなかこれだ!という絵が見つからない。 ちょっと私のイメージする迫力には欠けるが、この2つの絵でだいたいの理解をお願いします。
蒲田にコスタリカ料理を出す店がある。 それだけならばラテンアメリカ料理のお店という話なのだが、そこは和食の店でもあるというのだ。 和食も、コスタリカ料理も食べられる店。ファミリーレストランだって居酒屋だってそこまでのバリエーションはないぞ。たぶん世界中にひとつではないだろうか。和コスタリカ折衷。 行ってみよう。(林 雄司) なにげなくデスソース そのお店は大田区南蒲田にある「二葉」。京急蒲田駅から歩いて10分ほどの住宅街にある。 店構えは普通の和食屋さんだが、のれんの最後に「コスタリカ料理」とある。表に出てる黒板も左右できっぱりと違う。左の平目や酢の物に対して右にはケサディージャやガジョピントだ。このあっさりした点線が太平洋である。 店内も変わったところはない。きれいなカウンターとお座敷。ただ、カウンターに座ってふと見ると薬味のトレイにしょうゆ、七味とならんでデスソースがあった(デスソース
自然豊かな野道の脇には花が咲いている。 では都会の道の脇には何があるだろう? 段ボールだ。それも捨てられた段ボール。 考えてみると、役目を終えて無造作に捨てられた段ボールほど、「無」に近い存在はないのではないか、と僕は思う。 特に雨に濡れた段ボールほど無常な光景はない。段ボールは同じゴミでもゴミ袋にも入れてもらえないので、雨ざらしである。 そんな可愛そうな段ボールの叫びに耳を傾けてみよう、という試みだ。そして一番可愛そうな、ボロボロの段ボールには心の一等賞をあげたい。 (text by 梅田カズヒコ) 久しぶりに雨が降った日、始発で新宿へ 今回のネタは実は2ヶ月ほど前から構想はあった。なぜすぐに実現しなかったかというと、雨が降った日のほうが、よりボロボロの段ボールが多いからだ。 そして、今週、ついに雨が降った。段ボール好きにとっては恵みの雨だ。 始発に乗って、もっとも雨ざらしの段ボールが多
「伊勢に行きたい伊勢路が見たい、せめて一生に一度でも、ヤートコセーのヨッコーイナ♪」と唄に歌われるほど、江戸時代の庶民にとって、お伊勢参りは夢の一大イベントだったらしい。 長屋に住む弥次さんと喜多さんは家財道具を売っ払って旅支度をしたというが、時は遷って2007年。平成の世に住む私は、何も売り払わずとも伊勢に行くことが可能だ。とりあえず電車賃さえあればいい。 携帯の着信音を「コメディーお江戸でござる」のテーマ曲にしているほど江戸の文化に憧れを持ち、大学でも日本史を専攻した私だが、ただ憧れっ放しなのもシャクだ。ここらで現代の恩恵というものを噛みしめてみたい。 というわけで、高度に発達した交通手段を駆使して「日帰りで伊勢参り」にチャレンジしてみました。 (高瀬 克子) 平成でも朝は早い 東京から伊勢に行くには名古屋まで新幹線を利用し、そこから在来線に乗り換えるのが便利で早い。日帰りだってラクラ
ラーメンの1ジャンルとして確立されている感のある つけ麺。ラーメン文化には疎い私も何度か知人について人気だという店で食べたことがある。かなり浸透しているようだ。 つけ麺、うまい。 つけ汁のあの ザ・うまい汁ぶりはなんだろう。 そして、そのうまい汁に麺がダイレクトにからむ。うまい汁と炭水化物。うなずかずにはいられない。 で、思ったのだ。つけ麺のつけ汁以外にも、世の中にはたくさんのうまい汁がある。そんな汁に麺をひたせないかと。 うまい汁を求め旅に出た。そして、思わぬ懐かしさと出会うことになった。 (text by 古賀及子) 旅の準備を整える 世の中のうまい汁をひたすら麺にからませたい。 それが今回のたくらみだ。汁を買っては麺をつけて食べる。その実現にはいろいろとクリアしなければならないポイントがあるかと思う。 ポイント1:汁が冷めないうちに食べなければならない ポイント2:店内で持参の麺を取
先日 千葉県において、 横から見たら 千葉県の形になっているという 衝撃の県公式マスコットキャラ 「チーバくん」が 発表されました。 さすが 私のふるさと千葉県、やるな! これは負けちゃいられないぜ! ってなわけで 現在、私は 多摩にいることですので、 過去を超克するためにも ここ多摩でも そんな条件で 多摩のマスコットキャラ 「ターマくん」を、 勝手につくってみようじゃ ありませんか!!! (text by ヨシダプロ) ちなみにその 例の「チーバくん」とは こんなアレな感じで 見事に 千葉県の形をした 造形をしているわけですが、 では 今回つくる ターマくんも やはりその形は いわゆる「多摩」の形に して みたいと思います。 うん 「多摩」の形ね ふむふむふむ… ちなみに東京近郊は で、 「多摩」の形のキャラをつくろうとしているわけですが、 「多摩」とのことで まずはやはり いわゆる「
土曜日の夕方はまちがい探しです。 今回は「景観編」。実はデイリーポータルはいい景色だったり珍しい景色がよく登場します。いい景色とかいいながらまちがい探しにしてしまいました。 分からないときは [GIVEUP] ボタンを連打すると答えが示されます。まちがい探しが苦手な人でも連打すればOK! ギブアップボタンの連打以外はお手つき1回でゲームオーバー、ゲームオーバーになるとまた1枚目からです。まずは普通にやってみて、分からないところは連打で進むというルールで遊んでみてはどうでしょう。でも、最初から最後まで連打という人も大好きです。 2007.2.18 11:00追記 15問目の写真に誤りがありました。お詫びして訂正いたします(現在は修正版にデータを差し替えてあります)。 右側の絵のなかに左の絵と違う点が1ヶ所あります。さがしてクリックしてください。1回でもまちがえるとゲームオーバーです。制限時間
古い話で恐縮ですが、今年の年賀状は版画で出そうとしてた。 ほら、版画とかって無条件で手の温もりがどうとか言われるじゃないですか。 わたしは万年冷え性で温もりなんてちっともないんですが、 他人に良いように見られたいという思いは チョモランマ並みに高いので、 そういう狙いで作ってみたんですね。 そしたらなんか怖いのが出来ました。 (text by 小柳健次郎)
日本一の魚市場、築地市場の場内市場にいってみたいなあと前々から思っていたのだが、あそこは素人が入っていいところなのだろうか。 築地市場、入りたいけれど、なんとなく怖い。観光気分でいったら、ターレーに轢かれそうだし。 そんな想いを水産関係の会社に勤めている友人に話したら、「知り合いが築地の寿司屋に勤めているから、一緒に仕入れへついていく?」という、願ってもない魅力的なお誘いをしてくれた。 よし、築地デビューだぜ。 (text by 玉置 豊) 築地の朝は早い 今回の築地仕入れツアーの集合場所は、築地場外にある老舗の寿司屋、「築地 寿司清」の本店。時期は年末、時間は朝の六時半。今日はこのお店の仕入れについていくのだ。 築地でのプロによる仕入れについていき、少しでも学べるところは学んで、次回以降、築地という巨大な市場で、一人でお買い物ができるようになるのが目標だ。
クリストという人をご存じだろうか。巨大な建造物や自然の風景をダイナミックに布で梱包する作品で知られる人気アーティストである。ぼくもこの人の作品は好きなのだが、一方でいつも思うのだ。別にクリストが梱包しなくてもそこらじゅうにそういうのってあるじゃないか、と。 (text by 大山 顕) それはなにかというと、改装工事中のビルがシートで覆われるあれだ。普段見慣れた建物が布で覆われただけで妙な存在感を発揮する。魔法だ。 隠されることで逆に魅力的に、というのはすっぽんぽんより着てる方がなんかエロい、というのに通じているのではないか。そう思うのはぼくがおっさんだからか。 つまりいわゆる「着エロ」だが、「着エロ建築」と呼ぶのも何なので、ここはクリストに敬意を表して以下この覆われた建築物を「クリスト建築」と呼ぶことにする。敬意の表し方を誤っている気もするが。
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