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ブックマーク / arisan-2.hatenadiary.org (32)

  • ここに本質がある - Arisanのノート

    他にしないといけないことがあるのだが、あまりにひどい話なので、書いておこうと思う。 郡山市のコリアンスクールが危機に  日人のための避難所も設営したのに、校庭汚染除去も支援なし http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201106241409555 念のために書くけど、単に「被ばくを防ぐための支援は普遍的になされるべきであるのに、こんなことでまで差別されるのはひどい」という話ではないですよ。 元々こういう差別がまかり通る非人間的な社会だったから、いま原発事故についても、推進だの維持だのという非人間的な論が主流になってるということです。 つまり、原発事故が起きようが起きまいが、朝鮮学校は国家や社会による排除と差別の暴力にさらされてきたわけであり、事故以後は、その暴力に「放射能」(また、震災のによる被災)という新たな内実が付け加わっただけだと言える。

    ここに本質がある - Arisanのノート
  • 認められたい日本人 - Arisanのノート

    李忠成選手の日国籍取得や、「李」という名前でプレーを行っているということなどについては、人の選択なので、ぼくには何も言いようがない。ぼく自身は、こういう種類の選択を、これまでの人生で行ったことも強いられたこともないからだ。 ただ、国籍の選択であるとか、民族名を名乗って仕事や生活を続けるという選択において、特定の人たちに、過剰で不当な現実的・心理的負担をかけることをやめない、この社会と国家を、その成人国民として腹立たしくも恥ずかしくも思う、ということだけである。 この記事のなかでは、 『李』という名前で出ても日本代表で活躍できること、希望を見せられることをゴールという結果で示したかったんです。 という李選手の言葉が紹介されているが、どんな名前で出ても代表選手として活躍でき、希望を見出せたり見せられたりするというようなことは、来当たり前のことであり、そんな当たり前の社会をぼくたちが作って

    認められたい日本人 - Arisanのノート
    Doen
    Doen 2011/02/01
  • 差別や偏見を意図して作り出す人たち - Arisanのノート

    すでにご存知の方が多いと思うが、東京の公設派遣村に関するマスコミ報道の、調査不足による不正確さが、問題になっている。 「200人無断外泊」などという報道がなされているが、それは朝べた人と夕べた人との差ということで、そのなかの多くの人は、都内でアパートを探していたために夕に間に合わなかっただけであるという。 それが、「無断外泊」として報じられているのだ。 支援団体は、都に対して、正確な数字を公表するように要請しているが、報道発表どころか、厚労省にすら数字の提供を拒否しているとのこと。 都がそうした態度をとる一方で、「入所者のモラルを問題にする」と称する、石原知事のこのような発言がなされているのだ。 http://sankei.jp.msn.com/life/welfare/100108/wlf1001082255002-n1.htm こうしたマスコミの「調査不足」の報道の背景に

    差別や偏見を意図して作り出す人たち - Arisanのノート
  • 攻撃と黙認によって失われるもの - Arisanのノート

    この集まりには行けそうにないのだが、代わりに今考えてることを書いておく。 ≪朝鮮学校への攻撃を許さない!12・22緊急集会≫ http://www5d.biglobe.ne.jp/~mingakko/sasaeruki091204c.htm こういう行動によって起きる結果としては、もちろん子どもたちをはじめ、攻撃にさらされる人たちの心が傷つけられる、危険にさらされてダメージを受ける、そういうことがある。 だが、こうした行動・言動や、それを黙認する警察・行政の態度によってもたらされる、実際的な効果は、そうしたものばかりではない。 それは端的に言って、朝鮮学校の経営、その存続が立ち行かなくなるだろう、ということである。 いま現在、経営(運営)の苦しくない朝鮮学校など、日に存在しないはずだが、こうした事件と、それへの警察及び社会の黙認的な態度は、その苦境を決定的なものにするだろう。 朝鮮学校の

    攻撃と黙認によって失われるもの - Arisanのノート
  • 朝鮮学校前でのレイシズム事件について - Arisanのノート

    下記の件について、今ここで書いておきたいことは一点だけ。 メールからの転載文の後に、それを書き加える。 (MLより転載) 皆様 私は朝鮮第一初級学校に二人の子どもを通わせている 保護者の金と申します。 ご存知の方もいらっしゃると思いますが 先日4日に名前を言うのも忌まわしいようなレイシスト(人種差別)団体(注:在日特権を許さない会)が 京都朝鮮第一初級学校のすぐ前で騒乱を起こしました。 http://corea-k.net/date/000.wmv 今まで生きてきてこんな腹立たしく悔しい思いをしたことがありません。 学校の前で子どもたちに聞こえるように “スパイの子どもたち!”“朝鮮学校を日からたたきだせ!”などと 人として信じられない暴言を拡声器の爆音をもって騒ぎ立てました。 子どもたちはおびえて、中には涙を流すこどもたちもいたそうです。 私が悔しい、腹立たしいと思ったのは、何もその団

    朝鮮学校前でのレイシズム事件について - Arisanのノート
  • 見過しに出来ない事件 - Arisanのノート

    MLその他で知った出来事です。 支援要請の文を転載し、その後に感想を付け加えます。 (以下転載) 【支援要請/転送転載歓迎】 A君は無罪だ!生活保護申請に対する不当逮捕・起訴弾劾!! 関西非正規等労働組合ユニオンぼちぼち 2009.11.28 「生活保護の申請をさせて下さい!」と泣く泣くカメラを手にしたA君を逮捕・起訴するなんてあんまりじゃないか! A君の救援活動と無罪を勝ち取るための法廷闘争へのカンパをどうか宜しくお願いします! 【カンパ先】 郵便振替 00900-8-263985 加入者名 ユニオンぼちぼち (通信欄に「A君」と記して下さい。) この件に関する問い合わせやメッセージは hogohiwoageroアットyahoo.co.jp (アットを@に置き換えてお送り下さい)までメールをお願いします。 10月27日朝、組合員であるA君は、いきなりやってきた大阪府警によって家宅捜索をさ

    見過しに出来ない事件 - Arisanのノート
  • 不安定な職場を移動させられ続ける人々 - Arisanのノート

    ときどきテレビや新聞に、首を切られた派遣労働者が、警備の仕事や介護職など、人手が不足して困っているところに勤め口を見つけている、ということが報じられる。 これは、応急処置もいいところで、どう考えても問題の「解決」につながるような事態ではないはずだけど、何か「足りないところに人材が流れて、世の中うまく回ってますよ」みたいな報道のされ方になってるときがあり、あんまりだと思う。 大体、いま人手が足りないで困ってる職種の多くは、賃金が安いとか雇用が不安定だとか、労働条件がよくないから成り手が少ないわけだ。 不安定な雇用のされ方をした結果として首を切られた人たちが、都合よくそういうところに補充されても、そういった職種の条件の悪さが改善されるわけではない。むしろ、賃金が上がったりする理由がなくなってしまうぐらいだ。 問題になってるのは、低賃金の不安定な雇用の仕方をされてきた人たちがいて、その人たちへの

    不安定な職場を移動させられ続ける人々 - Arisanのノート
    Doen
    Doen 2009/02/15
  • 土井正三 - Arisanのノート

    日曜の深夜、大阪毎日放送の「映像09」というドキュメンタリー番組の枠で放映されたもので、ぼくは最初の三分の一ぐらいを見逃してるはずだが、とてもいい内容だと思ったので書いておきたい。 巨人V9時代を支えた名内野手、ある意味象徴的なプレーヤーであり、後にオリックスブルーウェーブの監督も努めた、土井正三氏。 この番組では、癌と闘う(とりあえず、この言葉を使っておく)土井氏とその夫人の姿を追い、土井氏の発言を紹介すると共に、当時のさまざまな関係者たちの証言と貴重な映像によって、土井氏の野球人としての足跡をふり返った。 土井が象徴的なプレーヤーだというのは、V9という黄金時代を現出し、日の野球を決定的に変えたと言われながら、一方で個性を否定しプロ野球の魅力を減退させるきっかけになったと批判されることも多い、川上元監督の野球のスタイルを、もっとも代表している選手に思えるからである。 二塁手であった土

    土井正三 - Arisanのノート
    Doen
    Doen 2009/01/20
  • 強者に助けさせよ - Arisanのノート

    最近、何度も書いてることだが、今年の総括的な意味からも、あらためて書いておきたい。 金融危機以来日国内でも不況となり、非正規雇用の人など多くの失業者が出るという事態の衝撃の大きさのために、それ以前の好況期の状況がはらんでいた問題性が忘れられ、その点への批判と根的な見直しが行われないまま、表面上の社会の(互助的な)改善のようなものが進められていく可能性がある。 この現状で「景気回復」しか言わない人は、次のようなことを無視するか、隠そうとしている。 つまり、不況が到来する前の日は、経済成長や景気の良さと引き換えに貧困の増大と固定化・世代継承が生み出されるようなシステムであったこと、企業や富裕層にのみ成長による利益が集中して、貧困層や高齢者・障害者・外国人労働者・病人などにしわ寄せが集中し、弱者が切り捨てられる社会が形成されてきているのだという事実である。 このような過ちを続けて、不況下で

    強者に助けさせよ - Arisanのノート
    Doen
    Doen 2008/12/31
  • 非難されるべきこと - Arisanのノート

    麻生首相の一連の発言についてだが、批判のされ方に、ちょっとおかしいと思うところがあるので、書いておきたい。 http://www.asahi.com/politics/update/1127/TKY200811260392.html 「医者には常識に欠ける人がいる」というふうに麻生首相が言ったとき、この発言は医師という特定の職業の人の悪口(偏見)を言ったことに、その最もよくない点があるわけではないのである。 この人(首相)は、自分が病院の経営に間接的に携わるような立場であり、そういう立場の人でありながら、現場でたいへんな思いをして働いている人の困難を全否定するような発言をした。つまり、(現場で)働いている人間をどのように見ているかという感覚がよく示された、「労働者蔑視発言」だったから、許しがたいのである。 要は、この男が、人間というものをどのように見ているか、ということなのだ。 今回の「何

    非難されるべきこと - Arisanのノート
  • 探偵ナイトスクープ(末尾追記) - Arisanのノート

    関西には「探偵ナイトスクープ」という人気番組があるが、先日、番組が20周年を迎えたか何かを記念して、過去の評判のよかった回の再放送をやっていた。 ぼくが見たのは、93年の2月のある週の放送だった。 当時は上岡龍太郎が「探偵局長」として司会をしていた(現在の局長は西田敏行。秘書は当時も今も岡部まり。この人は、この番組と、村上龍の「リュウズ・バー」以外に出てるのを見たことがない。)。 ちなみに、上岡の盟友、横山ノックが大阪府知事に当選するのは、この二年後である。 さて、その番組の中で、次のようなエピソードがあった。 ある所に、学校か何かに元は置かれていて、今は事情があって道端に放置されている二宮尊徳の銅像があるのだが、それを見て不憫に思った視聴者のおばあさんが、なんとかちゃんとしたところに再び置かれるようにしてもらいたいとの「依頼」を番組に送ってきたのである。 この依頼を受けて、銅像をリヤカー

    探偵ナイトスクープ(末尾追記) - Arisanのノート
    Doen
    Doen 2008/10/20
  • 犯罪的な報道 - Arisanのノート

    自衛隊員死亡 訓練計画に問題 http://www3.nhk.or.jp/news/t10014800761000.html 自衛隊内部の「事故調査委員会」などに任せていることがそもそも大間違いだから、それでもこういう正直な報告が出たことをむしろ評価するべきかもしれないが、『訓練の計画や管理態勢に問題があった』などという見解を鵜呑みにして、そのまま「事故」みたいに報道するNHKの姿勢は、まさしく犯罪的、いや犯罪幇助である。 まあ、NHKの「内部調査」も自衛隊と同断だから、当然と言えば当然だが。 海上自衛隊の特殊部隊の養成課程の隊員が格闘訓練のあとに死亡した問題で、この隊員の格闘の技量が高くなかったうえ、訓練に医師を立ち会わせていなかったことがわかりました。海上自衛隊の事故調査委員会は、訓練の計画や管理態勢に問題があったとみてさらに調べています。 この問題は、先月、広島県江田島市にある海上自

    犯罪的な報道 - Arisanのノート
  • 福岡の事件の報道に思うこと - Arisanのノート

    福岡の小学校一年生が母親に殺されていたという事件の報道だけど、ぼくが見聞した範囲では、母親の置かれていた状況がどれほど追い詰められていたものかということを考えようとしているものが多く、こういう状況の人を孤立させないような社会的な仕組みなり関係性なりを作っていくべき、という主張が結構多い。 これは、「こんな子殺しをするような母親は人間じゃない」というようなバッシング(日全体で見れば、こちらの方が圧倒的かもしれない)に比べれば、ずっと良心的であると言えるかもしれないが、ちょっと釈然としないものがある。 ぼくが見たテレビ番組では、ただ一人、地元のおじいさんが、「自分の子供にこんなことをするなんて、絶対許せない」と口元を震わせていた。ぼくは、この人の反応は、とても人間的であると思った。 それは、この人には、この出来事の衝撃をまともに受けてしまっているという感じがあったからだ。 「絶対許せない」と

    福岡の事件の報道に思うこと - Arisanのノート
  • あまりにもひどい演説 - Arisanのノート

    この人は、何か意図があって、わざとこういう物言いをしてるのか。 きっとそうだろう。 そうでなければ、よほどの愚か者だ。 石破茂。 http://www3.nhk.or.jp/news/k10014061701000.html# 今夜のNHKのニュースで報じられた、自民党の総裁候補者の渋谷での演説の模様から。 他の人の言ってることもわけの分からないとこがあるけど、それはいいとして。 石破前防衛大臣は、インド洋での海上自衛隊による給油活動の継続問題について「ほかの国が若者の命をかけてテロと戦っているときに引き揚げたら、これから先、日はどうやって世界の中で生きていくのか」と述べました。 この「ほかの国が」という部分は、上の動画を見てもらえば分かるように、「アメリカ人にもイギリス人にもフランス人にもドイツ人にも」と言ってるのである。 肝心のイラクやアフガンの人たちの命が、アメリカとそれを支持した

    あまりにもひどい演説 - Arisanのノート
    Doen
    Doen 2008/09/12
  • 中国に対する差別的な視線 - Arisanのノート

    きのう、「オリンピック報道は、日選手に関するものばかりだ」と不満を書いたが、テレビの番組欄や週刊誌の見出しを見ると、もっと多いのは中国に対する悪口だということがわかる。 「日選手のことしか報じない」ということと、「中国について悪口だけを書く(言う)」ということとが、表裏のようになってるわけである。 ぼくには、これがたいへん醜悪に映る。 五輪がはじまるかなり前、まだチベット問題も大きく報じられてない頃だったと思うが、当局に逮捕された中国の人権活動家の言葉がニュース番組で紹介されてて、その人は、「オリンピックは成功して欲しいが、もっと人権や自由の尊重される社会になって欲しい」という意味のことを言ってた。 こういう心境の人は、当局から「反体制」と見なされる人のなかにも多くいるんだろう、と思った。 だが、こういう葛藤のある心理状態のようなものを伝える報道は、ある頃から影を潜めた。まるで、中国

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  • 『ナショナリズムの狭間から――「慰安婦」問題へのもう一つの視座』 - Arisanのノート

    ナショナリズムの狭間から 作者: 山下英愛出版社/メーカー: 明石書店発売日: 2008/07/10メディア: 単行 クリック: 15回この商品を含むブログ (8件) を見る著者の山下英愛(ヤマシタ・ヨンエ)さんは、在日朝鮮人のお父さんと日人のお母さんの間に生まれた女性だが、両親が法的結婚をしていなかったため、母親の戸籍に登録され「日国籍」を持つことになった(書より)。 80年代の終わりごろ韓国に留学し、女性学の研究を行ううち、おりから湧き起こった「慰安婦」問題の運動に関わることになり、いわゆる「挺対協」の活動に深くコミットすることになるが、そのなかで、韓国における「慰安婦」問題の取り扱われ方、運動のあり方(その過度に民族主義的な性格)に疑問を持ち、批判を向けていくことになる。 その考えをまとめたものが書である。 著者によれば、韓国で「慰安婦」問題の解決運動が広く沸き起こった当初

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  • 『証言記録 兵士たちの戦争』 - Arisanのノート

    きのうまでNHKの地上波で放映されたこの番組については、以下でも言及されているが、 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20080730/p1 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20080731/p1 一点だけ、思ったことを書いておく。 このような証言映像を見るとき、そこで語られている証言の内容はもちろん重要だが、言葉では明示されないものを含めた映像と音声の全体から、われわれ視聴者は、多くのものを感じとる。 それは、証言者の沈黙や、表情、身振り、言葉の調子、言い回し、そういったものから伝わってくる何か(そこに現前してはいないもの)の「気配」のようなもの、それを直接に感受するということである。 この番組では、戦場での体験から60年以上を経ても、記憶が毎夜現在の出来事のように回帰してくるという証言、「あれは人間の見る光景ではなかった」という言葉や、

    『証言記録 兵士たちの戦争』 - Arisanのノート
  • 文化と「必死さ」 - Arisanのノート

    『kmizusawaの日記』さん経由で。 橋下知事が芸術論「残る文化は必死さが違う」http://www.asahi.com/politics/update/0726/OSK200807260064.html 最後は「残る文化と残らない文化の違いは、やっている人の必死さ。消えそうだからといって、行政が特定の何かに金をぶち込むべきじゃない。やっている人間がまず努力すべきだ」との持論を展開した橋下知事。 まあなんというか、文化の場合は、いいものを作ろうと思って「必死」でやってるが故に儲からない、赤字になる、ということがあるわけでしょう。 「必死」でやってることを偉い、残る価値があると思うんだったら、「必死」でやってるのに赤字が出たりして苦しくなってる「文化」を助けようとするのが、筋の通った文化行政のあり方で、そのことに「必死」になるべきだろう。 そういう行政の努力や、それこそ「必死」さがなかっ

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  • 謝罪の偽装 - Arisanのノート

    最近、ウナギだの牛肉だの、企業による「偽装」をはじめとした不祥事がさかんに報道され、その都度「謝罪」のあり方が話題にされる。 テレビには、「世間の人に伝わる謝罪の仕方」をレクチャーする専門家みたいな人も出てきてるが、それを見てると「謝罪まで偽装するのか」という気持ちになる。 謝罪するからには、企業が犯した不祥事によって、実際になんらかの被害を受けた人がいて、その人に対して謝罪するということが筋だろう。 ところが、語られてるのは「世間一般に伝わるにはどうしたらいいか」ということである。いったい、何を伝えるということだろう? 世間一般に対して謝る必要はないのであって、被害の当事者に謝るのが筋なのだ。ところが、「世間一般に納得してもらう」という、元来「謝罪」ということとは意味合いが違うはずのことだけが、クローズアップされている。 「被害の当事者」というのが、どこかに消えてしまってるのである。 「

    謝罪の偽装 - Arisanのノート
    Doen
    Doen 2008/07/17
  • 夜間中学問題に見るこの国の体質 - Arisanのノート

    今朝の毎日新聞に、大阪府が続けてきた夜間中学に通う人たち(そのなかで所得が低い人たち)のための就学援助制度を打ち切ることへの批判が議会で(自民・共産など)相次いだ、という記事が出ていた。 これについては、やはり毎日新聞に、先日以下のような記者の意見記事が載った。 記者の目:「就学援助」廃止方針の橋下府知事http://mainichi.jp/select/opinion/eye/news/20080701ddm004070200000c.html 同感だが、少し補足する。 就学援助の責務履行を別途、国に求める道もあったはずだ。憲法が記す「義務教育の無償」は、国による教育機会の保障をうたったものだ。夜間中学生の多くが、国の戦争で義務教育を奪われたのだから。 戦争で義務教育が受けられなかった、ということも重要だが、現在多くの高齢の人たちがこうした教育を必要とする状況になってるのには、他にも過去

    夜間中学問題に見るこの国の体質 - Arisanのノート