今度は、アフリカのマリである。 11月20日、西アフリカのマリの首都で事件は起こった。バマコのラディソン・ブル・ホテルを、10人前後の武装集団が襲撃した。170人を人質にしていたところへ治安部隊が突入し、21人が死亡し、武装グループも2人が殺害された。 アルジェリア人のモフタール・ベルモフタールを指導者とするアルカイダ系武装組織「アルムラビトゥン」が、犯行声明を出している。国際テロ組織アルカイダの分派との共同作戦だった。 アルムラビトゥンの報道官は、「われわれの預言者を風刺画に描いて侮辱した信仰なき欧米への報復として、アルムラビトゥンの勇敢な戦闘員らが実行した作戦だ」と述べている。 普通、アフリカの死者は無視されるのだが、今回、西側メディアが採り上げるのは、パリ同時連続襲撃事件の直後だったからだろう。 この事件を受けて、オバマは、21日、「事件はテロと戦う米国の決意を強めるだけだ」「今まで
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