SNSでの発信を理由に初の懲戒処分を受けた東京高裁の岡口基一裁判官。その異色すぎる活動の背景にあるライフヒストリーとは一体どんなものなのか? 知られざる実像に迫ってみました。(#1のつづき) ◆ 「仏の里」の牧師の家だから、もう大変な貧乏で ――なぜ裁判官になろうと思われたんですか? 岡口 家が貧しかったんです。それで、将来親の面倒を見ることを考えると人生で失敗ができないという思いが子どもの頃から強かったんですよね。だから公務員になったということです。司法の道に進んだのは大学が法学部だったこともありますが、この世界ならまず堅いだろうと思って。 ――ご実家は……。 岡口 大分です。国東半島にあるど田舎で、そこの牧師の家に生まれました。 ――生まれ育ちは教会なんですか。 岡口 そうなんですけど、あのあたりは「仏の里」として有名な土地なんです。平安時代に建立された富貴寺という国宝建築もありますし
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