配偶者やパートナーによる暴力(DV)の被害の訴えは年々増え続けています。9月に生活面で連載した「DV防止法15年」には多くの反響が寄せられました。その被害、加害の声を紹介しながら、何が起きているのか、どんな課題があるのか、改めて考えました。 ◇ ●妻に精神的DVをふるっていた時期があります。自分の考えは正しく、自分の言う通りに動けば妻にとってもメリットがある。なぜできないのかと、妻を怒鳴りました。職場で強いストレスを感じていた時期が特にひどかったです。職場のストレスが少なくなると、こうした言動も減りました。自分の言動を自由に決める権利を侵せば、それは人権侵害だと思います。体への暴力がなければDVにならないと誤解している人が多いのではないでしょうか。(九州地方・40代男性教員) ◇ ●80代の母が今春、私のもとに逃げてきました。父は昔から生活費をほとんど入れず、意のままにならないと母を長時間
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