タグ

漢字と常用漢字に関するFeZnのブックマーク (23)

  • 1.はじめに まずはこれだけ! | 新「常用漢字表」改定のポイント

    2010(平成22)年11月30日の内閣告示で、常用漢字表が改定されました。 このページでは、この改定内容についてポイントをまとめました。 なお、この改定ポイントをまとめたリーフレットのPDFもご利用いただけます。 リーフレット『新「常用漢字表」の主な改定内容』(PDF) 中国で生まれた漢字は、大昔の書物でしか使われていないような字や現代の情報化社会の中でも日々生み出されている字まで、数万字あります。それを私たちが公の場で好き勝手に使うと、世の中に難しい漢字があふれて、伝えたい情報がうまく伝わらなくなるおそれがあります。 そこで、一般社会においてよく使われている漢字を選定して、「法令、公用文書、新聞、雑誌、放送など」の公共性の高い場では、それらの漢字を「目安」として使うようにしようと国が定めているのが、「常用漢字表」です。 その常用漢字表が、じつに29年ぶりに改定され、平成22年11月30

    FeZn
    FeZn 2011/05/17
    三省堂、新「常用漢字表」の解説
  • 常用漢字Tシャツ販売開始しました - 横浜でHP制作・IT事務・テープ起こしを行う会社ブログ

    年、約30年ぶりに常用漢字が改定されます。テキスト作成・文字校正も行う弊社ハルクアップは難しい漢字よりも「万人が読める漢字」でテキストをつくることが多いため、常用漢字とは切っても切れない関係です。テープ起こしの際も常用漢字をベースにした『標準用字用例辞典』という辞典の表記に準拠し、テキスト原稿を作成しています。 というわけで今回の常用漢字改定を記念し、新常用漢字2010オリジナルTシャツを制作・販売開始いたしました。 新しい常用漢字をすべて使用 図柄部分は常用漢字を使用し、デザインしています。「2010」の部分の色はネイビーで、新しく追加される196文字の常用漢字で構成。残りの漢字は「常用漢字」部分、色はライトグレー、デザインを構成しています。 デザイン部分の大きさは大体A3程度です。 背中側とそでの部分はノーデザインです。 ボディカラーは2種類 Tシャツボディは「白」と「ライトピンク

  • asahi.com(朝日新聞社):改定常用漢字表にもの申す - 文化トピックス - 文化

    改定常用漢字表にもの申す(1/2ページ)2010年9月17日16時18分 改定常用漢字表をめぐって活発な議論があった研究会=東京都内 常用漢字表が29年ぶりに改定されるのを前に、漢字使用の実態や改定の影響などを多角的に考える研究会「『現実』から見た改定常用漢字表」がこのほど、東京都内で開かれた。ウェブ上の漢字事情に詳しいエンジニアや高校教師らから発言が相ついだ。新しい常用漢字表は、11月下旬か12月上旬に内閣が告示する見通しだ。 ◆文字研究会「もっとウェブ調査を」 主催した文字研究会(代表=當山(とうやま)日出夫・立命館大客員研究員)は、さまざまな分野の人たちが文字について自由に発言できる場として、昨年発足した。官主導の改定作業に対して、在野で地道な活動を続けている。 文化審議会は6月、現行の1945字に「挨(あい)・拶(さつ)」など196字を加えて「勺(しゃく)」など5字を外す、2136

  • 第66回 「気」と「氣」 | 人名用漢字の新字旧字(安岡 孝一) | 三省堂 ことばのコラム

    新字の「気」は常用漢字なので、子供の名づけに使えます。旧字の「氣」は人名用漢字なので、やはり子供の名づけに使えます。つまり、「気」も「氣」も出生届に書いてOKですが、その背後には「氕」があったのです。 漢字制限に関する審議をおこなっていた国語審議会は、昭和17年6月17日、文部大臣に標準漢字表を答申しました。標準漢字表は、各官庁および一般社会で使用する漢字の標準を示したもので、2528字が収録されており、その中に旧字の「氣」が含まれていました。「氣」の直後には、カッコ書きで簡易字体の「氕」が添えられていて、「氣(氕)」となっていました。標準漢字表では、簡易字体の「氕」はカッコ書きになっているものの、一般に使用して差し支えないということでした。 ところが戦後になって、国語審議会は「氕」を撤回しました。昭和21年11月5日に国語審議会が答申した当用漢字表には、旧字の「氣」は収録されていたものの

  • 第62回 「郷」と「鄕」 | 人名用漢字の新字旧字(安岡 孝一) | 三省堂 ことばのコラム

    新字の「郷」は常用漢字なので子供の名づけに使えるのですが、旧字の「鄕」は子供の名づけに使えません。「郷」は出生届に書いてOKだけど、「鄕」はダメ。でも、旧字の「鄕」ならば、子供の名づけに使えた時期があったのです。 昭和17年6月17日に国語審議会が答申した標準漢字表には、旧字の「鄕」が収録されていましたが、その字体は真ん中の部分が「皀」でした。昭和21年11月16日に内閣告示された当用漢字表では、標準漢字表とほぼ同じ字体の「鄕」が官報に掲載されました。そして、昭和23年1月1日に施行された戸籍法施行規則は、子供の名づけに使える漢字を当用漢字表1850字に制限しました。したがってこの時点では、旧字の「鄕」は出生届に書いてOKだったのですが、新字の「郷」はダメでした。昭和24年4月28日、当用漢字字体表が内閣告示され、新字の「郷」が当用漢字になりました。これを受けて法務府民事局は、当用漢字表に

  • 新常用漢字表試案が個別デザイン差を導入 - 帰ってきた💫Unicode刑事〔デカ〕リターンズ

    新常用漢字表試案が、複雑になっていく。小形さん(もじのなまえ)が「第40回漢字小委員会で、情報機器に配慮した修正案を提示」というエントリで資料を公開しているが、この修正案では新たに「特定の字に適用されるデザイン差」(以下「個別デザイン差」と呼ぶ)が導入された(下図)。 個別デザイン差は、表外漢字字体表でおなじみの例外規定である。何らかの理由があって「常用漢字として認める形」を他の文字よりもゆるく設定するということなのだが、文字コードがらみの事情を持つ「叱」はともかく*1、他の3文字については、わざわざ例外規定を設けて話を複雑にするほどのことか、ちょっと疑問。 下図は、部分字体として「次」またはその仲間を有する常用漢字(候補)。「茨」「恣」「羨」の3文字が追加候補漢字で、「茨」だけが個別デザイン差の対象となる。以下の図では、白地が常用漢字(デザイン差の範囲内)、グレー地は字体差(常用漢字では

    新常用漢字表試案が個別デザイン差を導入 - 帰ってきた💫Unicode刑事〔デカ〕リターンズ
  • 新常用漢字表が迫るUnicode移行、「シフトJIS」では対応不可能 | 日経 xTECH(クロステック)

    普段使用する漢字の指針となる「常用漢字表」が、2010年度にも改正される。新たに追加される196文字の中に、文字コード「シフトJIS」にない漢字が含まれているため、情報システムに大きな影響を与えそうだ。最新のJIS規格「JIS X 0213:2004」の改正に委員としてかかわった京都大学人文科学研究所附属東アジア人文情報学研究センターの安岡孝一准教授が、問題の核心を解説する。     (日経コンピュータ) 2009年11月10日、文部科学省の「文化審議会国語分科会」において、常用漢字表の改正案が承認された。現行の常用漢字表にある1945字から「銑」「錘」「勺」「匁」「脹」の5字を削除し、新たに196字を追加する改正案で、2010年度の内閣告示を目指している。 新しい常用漢字表が告示されると、「シフトJIS」や「EUC-JP」といった従来からある文字コードを使用するシステムで大きな問題が生じ

    新常用漢字表が迫るUnicode移行、「シフトJIS」では対応不可能 | 日経 xTECH(クロステック)
  • 第3回ワークショップ:文字での配布資料を公開 - もじのなまえ

    先日、京都の花園大学で開催された第3回ワークショップ:文字―新常用漢字表を問う Part 2での配布資料を公開します。 漢字小委員会における審議の実際 ―字体をめぐる対立を題材として― (zip 6.4MB) zipファイルの中には2つのPDFファイルが同梱されています。 漢字小委員会における審議の実際.pdf 字体をめぐる各委員の意見の変遷.pdf 前者は画面資料です。それから、この発表では第27回〜30回の漢字小委員会における各委員の字体についての発言を、強い反対、弱い賛成/弱い反対、発言/言及なし、強い賛成の4段階(他に「原案作成者」を合わせれば5種類)で分類しているわけですが、その判定の根拠とした発言を収録したのが後者のファイルです。 この「字体をめぐる各委員の意見の変遷.pdf」はそのまま字体をめぐる主な発言集(ただし、漢字ワーキンググループを除く)となっています。詳細なやりとり

    第3回ワークショップ:文字での配布資料を公開 - もじのなまえ
  • 「新常用漢字表試案」への疑問: 小池の物置

    「新常用漢字表試案」への疑問 今回の「試案」に関して大きく分けて三つの意見があります。 一つは基方針への疑義 二つ目は文字選定の方法についての疑義 三つ目に表の字体についての疑義 です。 【意見の概要】 第一点に「基的な考え方」への疑義ですが、そもそも「近年の情報機器の広範な普及」が「漢字使用の目安」としての常用漢字表を改訂する根拠になるかどうかです。 試案はこのことについて何らの根拠も示していません。(2)において「社会生活で目にする漢字の量が確実に増えている」と記述されていますが、その根拠となる何らの統計的数値も示されていません。 審議会が何を根拠として「漢字の量が増えている」と断定したのか、またそれがなぜ目安としての漢字表に字種を追加する必要性をもたらすのか、こうした理由を開示することなく「初めに追加ありき」のような試案が作成されたことが疑問なのであります。 また「日の漢字全

  • 「しんにょう」の点は1つ?2つ? 結論持ち越し 文化審漢字小委(産経新聞) - Yahoo!ニュース

    ■「謎」「遜」「遡」 「常用漢字表」(1945字)の改定作業を進めている文化審議会の漢字小委員会が25日開かれ、新たに加わる「謎」「遜」「遡」の「しんにょう」部分をめぐって点が1つか2つかで議論が白熱した。事務局の文化庁は2点を提案したが、現行の常用漢字はすべて1点で表記されているため、一部の委員が「1点に統一すべきだ」と反発。結論を次回に持ち越した。 文化庁などによると、しんにょうは来2点表記だが、戦後告示された「当用漢字字体表」で「手書きと印刷の文字を接近させる」ため1点に統一。昭和56年告示の常用漢字表で加えられた「逝」「遮」の2字も1点表記にされた経緯がある。 事務局案では、追加する191字について基的に簡略化せず、書籍などで広く使われている印刷標準字体を採用。しんにょうは2点表記とする一方、手書きでは「習慣に従う」として1点を許容する。「餌」など「しょくへん」も同様に表

  • “情報化時代”に追いつけるか? 審議が進む「新常用漢字表(仮)」: 第3部 印刷文字から符号化文字へ第8回 字体意識と社会的コスト

    ● 「書かれた字のとおり」にこだわる社会的コスト 前回は、『議員氏名の正確な表記』(以下、『正確な表記』)は、「書かれた字のとおり」に強く配慮するあまり、常用漢字表にある「書体の違い」や「デザインの違い」を逸脱してしまっていることを述べた。ただし、こうした字体意識は私たちの社会において特別なものではなく、相手に配慮しようとする態度に基づくことを指摘した。 とはいえ、あまりにも「書かれた字のとおり」に強くこだわれば社会的なコストが増大することに、私たちはそろそろ気付くべきだろう。すでに第2部第8回~第10回で見たように、従来の文字コード規格では包摂していた字体を区別し、微細な違いを持つ文字を使い分けられるようにする異体字シーケンスという技術がある。この技術は「書かれた字のとおり」にこだわる、私たちの社会の求めに応じようとするものと言える。しかしその開発コストは製品価格に転嫁される。異体字シー

  • “情報化時代”に追いつけるか? 審議が進む「新常用漢字表(仮)」: 第3部 印刷文字から符号化文字へ第4回 議員本人のWebページとの比較結果

    ● 自分のWebページで主張されているものこそ「私の字」 前回までは規格と実装の両面から、衆議院における『議員氏名の正確な表記』(以下、『正確な表記』)にある字体を検討してきた。そこで明らかになったのは、そこで挙げられた40名のうち少なくない割合の議員が、常用漢字表で区別しないと明記しているデザイン差を区別している現実だった。ここで『正確な表記』そのものの画面を再掲しよう。 ところで、この『正確な表記』に挙げられている40名全員が、自らこれらの字体を主張しているのだろうか? そんな疑問で前回は終わったのだった。例えば菅直人議員の「直」の字はWindowsでは確かに第二画が直線になるが、Mac OS Xでは斜めになる。標準搭載されたフォントによってデザインが変わるからで、これはそんな微細な違いなのだと言える。ところが40名のうち3名もがこの区別をしている。何か不思議な感じを抱くのは私だけでは

  • “情報化時代”に追いつけるか? 審議が進む「新常用漢字表(仮)」: 第3部 印刷文字から符号化文字へ第1回 現代日本の「ゴルディアスの結び目」をほどくのは?

    第2部では漢字小委員会が発表した常用漢字表で追加される「字種候補修正案」[*1]に基づき、これが文字コード規格に及ぼす影響について考えた。検討する中で常用漢字表に略字体が追加された場合に起こる「漢字政策の玉突き現象」や、後発規格だったUnicodeが互換性確保のために規定したUnicode正規化により、結果として互換漢字が、いつ、どこで対応する統合漢字に置き換わるか分からない不安定な文字になったこと、さらにこの互換漢字に代わる技術として異体字シーケンスが実装されつつあるが、これも万能ではないことなどを見てきた。 第3部では、ここまで見てきた「情報化時代」のさまざまな現実を踏まえ、これが常用漢字表の改定にどのような影響を及ぼすのか、そしてそれはどんな意味を持つのかを考えてみようと思う。その前に、なぜここで「情報化時代」にこだわるのだろう。そこで今回の常用漢字表改定の元となった、文部科学大臣の

  • 安岡孝一の日記: 「戦」「禅」「単」「弾」そして「惮」

    『漢字文化と日語の未来』(日語の研究, 第4巻, 第4号 (2008年10月), pp.126-128)を読み返していて、たった4ヶ月ほどの間で(新)常用漢字への追加候補字数が二転三転しているのに、今更ながら驚いた。5月12日の時点では追加候補字数は220字、それが7月15日には188字になって、9月22日には191字になったわけだ。ただし、これらの字数は、あくまで漢字小委員会での審議の話。親委員会の文化審議会国語分科会は、7月31日に188字を承認しただけで、191字への変更は追認していない。 (新)常用漢字の字種すら確定していない状態で、字体の話を書いてもなかなか理解してもらえないのだが、でも、JIS漢字の改正を視野に入れるのなら、そろそろ字体の方針だけでも決めてもらわないと、もう10月だったりするのである。たとえば「惮」(りっしんべんに単)。現時点の常用漢字に「戦」「禅」「単」「

  • “情報化時代”に追いつけるか? 審議が進む「新常用漢字表(仮)」: 第2部 新常用漢字表と文字コード規格第1回 常用漢字表に、点のない「箸」が追加されると困る理由

    ところで、常用漢字表の改定を審議する漢字小委員会や文化庁の人々は、「情報化時代の文字」についてどのように考えているのだろう? まさかとは思うが、「読めるだけでいい漢字」(第1部第3回参照)を常用漢字表に追加すれば「情報化時代」に対応したことになると思っているのだろうか。あるいは、Webや電子掲示板の漢字使用頻度(第1部第2回参照)を調査しただけで、「情報化時代の文字」の実態がつかめると思っているのだろうか。 ここまで5回にわたり、漢字小委員会がどのように常用漢字表を改定しようとしているのか、具体的な審議経過をたどりながらお伝えしてきた。そこで明らかになったように、改定の理由は「情報化時代」の到来――パソコンや携帯電話等の爆発的ともいえる普及により、人々の間で「文字を書く」ことがキーボード等で「文字を打つ」ことへと変わってきたというような、書記環境の激変に対応しようとするものだった。 では、

  • “情報化時代”に追いつけるか? 審議が進む「新常用漢字表(仮)」: 第2部 新常用漢字表と文字コード規格第2回 常用漢字表の改定で発生する、漢字政策の玉突き現象

    前回はJIS文字コードへの影響をまとめた安岡孝一氏の発表「常用漢字表の拡大はJIS漢字にどういう混乱をもたらすか」を紹介した。これをまとめると、特定の文字を常用漢字表に追加した場合、「漢字政策の玉突き現象」が起き、JIS X 0213で不整合が起こる。 (1)新常用漢字表に文字が追加 ↓ (2)人名用漢字が新常用漢字表に対応し、同じ文字を追加、1字種2字体になる ↓ (3)JIS X 0213は従来包摂していた2字体を区別しなければならなくなり、包摂を分離、その結果不整合が発生する 今のところ一応は安定しているJIS X 0213における包摂の範囲が、他の漢字政策の都合によって分離せざるを得なくなり、これにより不整合が起きてしまうというのが安岡氏の指摘の趣旨だ。これを安岡氏が例に挙げた「箸」で図にしてみた(図1)。 これが発生する条件は「常用漢字表に印刷標準字体と違う字体=略字体が追加され

  • “情報化時代”に追いつけるか? 審議が進む「新常用漢字表(仮)」: 第2部 新常用漢字表と文字コード規格第3回 互換漢字という「例外」

    JIS X 0213が制定された2001年と現在を分けている大きな状況の変化、それはUCS(=JIS X 0221=ISO/IEC 10646≒Unicode)を審議する国際機関WG2で、互換漢字に対する風当たりがより強くなってきていることだ。 将来もしも常用漢字に追加される漢字が新字体だった場合、前回書いたような漢字政策の玉突き現象によって、JIS X 0213で包摂分離せざるを得なくなる文字がある。この場合、分離前と分離後の字体の違いはわずかなものだ。したがってこれをUCSに新しい文字として提案する際は互換漢字になると思われる。ところが最近では、WG2において互換漢字はなるべく認めないようにしようという空気が強くなってきている。だからその審議には強い抵抗があることが予想される。 ● UCSと往復の保全性 そもそもこの互換漢字とはいったい何なのだろう。もともとUCSは、多国間で使用可能な

  • 【主張】新漢字表 知に蓋をする字種の制限 - MSN産経ニュース

    情報化時代に対応する漢字政策について、文部科学相の諮問により審議を続けてきた文化審議会漢字小委員会が、字種に関する検討結果を公表した。新常用漢字表に盛られる字種がこれでほぼ固まった。 賛否のあった「俺」を表に入れることが決まったほかは6月に発表された第2次字種候補案と変わらず、旧常用漢字表から5字種を除き、新たに188字種を取り入れる。これにより全部で2128字種の漢字表となる。 暫定漢字表として今後、各字種の音訓や字体について検討を進めることになる。昭和56年に内閣告示された常用漢字表は、制限色の強かった当用漢字表を改め、「目安」という性格を打ち出した。 しかし、適用範囲に法令、公用文のほか、新聞、雑誌、放送などに大きく網をかぶせ、また公教育では常用漢字内からさらに絞り込み、学習用漢字を1006字としたことなどにより、結局は制限色を引きずるものとなった。 このため代用漢字、交ぜ書き、漢

  • まとめ(1) 常用漢字追加案について (明朝体・考)

    「常用漢字表」の改定作業が進んでいる。文化審議会の漢字小委員会において,今月15日に188字の追加漢字と現行の5字を外す暫定案が了承されたことがニュースで伝えられている。 明朝体考現学(?)を標榜するこのブログとしては,若干でも触れないわけにいかないであろう。 追加案の188字は以下の文字である(配列等を含めてasahi.comから引用)。 藤誰俺岡頃奈阪韓弥那鹿斬虎狙脇熊尻旦闇籠呂亀頬膝鶴匂沙須椅股眉挨拶鎌凄謎稽曾喉拭貌塞蹴鍵膳袖潰駒剥鍋湧葛梨貼拉枕顎苛蓋裾腫爪嵐妖藍捉宛崖叱瓦拳乞呪汰勃昧唾艶痕諦瞳唄隙淫錦箸戚蒙妬蔑嗅蜜戴痩怨醒詣窟巾蜂骸弄嫉罵璧阜埼伎曖餌爽詮芯綻肘麓憧頓牙咽嘲臆挫溺侶丼瘍僅諜柵腎梗瑠羨酎畿畏瞭踪栃蔽茨慄傲虹捻臼喩萎腺桁玩冶羞惧舷貪采堆煎斑冥遜旺麺璃串填箋脊緻辣摯汎憚哨氾諧媛彙恣聘沃憬捗訃 一方,削除の対象文字は, 銑錘勺匁脹の5字である。 これが今月31

  • 「ワークショップ: 文字 ―(新)常用漢字を問う―」レポート

    2008年7月19日、花園大学・自適館300教室で開催された 「ワークショップ: 文字 ―(新)常用漢字を問う―」は、 おかげさまで無事終了しました。 発表者、参加者の皆様、協賛していただいた漢字文献情報処理研究会に感謝申し上げます。 以下、簡単なレポートです(なお、写真は山太郎氏にご提供いただきました)。 プログラム 基調報告 當山日出夫「「(新)常用漢字表」(案)報道と現代社会の文字」 今回のシンポジウムのテーマが「開国」であると宣言。今回の常用漢字の案が杜撰であることを指摘した上で、 「俺」を入れる/入れないというような、(新)常用漢字表の委員会と、同じ土俵の上で議論はしない。 世界の中での日語の漢字、特にインターネットでの文字コードの問題を考える。 そもそも文字はとは何であるか、から考える。 当に「(新)常用漢字表」なるものが必要なのか、その根底から考えてみよう。 などのコン