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TechnologyとScienceに関するFeZnのブックマーク (37)

  • 朝日新聞デジタル:「光より速いニュートリノ」実験グループ幹部辞任 - 科学

    「光より速いニュートリノを観測した」との実験結果を発表した国際研究グループOPERA(オペラ)の代表ら2人が辞任したことが分かった。2日付英科学誌ネイチャーのウェブサイトが伝えた。  同グループは昨年9月に超光速ニュートリノの観測を発表したが、発表直後から反論が続出。ネイチャーの報道によると、研究グループで内紛が数カ月続き、3月末に2人の不信任投票が行われた。不信任票は代表などを辞めさせるのに必要な3分の2には達しなかったものの半数を超え、2人は自発的に辞任した。  グループは2月、実験に使った時計とケーブルについて、実験結果に影響する可能性がある「問題」があったと認めていた。

  • 壁面を垂直走行するロボットを開発、ヤモリがヒントに カナダ

    カナダのサイモンフレーザー大学(Simon Fraser University)が開発した壁面を垂直走行する車型ロボット(2011年10月31日公開)。(c)AFP/IOP PUBLISHING /SMART MATERIALS AND STRUCTURES 【11月1日 AFP】カナダの研究チームがヤモリにヒントを得て、吸盤や接着剤を使わずに壁面を垂直走行できる小型のキャタピラ付き車型ロボットを開発し、その詳細を1日の英専門誌「Smart Materials and Structure」に発表した。 ヤモリの足裏には数百万もの超微細な毛がはえている。これによって、壁面との間にファンデルワールス力(van der Waals force)として知られる分子間引力が働き、ヤモリは自由自在に壁面を動きまわることができるのだ。 同誌によると、このロボットの重さは240グラム。キャタピラはヤモリ

    壁面を垂直走行するロボットを開発、ヤモリがヒントに カナダ
    FeZn
    FeZn 2011/11/11
    ファンデルワールスりょく!
  • 次世代スーパーコンピュータ「京」世界一の意味

  • asahi.com(朝日新聞社):電子「1個だけ」移動成功 量子コンピューターへの一歩 - サイエンス

    印刷 電子を「1個だけ」送るしくみ  半導体の基板上で、電子を1個だけ取り出し、その磁気の向きを維持した状態で別の場所に送ることに、東京大の樽茶(たるちゃ)清悟教授らのチームが成功した。膨大な計算をこなせる「量子コンピューター」の基礎技術につながる可能性がある。世界初の成果で、22日の英科学誌ネイチャー電子版で発表する。  樽茶教授はフランスの研究者らと、半導体の基板に金属で微細な電子の通り道を作った。その一端に電圧をかけ、そこにある電子1個を残してすべて追い出した。次に半導体を振動させて波を起こして、それに電子を乗せて基板の反対側の端に送った。  実験では、電子が持つ磁気の向きが乱れ始める時間の数十分の1の短時間で電子を送れた。電子の磁気の様々な向きで膨大な情報を表現、これを処理して高速計算を実現しようという量子コンピューター構想がある。周りに電子があると、影響を受けて磁気の向きはすぐに

    FeZn
    FeZn 2011/09/27
    うおお。マジですか?!
  • お知らせ : 京都新聞

    File Not Found. 該当ページが見つかりません。URLをご確認下さい。 お知らせ 事件・事故のジャンルを除き、過去6年分の主な記事は、インターネットの会員制データベース・サービスの「京都新聞データベース plus 日経テレコン」(http://telecom.nikkei.co.jp/public/guide/kyoto/)もしくは「日経テレコン」(社・東京 http://telecom.nikkei.co.jp/)、「ジー・サーチ」(社・東京、 http://www.gsh.co.jp)のいずれでも見ることができます。また、登録したジャンルの記事を毎日、ネット経由で会員に届ける会員制データベース・サービス「スカラコミュニケーションズ」(社・東京、http://scala-com.jp/brain/) も利用できます。閲読はともに有料です。 購読申し込みは下記のページから

    FeZn
    FeZn 2011/06/01
    取り敢えずゼロではない。けれど実に興味深い。新聞記者さんはサイエンスの勉強をして欲しい。まる。
  • asahi.com(朝日新聞社):はやぶさ、次は安心の旅に 14年に後継機打ち上げ - サイエンス

    はやぶさ2のイメージ図。小型の衝突装置を搭載し、小さなクレーターを作り、地下の試料採取も目指す=JAXA提供  宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12日、小惑星探査機「はやぶさ」の後継機となる「はやぶさ2」について、2014年に打ち上げると発表した。地球と火星の間の軌道にある小惑星「1999JU3」へ18年に到着し、20年の地球帰還を目指す。  惑星への滞在期間もはやぶさの約3カ月から1年半に大幅に延ばした。前回、着陸失敗や機器のトラブルに見舞われたことを教訓とし、一つ一つの作業時間に余裕を持たせたという。  目指す小惑星は有機物や水が含まれ、約46億年前に地球が誕生する前の状態と近い物質があるとされる。そうした物質を回収、分析することで、太陽系の形成や生命の起源に迫れる可能性があるという。  計画責任者の吉川真准教授は「技術的には、はやぶさのようにドラマチックにならないよう、当たり前のよ

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    FeZn 2011/05/24
    「当たり前のように行って戻ってくることを目指したい」
  • 牛乳の賞味期限が10日から数カ月に。71歳社長、殺菌技術で特許+(1/2ページ) - MSN産経ニュース

    品を加熱せずに無害で殺菌できる技術を、還暦を過ぎて起業した大阪のベンチャー会社社長が開発し、特許を出願した。「高電界」と呼ばれる環境を常温で安全に作り出す仕組みで、牛乳なら風味を損なわずに賞味期限を数カ月に延ばせるという。年内の実用化を目指し乳業メーカーなどと装置を共同開発中で、賞味期限の短い品の輸出機会が拡大するなどの効果が期待できそうだ。 大阪市此花区の機能性セラミック製造業、アキュサイト=井川重信社長(71)=が開発した。井川さんは中山製鋼所の元取締役で、定年退職後の61歳で起業。製鉄の経験と知識を生かしセラミックを用いた浄水器などを製造しており、ミネラル水の自動販売機をこれまでにスーパーなどへ約150台販売している。 井川さんは既存の殺菌・滅菌技術に対し、「水道水の塩素は人体の免疫自体を弱め、プラズマは高価なうえ、有害なオゾンを発生する」などと懸念していたという。そこで大きな電

  • 近い将来コンピュータは「バネ」で計算する!? NTTが1個のバネだけで論理回路を実現する技術を開発

    近い将来コンピュータは「バネ」で計算する!? NTTが1個のバネだけで論理回路を実現する技術を開発2011.02.23 22:305,876 桁違いに消費電力の低いコンピュータが実現!? NTTが板バネを振動させるだけで複数の論理演算を同時に実行できる新しいデジタル演算手法を開発したそうです。従来のコンピュータでは簡単な計算にも複数のトランジスタが必要でしたが、この度開発された技術は1個の微細バネで20個以上のトランジスタを連結した回路と同等の演算機能を実現するというもの。1個の基素子のみで論理回路を構成できる可能性のある世界初の技術です。 この技術を用いれば、トランジスタを用いたものに比べ100分の1以下の消費電力で演算できるコンピュータをつくれる可能性があります。 複数のデジタル情報を異なる周波数で板バネに入力すると、新たな周波数の振動が出力されることを利用して演算するんだとか。とり

    近い将来コンピュータは「バネ」で計算する!? NTTが1個のバネだけで論理回路を実現する技術を開発
  • asahi.com(朝日新聞社):宇宙ごみを漁網で一網打尽 広島の老舗とJAXA開発中 - サイエンス

    宇宙ごみにとりつける「導電性テザー」を持つ日東製網の尾崎浩司さん=広島県福山市、吉田写す    人工衛星の残骸など、地球の周りに増え続けて問題化している「宇宙ごみ」に、長さ数キロの「網」をつけて大気圏に突入させ、燃やしてしまおうという試みが、広島県の老舗漁網メーカーと、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の間で進められている。  昨年創業100周年を迎えた「日東製網」(福山市)がJAXAと共同開発中の「宇宙ごみ除去システム」。  まず、金属で編んだ長さ数キロの「導電性テザー」と呼ばれる細長い網を「捕獲衛星」に積み、ロケットで打ち上げる。軌道に乗った後、衛星のロボットアームを使って宇宙ごみに網を取りつけ、アームの先端を切り離す。  網は地球のまわりを周回することによって電気を帯びる。これが地球の磁場と影響し合って、徐々に高度を下げさせる力となり、大気圏にごみごと再突入して、最終的に燃え尽きるとい

  • 光と熱、どちらからでも発電…新素子を初開発 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    光と熱(温度差)のどちらからでも電気を作り出せる発電素子を、富士通研究所が開発した。1種類の素材だけで光と熱の両方から発電できる装置は世界初という。 体の状態をチェックする健康モニターなど、24時間動く必要のある小型機器の電源として、数年後の実用を目指す。 素子の材料は、ポリ3ヘキシルチオフェンという有機化合物。光を受けたり、温度差が生じたりすると、電気を出す性質がある。プラスチックフィルム(縦4センチ、横5センチ)の上にこの化合物の膜を作り、フィルムを4枚つなげたところ、室内の光で1000分の1ワット、20〜50度の温度差で1億分の1ワット程度の電力が発生した。

  • asahi.com(朝日新聞社):ブルーレイ100倍の記録可能に 光で色変わる分子開発 - サイエンス

    わずかな光で色が変わる「光センサー分子」を奈良先端科学技術大学院大の河合壮(つよし)教授らが開発し、7日発表した。この分子で録画用ディスクを作ると、地上デジタル放送が6時間録画できる現在のブルーレイの100倍以上の記録が可能で、書き込みに必要な電力も100分の1以下に抑えられるという。  光センサー分子は、光が当たると色や形が変わる。河合教授らは人間の目の中にあるセンサー分子に注目。どんな形が、光と反応しやすいか探った。その成果を生かし、ほぼ100%光と反応する分子を作ることができた。  これまでのブルーレイなどはレーザーの熱で分子を変化させて記録する。そのため、大きな電力が必要で、記録に時間もかかる。  今回の分子は、熱でなく光に反応するのでほとんど無駄がなく、電力は100分の1以下、読み書きの速さも10倍以上になるという。また、この光センサー分子は理論的には100層にも重ねて使うことが

  • asahi.com(朝日新聞社):ワープって出来る?「時空の抜け道」名大教授が検証法 - サイエンス

    SF小説でおなじみのタイムトラベルや、離れた場所に瞬間移動するワープ航法につながるとされる時空の抜け道「ワームホール」が、実在するか検証する方法を、名古屋大学太陽地球環境研究所の阿部文雄准教授(宇宙物理)が編み出した。米科学誌に論文が掲載された。  ワームホールは、アインシュタインらが1935年に初めて導入した理論上の存在。人間が穴を通り抜けられれば、光速を超えて移動したり、過去や未来に行けたりできるという説も唱えられている。だが、実際に存在するかどうかを検証する方法がなかった。  阿部准教授は、地球から離れた星の手前を、別の天体が横切る際、その天体の質量の影響で星の光がゆがんで進むことにより、地球から見た星の明るさが一時的に強まる現象「重力マイクロレンズ」に着目した。この場合、天体が離れれば光は元に戻る。  一方、質量はないが、天体と同様に周辺の時空をゆがめるとされるワームホールについて

  • asahi.com(朝日新聞社):あかつき、寄り道を検討 金星再挑戦までに小惑星観測 - サイエンス

    金星を回る軌道に入れなかった探査機「あかつき」について、宇宙航空研究開発機構が、現在の軌道を微修正して金星周辺の小惑星も観測させる方向で検討していることがわかった。金星の周回軌道投入に再挑戦するのは6年後で、技術的にも燃料の残存量からみてもギリギリ。その間を有効に活用する道を探ることにした。地球の軌道より太陽に近い軌道の小惑星は、主な探査機による観測記録がなく、観測できれば貴重なデータになる。  宇宙機構の関係者によると、すでに見つかっている金星周辺にある複数の小惑星のうち、二つを観測できる可能性があるという。あかつきの軌道をどう変えればその小惑星にうまく近づくことができ、その後さらに金星に向かえるか、など詳しい軌道計算を進めている。  金星近くの小惑星は太陽の光や熱を多く受けている。このため、表面の成分にどんな影響が出ているか注目されており、小惑星の近くを通り過ぎながら撮影することで成分

  • はやぶさ後継機、満額30億円…来年度予算案 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    政府は、小惑星探査機「はやぶさ」の後継となる「はやぶさ2」の開発費について、文部科学省が要求していた30億円を2011年度予算案で満額認める方針を決めた。 はやぶさ2の開発費は、今年度予算で17億円の要求が3000万円に削減され、目標とする14年打ち上げが危ぶまれていた。満額確保により、計画実現に向け大きく動き出すことになる。 はやぶさ2は、有機物に富むと考えられている小惑星「1999JU3」から試料を持ち帰り、生命の起源を探る。総開発費は148億円。14年に打ち上げれば、18年に小惑星に到着し、20年に地球に帰還する。 文科省は歴史的な快挙を成し遂げた「はやぶさ」の技術を発展させ、日の宇宙開発の技術力を世界に発信したいとしている。 目標とする小惑星と地球との位置関係から、14〜15年に打ち上げないと、次の機会は10年近く先になる。

    FeZn
    FeZn 2010/12/24
     おぉっ。満額OKか。
  • 低消費電力で超高速コンピューターが実現する可能性も、「トポロジカル絶縁体」となる新物質が発見される

    固体には金属、絶縁体、半導体、超伝導体といった状態が存在しますが、内部は電流を通さない絶縁体であるにもかかわらず、表面は電気を流す特徴を持つ「トポロジカル絶縁体」という新たな状態が発見され、近年注目を集めています。 そして東北大学や大阪大学などによって、「トポロジカル絶縁体」となる新たな物質が発見されました。 「トポロジカル絶縁体」の表面では電子が従来の物質中よりも格段に動きやすく、不純物にも邪魔されにくいため、将来的にはこの技術を応用することで、今まで以上に低い消費電力と高い演算性能を実現したコンピューターの登場なども期待されています。 詳細は以下から。 河北新報 東北のニュース/「トポロジカル絶縁体」の新物質を発見 東北大共同研究 河北新報の報道によると、大阪大学などと共同研究を行っている東北大大学院理学研究科の佐藤宇史准教授(固体物理学)らの研究グループが、結晶内部は電流を通さない絶

    低消費電力で超高速コンピューターが実現する可能性も、「トポロジカル絶縁体」となる新物質が発見される
  • 超電導ケーブル、ついに実証実験へ:日経ビジネスオンライン

    山田 久美 科学技術ジャーナリスト 早稲田大学教育学部数学科出身。都市銀行システム開発部を経て現職。2005年3月、東京理科大学大学院修了(技術経営修士)。サイエンス&テクノロジー技術経営関連の記事を中心に執筆活動を行っている。 この著者の記事を見る

    超電導ケーブル、ついに実証実験へ:日経ビジネスオンライン
  • タッチ感じる人工皮膚、米大学が開発

    圧力を感知する人工皮膚を、米カリフォルニア大学バークリー校が開発した。触覚を持つロボットの実現に一歩近づいたといえる。 同校が開発した人工皮膚「e-skin」は7センチ四方の大きさで、0~15キロパスカルの圧力を感知することができる。これはキーボードのタイピングやものを握るといった日常的な動作で使う力と同等だ。 触覚を持つ人工皮膚は、ロボット工学の重要な課題である「力を調整してさまざまなものをつかんで操作できるようにする」という問題を解決する役に立つ。例えば、ロボットが卵やグラスのようなものを、壊さないように優しく、かつ落とさないようにしっかり持つといったことが可能になる。 e-skinは、ゲルマニウムシリコンの微細なワイヤーを柔軟性のあるフィルム上に格子状に配置し、感圧センサーを配している。円筒形のドラムの外側にナノワイヤーを形成し、ドラムをフィルム上で転がして、フィルムにワイヤーを付着

    タッチ感じる人工皮膚、米大学が開発
  • 紙飛行機を宇宙から飛ばしても燃えないのはなぜ? - 日経ものづくり - Tech-On!

    初っぱなから第1問。高度約400kmの軌道を周回する宇宙ステーションから地球へ向けて紙飛行機を飛ばしたら,紙飛行機はどうなるか。次の三つから選んでほしい。 (1) 大気圏突入時に燃え尽きる (2) 宇宙のかなたに消えていく (3) 紙飛行機のまま地球に帰還する この答えが(3)であることを証明する日が近づいている。日折り紙ヒコーキ協会,東京大学,宇宙航空研究開発機構(JAXA)などは共同で「折り紙ヒコーキによる宇宙からの帰還プロジェクト」を推進中だ。目的はズバリ,宇宙から飛ばしても燃えずに地球にたどり着く“スーパー紙飛行機”の作成である。このほど,そのスーパー紙飛行機が完成した。2009年秋以降,この紙飛行機を物のスペースシャトルに乗せ,日人宇宙飛行士の手から地球に向けて飛び立たせてもらおうと,現在,関連機関に交渉しているところだ。 ここで,第2問。スーパー紙飛行機の設計には,燃えず

    紙飛行機を宇宙から飛ばしても燃えないのはなぜ? - 日経ものづくり - Tech-On!
  • asahi.com(朝日新聞社):衝撃的に素朴な1人乗りロケット試作機、打ち上げへ - サイエンス

    人形を載せた宇宙船。先端は透明なカバーで360度見渡せる=トーマス・ピーダースン氏撮影発射台にたてられた宇宙船「ティコ・ブラーエ」=トーマス・ピーダースン氏撮影  ミサイルのような1人乗り有人ロケットの試作機が、9月2日にもデンマーク沖のバルト海で打ち上げられる。今回は人形を載せた高度30キロのテスト飛行だが、高度100キロを超える飛行能力を持つ。数回のテストを重ね、安全性が確認できれば有人で打ち上げる。成功すれば、宇宙に独自に人を送った国として、旧ソ連や米国、中国に続き、デンマークが4カ国目になる。  米航空宇宙局(NASA)の元技術者らの民間団体が開発した。小型ロケット「HEAT―1X」で、宇宙船「ティコ・ブラーエ」を打ち上げる。船名は16〜17世紀の同国の天文学者からとった。  全長は約10メートル、直径約60センチ。飛行士は先端の透明なカバーに顔をのぞかせるようにして立って乗る。個

  • 鉄鋼のように強い汎用プラスチックの創製

    <研究の背景と経緯> 高分子材料は軽量・安価・高成形性といった利点から広く利用され、世界年産約3億トン弱にも達する重要な材料です。しかし、強度や耐熱性などの材料特性が金属などより著しく劣るために高度な性能要求に応えることができません。その原因は、結晶にならない部分の比率(非晶率注4))の高さにあります。結晶性高分子は長いひも状分子ですが、融液(液体)中で毛玉のように互いに絡み合う部分が多いために、これらが薄い板状結晶にしかなれず、非晶と結晶が層構造を成し「球晶」というゴルフボールのような結晶体になります(図1)。つまり、球晶内には結晶にならず、固化しただけの非晶が半分以上残ってしまうのです。そこで世界中の科学者たちは結晶化度注5)増大の方策を探求してきましたが果たされず、現在に至っています。その難点を補完するために、高強度と高耐熱性などを特長とするスーパーエンジニアリングプラスチック(スー