テレビや新聞で報じられていたように、台風9号による大波とうねりのために、大磯町〜小田原市を結ぶ総延長距離約20.5kmの西湘バイパスは、大磯西インターと二宮インターの間で道路が崩落し、現在通行止めとなっている。今回は、ややコラムの趣きとは異なるが、国道1号線とともに湘南番外地エリアに欠かせない存在である生活道路の一日も早い復旧を祈りつつ、その崩落現場をレポートする。 いつもの台風だと思っていたのに 9月6日に時速15〜20kmで少しずつ神奈川へ近づいてきた台風9号は、日付が変わった7日の午前2時前ごろ、小田原に上陸。神奈川に上陸することは珍しいことではあったが、ぼくは平常どおり仕事を続けていた。大雨と大波で家の雨戸は激しくガタガタ揺れていた。でも、台風の夜なんていつもそんな感じだったし、どうせ朝までには何事もなく通り過ぎて終わるだろう、と思っていた。 台風が上陸する前日、9月6日の海は風が