“地球丸ごと3Dデータベース”ことグーグルアース(Google Earth)は今や、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)やCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)などで不可欠なツールになってきた。そのプロ版は年間399ドル払う必要があったが、1月から無料化された。建設関係者にとって朗報だが、無料サービスに依存しすぎるリスクを回避する対策も必要と言えそうだ。 グーグルアースは建設関係者にとって便利なツールだ。設計した建物や土木構造物の3Dモデルをグーグルアースの空間に置くだけで景観シミュレーションを行ったり、グーグルアースから地形のデータを抜き出してCIMソフトで地形の3Dモデルを作ったりすることが簡単にできる。 これまでは無償のグーグルアース(以下、通常版)のほか、年間399ドルが必要なグーグルアース・プロ(Google Earth Pro。以下、プロ