94年の中間選挙では、共和党の掲げた公約「アメリカとの契約」が同党の歴史的勝利に大きく貢献したと言われている。だが現実はもう少し複雑だ。民主党の牙城だった南部の票が94年に大挙して共和党へ流れた原因はいくつもある。そもそも中間選挙で政権政党が議席を減らすのは米政界の常識だ。 当時の共和党は「契約」など書かずとも楽勝ペースだったし、もちろん契約の中身のほとんどは実現しなかった。アメリカでは権限が分散されていて、野党が上院で総議席数の5分の3(60議席)の安定多数を占め、事実上どんな法案を通すことができる場合でも、別な政党に属する大統領が拒否権を発動できるからだ。 だが政治の世界では、具体的な政策目標の達成と政治的な成功は直接には結び付かない。そういう意味では、94年の「契約」は立派に成功だったと言える。 ではアメリカの有権者は、9月23日に発表された共和党の「アメリカへの誓約」をどう考えるべ
アメリカの保守派や共和党は他人の学歴には懐疑的で、経済エリートは認めるくせに文化エリートに対して軽蔑的な態度をとる。特にバラク・オバマ大統領と彼が要職に起用した人々の輝かしい高学歴などは我慢ならず、いつもさげすんでいる。 それだけに、サラ・ペイリン元アラスカ州知事や保守派の草の根団体ティーパーティーの支持で共和党の上院議員候補(デラウェア州選出)に選ばれたクリスティン・オドネルが3度目の学歴詐称を指摘されたのは、まさに皮肉。ワシントン・ポスト紙のグレッグ・サージェントはこう書いている。 オドネルはSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のリンクトインの自己紹介ページで、自分が通った学校の1つに「オックスフォード大学」を挙げ、「新世紀のポスト・モダニズム」を学んだと書いている。 しかし、それはフェニックス・インスティチュートという教育機関が単にオックスフォード大学の敷地を借りて実施し
[冬季国スポ2024 スキー・新潟県勢]"衰え"に逆らい前半から全力、39歳目崎才人(高田自衛隊)が6位・距離成年男子C5キロクラシカル 成年女子B5キロクラシカルは小島千香世8位
民主、歴史的な大敗=下院で共和60超躍進−大統領、厳しい再選戦略・米中間選挙 民主、歴史的な大敗=下院で共和60超躍進−大統領、厳しい再選戦略・米中間選挙 【ワシントン時事】オバマ米政権の任期前半の評価が問われた中間選挙は2日、全米各地で投開票が行われた。経済政策を中心に高まった政権への不満が与党・民主党への強い逆風となり、下院で共和党に60議席以上の躍進を許す歴史的大敗を喫した。共和党の下院過半数奪還は4年ぶり。民主党は上院で辛くも過半数を死守したが、与野党伯仲の状況となった。 議会での優位を失ったことで、オバマ大統領は共和党の意向にも配慮した綱渡りの政権運営を強いられる。2012年の次期大統領選に向け、新たな実績づくりを思い通りにできないなど、厳しい再選戦略を余儀なくされる。米議会に上下両院の「ねじれ」が生じるのは5回目で、01年以来。 米メディアによると、全435議席改選の下院で
ワシントン(CNN) 2日の米中間選挙で共和党が下院の過半数を制する情勢を受け、オバマ米大統領はホワイトハウスから共和党のベイナー下院院内総務らに電話をかけ、今後の連携を呼び掛けた。 ベイナー氏は次期下院議長への就任が有力視されている。ベイナー氏の事務所によると、同氏は大統領と「短時間ながらも和やかな会話」を交わし、これまでと同じ率直な姿勢で、雇用創出と歳出削減をはじめとする重要課題で大統領に協力することを確認。「国民もそれを望んでいる」と述べた。 ホワイトハウスは、電話中のオバマ大統領がネクタイを緩めてシャツの袖をまくり、くつろいだ様子で話す写真を公開した。 ギブズ大統領報道官らによると、大統領は共和党のマコネル上院院内総務、民主党のペロシ下院議長らにも電話をかけた。 ホワイトハウス関係者によると、大統領は3日未明にかけ、テレビ報道や補佐官らが伝えるデータなどを注意深く見守り続けた。下院
【ワシントン草野和彦】米中間選挙での共和党の躍進は、オバマ大統領の核軍縮・不拡散政策に深刻な影響を及ぼす可能性がある。ロシアと今年4月に調印した新戦略兵器削減条約(新START)を巡り、発効に必要な上院の批准に困難が予想されるためだ。新STARTは、大統領の「核兵器のない世界」構想の推進力であり、その停滞は、国際社会に協力を求めてイランや北朝鮮に核放棄を迫る説得力を、失いかねない恐れがある。 上院(定数100)での批准には3分の2以上の67人の賛成が必要だが、民主党は改選前の59人(無所属2を含む)から議席を減らした。共和党内には核戦力低下などへの懸念も根強く、大統領は選挙前「5~7人なら取り込めるが、20人は無理だ」と発言。選挙結果が反映される来年1月からの新会期前の批准を逃せば、批准の困難さは増す。 大統領は、今年5月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議などで、新STARTを米国の核軍
アメリカ・オバマ政権の事実上の信任投票となる2日投開票の中間選挙は、開票が続いている。与党・民主党の歴史的な大敗が確実になり、オバマ大統領にとって、厳しい選挙結果となった。 NBCテレビによると、日本時間3日午後5時現在、議会の下院では、野党・共和党が過半数の238議席を獲得した。オバマ大統領の与党・民主党は183議席にとどまり、4年ぶりに与野党が逆転した。一方、上院では、民主党が議席を減らしたものの、非改選議席と合わせて51議席となり、かろうじて過半数を死守した。 民主党は、下院では60議席以上を失い、上院ではかろうじて過半数を維持したが、議会はいわゆる「ねじれ」となった。選挙結果は、約60年ぶりの「歴史的大敗」と大きく報じられている。大敗の原因は、一言でいうと「オバマ大統領への不満が爆発したこと」に尽きる。オバマ大統領は大規模な経済対策を打ち出してきたが、思うように効果は上がらず、国民
米コロラド(Colorado)州で開かれた民主党の全国党大会で手を振るビル・リチャードソン(Bill Richardson)ニューメキシコ州知事(2008年8月28日撮影、資料写真)。(c)AFP/Stan HONDA 【11月3日 AFP】米中間選挙と併せて2日に実施された米ニューメキシコ(New Mexico)州知事選で、ヒスパニック系女性のスサナ・マルティネス(Susana Martinez)氏(共和党)が当選を確実にしたと、米CNNとNBCが報じた。ヒスパニック系女性州知事が誕生すれば米国で初めて。 現職は民主党のビル・リチャードソン(Bill Richardson)知事。マルティネス氏が勝利すれば民主党はニューメキシコ州の知事を失うことになる。(c)AFP
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