菅首相(民主党代表)は22日、首相官邸で国民新党の亀井代表と約45分間会談し、先の通常国会で廃案となった郵政改革法案を、社民党の協力も得て早期成立させることで合意した。 亀井氏は消費税率引き上げの議論より景気対策を優先するよう要請し、首相も一定の理解を示した。与党党首会談は参院選後、初めてだ。 会談は菅首相が呼びかけ、仙谷官房長官と民主・枝野、国民新・下地の両党幹事長が同席した。 亀井氏は、首相が言及した消費税率引き上げに関し、「増税よりも景気対策をきちんとやり、デフレスパイラルから脱することに全力を挙げるべきだ。財務省に振り回されてはいけない」と述べた。これに対し、首相は「強い経済、強い財政、強い社会保障が大事だ。そのスタートはデフレを脱却して強い経済をつくることだ。スタートラインは共通しており、大事にやっていきたい」と応じた。 両氏は衆参で多数派が異なる「ねじれ国会」の中、来年度の予算