福岡県議80人(辞職者含む)がこの3年間で、のべ49カ国を視察・訪問し、少なくとも9649万円の税金が使われたことが2日、日本共産党県議団の調べで分かりました(表)。県議会事務局が同県議団に示した資料は2007年8月から10年4月にかけての分。視察先は北米、南米、北欧、東南アジアなど36コースにのぼります。真島省三県議が記者会見で明らかにしました。 1人の議員が、最高8コースまわるなど、のべ203人が渡航しています。会派別では、自民党県議団がもっとも多く、辞職した県議を含むのべ126人が渡航。民主・県政クラブ31人、緑友会23人、公明党21人と続きます(いずれものべ人数)。 本当に「視察」なのか疑わしいものもあります。 08年7月12日から20日まで、自民党県議9人が「世界遺産の管理、環境及び空港等視察」目的でオーストリア、ハンガリー、クロアチアなど4カ国を訪問した事例。 日程表によると、